大阪府枚方市に住んでいます。
地球でのお仕事は、茶道教授&ピアノ講師。
目に見えない世界のお話が好きです。天秤座。
今日から1週間
私は夏休みです
(14日だけはお稽古ですが)
今年は
実家にも先日早々帰ったし
今月末には淡路島に出かけますので
この1週間は家で過ごします
淡路島では
諭鶴羽山に
登山をする予定です
そのウォーミング・アップのために
この1週間の夏休みに
早朝の散歩をすることにしました
1週間続くかどうかわかりませんが・・・
一応その計画です
朝は
やはり気持ちがいいです!
夜明け前
ハト
スズメ
大きなススキ?
日の出
小さなドングリ
カメ
何の鳥でしょうか・・・
いつもこの下を車で通っている橋
上を歩いたのは初めてかも。。。
少し目線が変わるだけで
日常が非日常になるような
楽しいお散歩でした
先日実家に帰った時に
昔の勉強部屋の本棚にしまってあった
日記帳を持って帰ってきました
小学4年の時に
父に買ってもらった日記帳です
表紙を開くと
今読んだら
気恥ずかしくなるような
熱のこもった言葉が
イラスト付きで書いてありました
書いてある内容は
学校であった事や
妹と喧嘩したり遊んだりしたこと
両親のこと
それから
おやつに何をいくつ食べたか・・・などなど
その他には
ピアノのことを度々書いていました
「わたしはピアノの先生になりたい...」
そんなことを書いたことなど
すっかり忘れていましたけど
大学を出て
他の仕事についた後
紆余曲折の末
40歳を過ぎてピアノ教師になり
この20年ほどの間に
数えてみたら
大人の方ばかりですが
120名ほどの方をご指導させていただきました
子供の頃の夢が
実現していたのだなあと
あらためて思いました
それにしても
茶道も教えるようになるとは
まったく思いもよりませんでしたけど。。。
お陰様で
月火金土ピアノ
水木お茶
という忙しくも充実した日々は
まだしばらく続きそうです
今朝
ピアノのレッスンに出かける前
ゴミを捨てようと
台所の裏口を開けたら
ドアのすぐ前の足元に・・・
この前
庭師さんが蜂の巣を駆除して下さったけど
まだ数匹
巣のあった辺りを飛び回っていました
そのうちの1匹でしょうか・・・
何かもの言いたげに
横たわっていました
わざわざ
私の目に触れるところまで来て
息絶えたのでしょうか。。。
ティッシュに拾い上げて
巣のあった木の近くに
穴を掘って埋めました
蜂を葬りながら
ふと思いました
これから
この場所を色々な人が通って
家に入って来られることになりますが
この蜂は土の中でずっと
それを見守ってくれるのかも・・・
ありがとう。。。 (-人-)
ガレージから玄関へのアプローチに
スカイロケットを列植しています
その一番手前の木に
先日直径15センチほどの
アシナガバチの巣が見つかりました
見つけてくれたのは
現在露地の工事でお世話になっている
植木屋さんです
勇敢にも
殺虫剤で退治して下さったのですが
その際
左腕と唇を刺されてしまったそうです
殺虫剤を噴射したら
ものすごい数のアシナガバチが
植木屋さんめがけて
飛び出してきたのだそうです
私は
幸いにもその場にいなかったので
後から話しを聞いただけですが。。。
植木屋さんが
大丈夫だったか
とても気になっていましたが
今日お元気な姿を拝見して
ほっとしました
それにしても
その場所は
私がしょっちゅう草を抜いていた所だったのに
蜂の巣があるなんて
まったく気づいていませんでした
不思議です。。。
因みに
蜂のスピリチュアルなメッセージを
検索してみたら
「夢が叶う」とか
「金運」など
幸せなメッセージが書かれていたので
ほっとしました
帰宅した翌日
さっそく
真菰を調理してみることにしました
緑の葉の部分を剥くと
中からやや柔らかい部分が出てきて
適当に食べやすく切って
さっとゆがいて
そのまま一つ口に入れてみました
歯ごたえなどは
シナチクや缶詰のホワイトアスパラに似ていて
案外クセのない味でした
色々な食べ方ができそうな気がしましたが
今日は冷蔵庫の中にあった
白味噌とごまペーストに
みりんと淡口醤油
そこに砂糖をほんの少し入れて
和え物にしてみました
お茶事の一品にも
使えると思いました
****************
さて
今回の菰野の旅は
真菰に導かれて
色々な方々の優しさに触れながら
大いなるものの不思議な力を感じる
スピリチュアルな旅となりました
道の駅の店員さん
EDOMAE悟の板前さん
ひろこさんとあけみさん
私の心が望むままに
導かれる場所へ連れていってくれた夫
深い心で見守り
