読書の森

残暑見舞い


毎年暑中見舞い状を書いてます。
中学生のころからのペンフレンドもいて、文通大好きなのです。
しかし、今年は迷いました。
梅雨明けの後の殺人的暑さの中です。
今、押しつけがましいのではないかしら。

それでも、かねて用意の(というより買い置きの中から選んだ)夏らしい切手とハガキで、毎年手紙のやりとりしてる友達に出すことにしました。

それで一応落ちついたんですが、郵便受けに切手代の値上げのお知らせが入ってた事に気づいて、一瞬頭がガーンとしました。
消費税値上げですから当然なのですが。


郵便局(?)のお姉さんから睨まれそうですが、この頃職員の顔が変わったように思えます。
営利目的の企業に変わったんですからビジネスライクになるのは当然です。


昭和55年のハガキ代は御覧の通り、20円でした。
私の知ってる限りで郵送費の一番安い時代はハガキ5円で、手紙は10円で届きました。
配達のおじさんはとても親切で、嘘みたいな話ですが家の前で名前を言うと、自宅に宛てた手紙を渡してくれたのです(古き良き時代で、配る場所と名前をしっかり記憶していたのですね)。

人件費その他もろもろが嵩んで、ハガキ代は現在62円です。
他の物価に比べて郵便代の値上がりは遅れてました。
非常に倹約する事も出来ました。
それは、通信という大事なコミュニケーションを守るために、昔の郵政省が働いてくれていたからでしょう。

馬鹿だな、ネットで通信すればずっと安上がりだろう、だと思います。
ただ、ネットはいくらセキュリティを固くしても言わば電波ですから。
はるかに手紙の文字には多くの意味と心を込められると思うのですが。

こうしてネットで楽しい生活を送らせていただけてますが、手紙のように時間を置くことで人と人との繋がりは絶やしたくないと思うのです。
その為に、時代遅れのケチな苦言を申しました。



読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

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