合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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日常護身体

2014年07月24日 | 雑記
☆当会、第二ホームページより

日常護身体とは、「日常社会生活的護身運動体」の略で=Life&Self Protection
(にちじょうごしんたい)とは私の武術造語です。日々の生活の中で起こる小事件、小事故
軽微な出来事から自分や大切な人、見ず知らずの他人をも守れる(=防御、防衛)身体のこと。
その基礎となる動きや身体を稽古で最低限創くります。


 昨日の中百舌鳥道場でやりました運動も、日常護身体作りの一つです。
学校には防犯用の棒やさすまた(刺股)が置いてあります。
私の勤務する小学校にもあります。職員室においています。

 ナイフを持った人間がフラフラと入ってきたとき
 学校なら刺股を持って先生が相手を威嚇して防衛します。

 また、近くにさすまたがない場合は、手の届く範囲のもの、椅子やらやかんやら
 を投げたりして防御します。
 
 なにも武道の短刀取りとかを使わなくても出来る事、選択肢はたくさんあります。
  
 さてココです。じゃあ不審者が暴れだした、向かってきた、ナイフを構えて人を追いかけ
 ている・・・
 
 椅子を投げる、ほうきやさすまたで防戦する、その時体力は十分でしょうか?
 イスを数分間~投げ続けられますか。
 さすまたで本当に相手の動きを止められますか? 威嚇し続けられますか?

それには絶対にある程度の体力(月並みな言い方ですが)が必要です。
 プロレスラーやプロ・アマチュア野球選手、柔道家のような体力ですか?
ちょっと違いますね、誰が考えても。

 日常生活ができる体力 +αで良いと私は考えています。
 コノ+αのところ道場でやります。

 大阪教育大学附属池田小学校での刃物の男の刺殺事件がありました。
 低学年の児童が狙われました。
 低学年とは1年生~2年生です。
 そんな子たちは教室のイスを投げ続ける事は残念ですが出来ません
 日常生活では弱者だからです。 
 この場合は大人が守り、もっと言えば学校のガードが今レベルのよ
 うにカメラがあり校門は締められ、監視員が常駐していたら
 状況は変わっていたと考えられます。
 私もその事件の頃は仕事上学校に出入りしていましたので、門は開けっ放しで
 あったりまえ、当然、カメラや鍵はなし、誰でも比較的自由に学校にはいれたものでした。
  
 さて、日常護身体です。
 
 相手がナイフを持って向かってきたとき、武道武術経験がないとしましょう
 (武道経験があってもそうですが)
 その時まずは、そのあたりのモノを投げることになります。
 相手は片手がナイフを掴んでいて使えない分、こちらは両手が空いていますから
 自転車でもブロックでも傘、カバン、植木鉢など何でも手当たり次第投げて防戦
 できます。
 
 ココをもっと突っ込んで考えてみれば
 ・モノを掴む
 ・モノを投げる
 ・自分がふらつかない体力(足腰の力)
 ・相手をしっかりと捉える眼力
 ・走って逃げる、応援を呼ぶ、交番や近くの民家に駆け込む脚力
 
  日常生活では、掴む・投げる・足腰・目でモノを見る・走る等
  の運動を行っていますね。
  これらの運動をちょっと視点を変えて練習するその中味が+αです。
  練習というより訓練ですね。その練習をすることで身近な難儀、小さな災難
  からの護身・プロテクションを可能とする身体を創り、維持している状態の
  こと、それを
  日常社会生活的護身運動体と私はよんでいるだけです。

  「日常社会生活的護身運動体」は何を調べてもおそらく世に出ていません。
  私の造語ですから、HPやブログで初めて紹介したものですから知られていませんし
  その言葉を使っている人は私以外いません。

  
  護身というのは、待った無しデス。

  合気道や杖道、空手を習っているから、入門したその日、その月、その1年目
  初段だからそんなのとは関係なく、毎日レベル24時間レベルで護身(ちよっとした)
  を要する出来事は大小あります。

 
  
  

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