念仏を日本の民衆に広めた祖、空也上人像であります。
運慶の子、康勝の掘った像で、空也上人の口から生ずる六体の阿弥陀様は「南無阿弥陀」の六文字を表すそうです。
没後1050年を迎えて、半世紀ぶりに東京(国立博物館)で空也上人の特別展が開かれています(明日迄とグラビアと共に週刊誌に記載されてます)。
1050年前は平安時代中期にあたります。
平安の世は読みと真逆の荒れた世、首都京都に大地震など災害が多発した時期で、しかも恐ろしい疫病「疱瘡」が大流行したのです。
住民の半分が疫病で亡くなり、都の往来に死体がゴロゴロ転がっていたとか。
この中で、空也上人が出現して、人々を救おうと、念仏を唱えて道を説いたのだそうです。
ただひたすらに念仏を唱えて、人の心を鎮めるだけでなく、病人には梅干しや結び昆布の入った茶を与えて癒したとか。
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ただひたすらに念仏を唱えて、人の心を鎮めるだけでなく、病人には梅干しや結び昆布の入った茶を与えて癒したとか。
当時貴族の特権だった仏教信仰を民衆に広めたのですね。
さらに、彼は日本各地を粗末な衣と擦り切れた草履で歩き回って念仏信仰者を集めました。
特定の宗教を広める目的よりも、空也上人は病み荒んだ人々の心に安らぎをもたらす、慈悲深い、志の高い方に思えます。
それにしても、昔の疫病の伝染率や死亡率は極端に高かったのですね。
この時流行った疱瘡は根治された唯一の感染症と言われています。
これも予防接種の普及のお陰です。
しかし、現在種痘はされてません。
又効き目が永遠に続く訳ではないそうです。
万一、疱瘡菌が世界の何処かに存在していれば罹る危険性は大だそうです。
ネット情報でこれを知って私はビックリしました。
感染症との戦いは今に始まったものではありません。
長い戦いはずっと続いていました。
そうであるならば、感染症への対応の仕方も、又歴史に学ぶ必要があるのではないでしょうか?
その時点だけに目を向けていると見えないものが見えてくるのかも知れません。
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今日のお昼ご飯は簡単に済ませました。
明太子と貝割れ、ワカメと葱の味噌汁、葱入りの炒り卵です。
ご飯が残ったので、お気に入りの梅干し茶漬けでサラサラ締めました。
私はインスタント食品が苦手なのですが、例外が永谷園のもの、この味が大好きです😍