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読書の森

編み上げる


コロナ禍の恐怖を囁き始めた今年3月、通販でレース糸を買い込みました(以前のブログでも触れました)。

外出できない間、大人しく手仕事などと殊勝に考えてました。その時、正直直ぐに終わるだろうと見くびっていたこの感染症は、人の思いを全然無視、わが物顔に横行しているのはウンザリする事実です。

レース編みを完成させようとするささやかな思いなどぶち壊すように、コロナ禍で加速したちょっとした事件が身近で起こったのです。

私、深く考えもせず、全然異なる環境で煩わしさをリセットしたくなったのですね。関西で暮らすことを決心致しました。コロナ禍は去らず、当然自分自身が変わることなどありえず、ヘロヘロの身で慣れ切った場所に戻ったことはご存じの通りです。

その間にも、レース編みは細々と続けてました。モチーフ繋ぎなら、自由な大きさにできると、四角いモチーフを少しづつ編み貯めています。不格好なモチーフも繋げると誤魔化せます。

いつこれを編み上げるか、どんな大きさになるのか、それは自分次第です。かなり根気のいる手仕事ですが、確実に形が残ります。

コロナ禍が終了した時、私の中の様々な思いを秘めて編み上げたもの、それはきっと昨日のブログでいう赤インクよりも、生き残る期間は長いでしょう。


レース編みに限らず、今はじっくりと何かを編み上げていく時間、それを大切にしていく時期なのかも知れません。一枚のモチーフは何時からでも編めます。それは糸がある限り、コツコツ努力していく限り、成果が大きく広がっていく、そんな希望を持ちたいです。

読んでいただき心から感謝いたします。

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