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読書の森

電車の中で気がついたらズボンを穿いてなかった(゚∀゚)

「えっ、公衆の中でズボン穿いてないの?痴漢?」
ではないです。
雨天の日でレインコートを着てる、でもなんか変。車中で人がジロジロ見てるので、足元見たらコートの下が靴下と靴だけだった、と言うお話です。

これが女性ならコートで誤魔化せるけど、若いイケメンの男性(しかも大学の講師)だった!
これ1960年代、著名な学者の村松剛さんの話です。
失敗談として自身で週刊誌に書いてたから間違いございません。

村松剛さんは非常に上品な外見でウッカリミスなどやりそうにもない頭の良さそうな方。
ところがスゴイ学者バカなんだそうです。
つまり一般的な常識にちょっと欠けてると自分で言ってる。

その日も専門の学問の研究に夢中になり過ぎて、通勤する時についうっかりズボンを履き忘れたそうです。当時のコートの丈はかなり長いですが、男の人ですから生足が出るとどうなるのでしょうか^ ^


その週刊誌を読んだ後か前か忘れましたが、私めも高校時代に同様の失敗(?)をしちゃった。

別に徹夜で勉強した訳でもない、いつもの朝。
着替えしてご飯食べて鞄を持って通学しました。
小雨の降る日でしたね。
電車から改札迄も無事、通学路も無事、さて教室で友達に「おはよう」とか言ってレインコートを脱ぎかけ、、ハッとした。
背筋が凍りついた感じ。
、、、「あーら、スカート履いてこなかった(゚∀゚)」(心の中で喚く)

青い顔した私、コートのまま担任の先生に
「急に気分悪くなってしまって。すみませんすみません、早引けさせていただきたいのですが」
先生は同情して
「大丈夫か。書類は私が書いて出しとくからね、早く家へ帰って休みなさい。それとも保健室で休んでく?」
「大丈夫です。一人で帰れます」
恥ずかしくて、決して本当の事を言えない私、しおしおと俯き長い紺のコートの裾を押さえながら、学校を出て、電車の中でも俯いて、帰宅後布団の中に潜り込んでしまいました。
これは今初めて打ち明ける私の秘密です。

有り合わせの材料で作った皿うどんです。

それにしても、私若い頃かなりこの手のミスをしてます。村松先生みたいに優秀ではないので、ただのトンマになるのか?
怖いのはこの歳になって同じ事をすれば、認知度を疑われるのではないか?という事です。
どうか疑わないでね。きっちり料理やってますからね。

注:
上の二枚の写真は1960年代の懐かしの写真であります。



読んでいただき心から感謝いたします。

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