導いてくださる大いなる存在
そして
この物語に共感し
最後までお読み下さったあなた様
そのすべてに心から感謝し
これからも
我が道にますます励んで参りたいと思います
*(^人^)*
「菰野富士」について検索してみると
標高は369メートルで
さくっと登れる
などと書かれていたので
スカートにTシャツ
靴も普通のカジュアルシューズでしたが
久しぶりの山歩きに挑戦することにしました
午前9時54分スタート
さすがに汗はかきましたが
25分ほどで頂上に到着しました
途中
一組の若いカップルとすれ違っただけで
私たち夫婦以外
他に誰も登っていませんでした
持っていったお茶を飲んでしばらく休憩し
そろそろ下山しようと思った時
60代か70代くらいに見える
二人連れの女性が
登ってこられました
「大阪から?」と声を掛けられました
駐車場にとめた車のナンバープレートを
見てきたようです
突然かばんから
冷たく凍らせたゼリーを出して
「おいしいよ!」と手渡して下さいました
今回の旅は
色々な物をもらうなあと思いながら
手をのばしていただきました
二人は地元の方で
毎日菰野富士に登り
ボランティアで掃除なども
しているのだそうです
私が
真菰のことが知りたくて
菰野に来たことを話すと
とても嬉しそうな顔をされました
お二人のお名前は
はる子さんとあけみさんでした
そして
「EDOMAE 悟」に行ったことを話すと
はる子さんは
なんとあの店のことをとてもよくご存じで..
というか
お父さんの頃からの親しい仲のようで
「悟ちゃん」のお店の話で
大盛り上がり!
そんな楽しい時間を過ごしていたら
あけみさんが
「ゴルフ場の近くで
真菰が栽培されていたのを見たことがあるよ」
とおっしゃいます
今年は植えてあるかどうかわからないけど・・・
と首をひねっておられましたが
私は
そこ是非行きたいです!
教えて下さい!
とさっそくゴルフ場への行き方を教えてもらい
真菰が植わっている(かもしれない)場所へと
向かうことにしました
→菰野道中記⑦
ふと目を覚ますと
窓の外がうっすら明るくなっていました
枕元にあった
エアコンのリモコンを見ると
時計の表示が6:34
もうお風呂に入れる時間だと気づいて
急いで飛び起きて大浴場へ行くと
なんとまだ真っ暗
あれれ?と思って
部屋に戻り
あらためて時計を見たら
まだ早朝の5時でした
エアコンのリモコンの時計が
狂っていたのでした
しかしもう
そのまま起きることにしました
しばらくして
太陽がのぼってきました
なにごとの おはしますかは 知らねども
かたじけなさに 涙こぼるる
西行の歌が
思い浮かびました
少しずつ高度をあげてゆく
旭日を眺めていると
ふと
このあたりの山が
なぜ「御在所」と呼ばれているのか
気になりました
スマホで検索してみると
あるサイトに書かれた文章に
目がひきつけられました↓
”天の機到来致します時、
救世神がこの峠頂に御降臨ならせられた後、
各地より、お菰を持ち旅をして一夜、
露滴を忍んで夜明けと共にお菰さんの上に座って
大神様を拝んで行く時が来る。
その日の為に菰野と言うそうです”
『富士の山一つでないぞよ
今の富士山大きいが崩れてしまう
菰富士大きくなるぞな
御在所山は世界の中心になるぞな
良く地図見てくだされよ』
(
「なぜ御在所岳なのか」より)
びっくりしました
今日(2019年8月3日)は
朝一番にロープウェイで
御在所岳に上ろうかと思っていたのですが
急きょ予定を変更して
すぐ近くにある
「菰野富士」に
登山することにしました
→菰野道中記⑥
菰野の旅館で一泊しました
館内にあった「水雲閣」は
昭和4年に建てられて
今は有形登録文化財になっているそうです
こちらは
泊まったお部屋の天井です
何気なく見上げたら
なんと
こんなところに
網代の落ち天井(下り天井)が!
この部屋で何の意味があるのかな?
よくわからないけれど
単なるデザインでしょうか?
そもそも
落ち天井の真菰に迫りたくて
ここまで来たのですから
なんだか不思議なご縁を感じました
平天井の板と板の間のところは花柄になっていて
あまり見たことのない雅びな感じでした
→菰野道中記⑤
道の駅菰野で
真菰のスイーツなど
真菰に因んだお土産を色々買い
EDOMAE悟で
真菰を使ったお料理をいただき
今回の旅における私の目的は
一応達成できました
というわけで
次は美術館・博物館おたくである夫が
行きたいという
桑名博物館へ向かいました
どんな企画展をしているか聞くと
「夏休み子ども企画 遷宮絵巻」
お茶に関係ないし
あんまり興味ないなあ...
