合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

美しい武道それが合気道《明月会ブログです》

鴻心館15周年記念ブログ 第 ♪ 11号

2017年01月26日 | 合気道
《無心》


 渓流でのアマゴ(アメノウオ)釣り

 ※和歌山県では、"コサメ"とも呼びます、雨の日によく釣れることから

 釣れた瞬間、手元の感触でもって

 魚がどんなサイズか分かります。

 その感触、竿の重みで

 サイズの良いのや大物だと直感分すれば
  
 「ああしょうか、こうしようか」なんて取込みに慎重になり

 瞬間どうして安全にキャッチするか迷います、躊躇したりします。

 

 心を止めて(止心=居着き)一瞬でも考えてしまったら

 バラシの原因となったりします。

 つまり

 アマゴの姿が見えなくても慌てず

 竿の調子に合わせて何も考えずに

 瞬時にこちらの技が出せれば

 「ゲット、キャッチ」できます。

 これが「無心の技=引き抜きの取込」です。


 経験を積めば誰でも

 上手く取り込もうと思わず

 バラスことも臆せず

 アマゴの動きに臨機応変に応じて
 
 「引き抜きの取込」"技"が出せるのですが

 人間、その大事な刹那に

 あれこれ考えたり、迷ったりするものです。(欲がでます)

 そこで心が止まり

 余計な力、テンションが竿にかかってラインが切れてしまい

 バラ(魚に逃げられる=負け)してしまいます。

 武道でも釣りでもですが

 居つきは一大テーマです。




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