《成長している》
今、勤務している学校でも、昨年やその前の年の学校でも言えることですが
小学生というのは実に日に日にというか、学期ごとにみられる成長に著しい
ものがあります。
この感じは体験してこそわかります。
また子どもを教えていて大事だと思うのは、常に成長するものだと
成長進行形だと先生は理解して
何事も教えていく態度だと。あらためて経験からわかってきました。
ある事を手取り足取りして教えていたかと思えば、何も手を貸さなくてもある日出来たり
します。
依存という言葉がありますが、基本的に教育現場では子供は依存したりしません。
だって、それじゃ「楽しくない」。それが分かっているからです。
先生から特別扱いをしてほしいと、小学生たちは皆だいたいが思ってます。
だから、子供は甘えられそうな先生を確実に見分けます。
そんな強かな一面をも持って強かに生きている。それが子供です。
可愛いと、孫を可愛がるお爺さんやおばあさんの態度は百害あっても
・・・それが現実です。
ある意味ですが厳しい祖父母がいる家庭の子どもは、態度を見ていて納得いくものがあります。
(100%ではないのですが)
だからこそ
小学生なんかの子どもは甘やかして、いいことはまず無い。
これは学校で働いて身に染みて感じるところです。
この間無くなられたあの有名人ではありませんが「ダメなものはダメ」
という姿勢が当たり前。これが教えるものの姿勢。
武道の審査でも、進級・昇段審査で落ちることも
「ダメなものはダメ」と教えているのです。
ただ、落とした以上は、何がダメだったのか諭さないと退会してしまいます。
この間、ある昇段審査会に立ち会いましたが
成人の女性三段位受験で落ちました。四段でもぽろぽろ落ちています。
その三段受審者は、技はしっかりしていたのですが他の事由で不合格になりました。
鴻心館でも同じところを大体見ています。
やはり●●本位や礼節がかけている場合などでも落とします。
演武大会も当日の成績だけでうちは評価しません。
落としてあげるのも、賞をとらさないのも一つの勉強(ステップアップ)だと
他の武道を通じて改めて教えられ再認識させられました。