曇天、急に低くなった気温、入るニュースの暗さ加減、沈みがちな時に成田空港が開港した1978年を思い起こしてみました。
「ディスコフィーバー」、「竹の子族」、「インベーダーゲーム」、浮きたった時代の印象はあります。
内外の政情は安定し、とても平和な時期だった気がします。
海外旅行者も増加して、リッチな気分が流れてました。
この年、NHKの大河ドラマは『黄金の日々』、当時、ジパングの時代背景を映してるなと思います。
この年、キャンディーズが「普通の女の子宣言」をして解散しました。
圧倒的に普通の男子の人気が高くて、後輩の男子が残念がってたのを覚えてます。
私は三人の中でスーちゃん(田中好子)が一番好きでした。
でも、彼女は惜しまれながら他界し、あのフンワリした表情は二度と見る事はできません。
後輩はもう爺さんです。
1978年(昭和53年)も遠い昔になりました。
外に出ると、やっと金木犀を見つけることが出来ました。
この甘い香りの花は匂いで存在を訴えてきます。
「君のひとみは10000ボルト」という堀内孝雄の歌が急に浮かんできました。
1978年に流行した資生堂のCMソングです。
「とび色のひとみに 誘惑のかげり
金木犀の 咲く道を」
ときめく歌ではありますが、今呼び起こされるのは懐かしさだけ、ときめきとは遠い気分でございます。