私、何かを書く事で救われる部分が強いので、blogをお休みすると調子が悪くなってしまうのです^_^
先日、古本屋で見つけた文庫本、惹かれる題名です。「占いなんて」とバカにしながらも、つい占いコーナーなど覗いてしまう、「超能力なんて錯覚に過ぎないよ」と言いながら超科学的なものに縋ってしまう、そんな人間心理を分析した本です。
著者は思考心理学者。ちょっと目を見張ったのは1938年生まれ、戦前の方なのです。
執筆当時、社員研修などセミナーの講師として活躍されています。
もっとも本著は2002年発行なので、64歳働き盛り(?)で執筆されたのですね。
一口で言えば、超常現象は人間心理の錯覚につけ込んだ「こころ」のトリックと言うことです。
一口で言えば、超常現象は人間心理の錯覚につけ込んだ「こころ」のトリックと言うことです。
例えば、「空飛ぶ円盤」、海外でも信じられてる現象です。
そのUFOはホントにUFOだったのでしょうか?
著者は、記憶違い、目の錯覚、目撃者のストレス、予期、信念の強さ、などの要素が別の物体をUFOと信じ込むケースを明らかにしていきます。
それからユリゲラーなどかっての超能力者についても言及。
それからユリゲラーなどかっての超能力者についても言及。
例えば、公開して止まった時計を念力で動かす場合、当時ネジ巻きのアナログ時計が主流だったのを利用したそうです。
寒い季節、油の粘性が増して止まる時計を手の中でしばらく握っていると温まって動き出す原理を使って、「念力で止まった時計を動かす」ショーを見せたりしたそうです。
つまり、よく考えれば「なあんだ」という簡単な科学現象を利用したマジック的な事を「超常現象」として魅せた訳ですね。
それを観た人の信じる心が超常現象を起こすという理屈です。
上の写真は私が路で見かけた置物の猫です。
遠くからこれを見た私は「あら、猫ちゃん?」と近づいてみたら、よく出来た置物でありました。関東より関西でこの手の置物をよく見かけます。
この置物の猫の姿だと本物と見間違え易いようです。私が一瞬騙されたように、人が「こうありたい、こう信じたい」という気持ちを掴んだ、本物と「錯覚」させる偽物(現象)は世に溢れてるように思えます。
著者は、さらに進んで「死後の世界」「心霊」「霊媒」などに言及してます。
著者は、さらに進んで「死後の世界」「心霊」「霊媒」などに言及してます。
一口に言えば暗示作用と割り切って分析してますね。
目に見えない世界、魂の世界を全て否定されると、私としてはちょっと反発を覚える点もあります。真心が単なる現象よりも大切な事があるので。
しかし、今の世の中はあまりにも科学的な理性や分析力とかけ離れたものに頼ってるように思えます。
混迷した世の中でオカルトや超能力に縋りたいという人間心理が起こりがちです。
今や、科学的な筋道を立てて分析していく態度が一番必要なのではないでしょうか?
ただし「暖かい心を持って」ですけど。
上の写真は西宮市のマンホールです。
西宮市は美味しい日本酒の酒造元が点在するところです。六甲山からの清らかで美味しい水が豊富にあるからですね。
そこでマンホールの上には酒蔵、下はお馴染み甲子園球場が描かれてますよ❣️
蛇足ですが、今日の朝食。
フレンチトースト蜂蜜かけ、キーウイ入りヨーグルト、ミルク、レモン紅茶。
以上です。
朝ご飯を食べるととても元気が出ます(?)