![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/b8/0612ea27c0e1cd833ca338fb7024fdb7.jpg?1608611479)
コロナ禍の恐怖を囁き始めた今年3月、通販でレース糸を買い込みました(以前のブログでも触れました)。
外出できない間、大人しく手仕事などと殊勝に考えてました。その時、正直直ぐに終わるだろうと見くびっていたこの感染症は、人の思いを全然無視、わが物顔に横行しているのはウンザリする事実です。
レース編みを完成させようとするささやかな思いなどぶち壊すように、コロナ禍で加速したちょっとした事件が身近で起こったのです。
私、深く考えもせず、全然異なる環境で煩わしさをリセットしたくなったのですね。関西で暮らすことを決心致しました。コロナ禍は去らず、当然自分自身が変わることなどありえず、ヘロヘロの身で慣れ切った場所に戻ったことはご存じの通りです。
その間にも、レース編みは細々と続けてました。モチーフ繋ぎなら、自由な大きさにできると、四角いモチーフを少しづつ編み貯めています。不格好なモチーフも繋げると誤魔化せます。
いつこれを編み上げるか、どんな大きさになるのか、それは自分次第です。かなり根気のいる手仕事ですが、確実に形が残ります。
コロナ禍が終了した時、私の中の様々な思いを秘めて編み上げたもの、それはきっと昨日のブログでいう赤インクよりも、生き残る期間は長いでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/79/ec59625934a658065a14c9a2cc450a56.jpg?1608611599)
レース編みに限らず、今はじっくりと何かを編み上げていく時間、それを大切にしていく時期なのかも知れません。一枚のモチーフは何時からでも編めます。それは糸がある限り、コツコツ努力していく限り、成果が大きく広がっていく、そんな希望を持ちたいです。