それが『変な家』で、著者が雨穴!氏です。「うけつ」と読みます。名前がユニークばかりじゃない、見た目もユニーク(街中では普通の方なんでしょうね)文字通りの覆面作家ですよ。
こんな感じの方です。『変な家』は2023年度のベストセラーで映画化されて人気が高かったそうです。
今どきの本、今どきの作家です。
上の写真が京都駅前、下に降りると地下鉄烏丸線が通ってます。
烏丸線沿い駅の地下構内には他の都市と比べて本屋さんが多いようです。
そこで見かけたこのポスター。
かなり惹かれました。若い人向きで、買う程ではないか、と思ったけど忘れられない。
やっと入手して読むと非常に読みやすいです。
自然描写が殆どなく、会話が多くて平易、家の間取り図がクイズのように出てきます。
コミック感覚で読めるスリラーです。
さて問題はこの2階の間取り図です。普通の家と異なる点が何箇所かありますよ。
これは都内の某地に建つ明るい内装の中古一軒家の2階です。
安いけど間取りが相当おかしな家です。
この他にも奇妙な間取りの家があって、そこには恐〜い共通点がある。
一言で言えば住みにくい家です。
その「変な」設計に秘められたホラーな謎を解いていくお話です。
この図をクイズ感覚で見ると、先ず子供部屋に窓が無くてわざわざトイレがついてる。1階にもトイレがあるので他の住人はそれを利用するのでしょう。
最初に推測されるのは、なんらかの理由で子供が外界から全く隔離されてる形です。
さて、その理由は何か?
物語は安くて勤め先に近い物件を探す普通の夫婦の話から始まります。
読み進む内に旧家にまつわる因縁話になっていきます。ここら辺が京都郊外辺りの旧家を連想させます。横溝正史擬きの展開。
その因縁話はちょっとツッコミが不足してる印象はあるけど、間取り図から始まるミステリーの展開は斬新ですよ❣️
おまけ:我流のたらこスパゲッティです。ストックしておいたスパゲッティを使ってます。
最近は全く予想外のお米の値上がりですね。
もっと以前は価格の優等生の卵の値上がり。
社会の激動がもろに物価に響いてる昨今です。
それでも食欲の秋です。美味しいモノ食べたいです♪