音信

小池純代の手帖から

日々の微々 250122

2025-01-22 | 歌帖

     切り落とし 四首


 男文字さらりと脱いで風を浴むほそみかるみの蕉門少女


 損切りをされてうれしや凧西に東に神のまにまに

              凧:いかのぼり



 万骨を枯らしてなりし一将の一生涯の値ぞ万死


 ほんたうのことは扇でおほふもの言ひみ言はずみ都のほほほ







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