音信

小池純代の手帖から

日毎の音 漢 201228

2020-12-28 | 日記
  漢


 すぐそこに和漢の架橋ありにしをついこのあひだまで銭稲孫


 銭稲孫「梁塵秘抄」漢語訳「微於夢中過」とや
              ほのかにゆめにみえたまふ

 言さやぐからくれなゐの漢心うすくれなゐのやまとことのは
            漢心:からごころ

 銀漢の漢こそ天の帝なれさきほど生まれ落ちたる幼帝


 銀漢は天の大河その底に星てふ金の真砂曳きつつ
      大河:おほかは
 





コメント    この記事についてブログを書く
« 日毎の音 石 201227 | トップ | 日毎の音 豆 201229 »

日記」カテゴリの最新記事