と思いましたが
私の行きたい所だけ行くのも悪いので
一緒についていきました
伊勢神宮で20年ごとに行われる
式年遷宮の絵巻物が展示されていました
何気なく見ていたら
おや?
行列が松明の近くを通られる場面で
神様の前に
緑の筵が敷かれています
解説を読むと
なんとそれは
真菰で編まれた筵
なのだそうです
その上を
神様が通られた後
巻きとられるのだとか
それが書いてある場面だけでも
写真におさめたいと思いましたが
見ると
写真撮影禁止の札がありました
館内には他に誰もいなかったけれど
やはり
カメラを取り出すことは遠慮しました
そして
帰り際にふと
玄関に貼ってあるポスターを見ると
なんとそのポスターに
ちょうど私が写真を撮りたかった
真菰の場面が印刷されていたのです
受付に行って
「ポスターの写真を撮ってもいいですか?」と
お聞きしたら
いかにも困ったような表情で
首をひねっておられます
そこへ夫が
「ポスターは売ってないの?」と聞くと
「100円で売ってます」
それなら
ポスター買います!
というわけで
思いがけない場所で
またしても真菰に出会うことができたのです
それが
このポスターです
左下の写真に真菰の筵が描かれています↓
→菰野道中記④
道の駅で教えていただいた道を
車で10分ほど走ると
「EDOMAE 悟」
という看板が目に入りました
「江戸前」じゃなく
ローマ字だったんだ。。。
一見
何のお店かわからないような
教えてもらわなければ
見過ごしてしまうほどの
小さなお店でした
寡黙な板前さんと
どちらかというと
素人っぽい感じの女性の店員さんが二人
他に
お客は誰もいませんでした
真菰のお料理がいただけると聞いて
来たんですけど。。。
真菰を練り込んだ麺と
真菰を使ったデザートがついた
セットを注文しました
真ん中の麺に
真菰が練り込んであるそうです
真菰のデザート
「実は真菰のことが知りたくて
菰野に来たんです」
というと
「真菰 見たこと無いの?」
と言って
板前さんが
奥の方へ入っていきました
私は板前さんの後ろ姿に
思わず
「あのう・・
模型は見たことあるんですけど!」
ところが
板前さんが持ってきたのは
プラスチックの模型ではなく
ラップに包まれた
冷凍の
本物の!
真菰でした!!
またもや感激した私は
思わず
「これ写真にとっていいですか!?」
すると
板前さんが
「持って帰っていいよ!」
「ええっ!?か..買います!」
「いいから持って帰って」
なんと
本当に真菰を3つもいただくことに
なりました
よくよく話を聞くと
この板前さんは45歳
10代のころより
親父さんのもとで寿司の握り方を教わり
その後あちこちで修業し
ホテルで仕事を任されるようになり
ようやく3年ほど前に独立して
この店をオープンしたそうです
ところが
去年の夏に股関節を痛めて手術し
4ヶ月も店を閉めることになり
そのためにせっかく仕入れた真菰を
使うことができず
やむを得ず冷凍していたというのです
思いがけないプレゼントに
驚きましたが
このご厚意をありがたく頂くことにしました
薄緑の葉をむいて
中の白い所を食べるのだそうです
収穫したてであれば
生でも食べられるそうですが
冷凍しているので
キンピラのようにして
食べたらよいと教えてくれました
板前さんは
このお店を出したことで満足せず
将来はもっと山の上の
夜景の美しい場所に
理想のお店を持つ夢があるんだと
お話して下さいました
そのお店ができたら
また来たいなあと思いました
帰り際に頂いた名刺を見ると・・・↓
あれっ?
「EDOMAE 悟」なのに
名前は悟さんじゃないんですね
すると
「悟は親父の名前なんです
親父に寿司の握り方を教えてもらって・・・
親父のお陰で今の自分があるんで
親父に敬意を表して店の名前にしたんです」
感動しました
そういえば
今作っている
お茶室の設計をお願いした先生も
事務所の名前に
お父様の名前の字を入れていらっしゃることを
ふと思い出しました
「必ずまた来ます
頑張ってくださいね!」と
「EDOMAE 悟」を後にしました
思いがけない
素敵な出会いでした。。。
ただ
真菰が実際にどこで栽培されているかは
板前さんにもわからないとのことでした
それだけが
ちょっと心残りではありましたが。。。
しかしこの出会いが
この後に出くわす
もう一つの偶然の出来事への伏線になるとは
思いもよりませんでした
→菰野道中記③