「クズとワルしか出てこない」と言う惹句が出てるこの本、横溝正史ミステリー大賞(ではないのですよ)優秀賞を獲得した新人、染井為人の作品です。
ネットで若い人の間で高評価を受けている、と言うこの作品に興味を持って読み出すと、婆さんの私殆どリタイアしたい衝動に駆られました。
ショックでした。
殆どが生活保護を受けて暮らしてる若い人の不埒極まりない日常を描いてます。
保護を受けてると言っても「不正受給」であります。
見た目合法的でさえ有れば良い訳で、自分より弱いと見做す人間にはやたらと残酷で、人情やモラルなど全然無視しちゃってる主に若い子たちの実態が、これでもかこれでもかと描かれてます。
既成の道徳観や倫理観でなんとか収まってた自分の頭の中は混乱してきてしまいました。
一方、低額の年金受給者よりも高額の生活保護費が出ている現実もございます。
弱者がより弱者を虐める、まともにコツコツ働いている人を見かけだけでバカと見做してる風潮が若者に蔓延ってるとしたら、これは恐ろしい事です。
それはフィクションの世界だけでなくて、コロナ後の今日に蔓延ってる現実であるらしい。
ネット熟練度の高いネット強者の今の子って、歳下と侮るつもりでなくニコニコして近づくとキモイと思われるし、上から目線で見ると威張るなと突っ張られるし、孫がいなくて近づきたくて仕方ないババアは、指を咥えて眺める存在です。
みんなとっても綺麗です。私の子供時代と比べたら綺麗度がダンチですよ。
平気で鼻を垂らしてる子はいたし、洋服は汚いおフルだったし、何故か見た目ブスが多かったのです。
以下過去に出した写真と重複しますがお許しください。
都会には質の高い品物を売るリサイクショップが結構多いです。
若い子はリユース品であろうと躊躇なく購入してます。ネットショッピングだと手に取って見れませんので、近くに有ればお店で買った方が自分に合ったものが選べます。
これは有楽町駅地下街にある壁絵。
これは有楽町駅地下街にある壁絵。
とっても文学的なコメントもついてるし、女性の駅員さんもいっぱい出てるし、まさに今どきです。この脚の長さんにため息をついちゃう。
そのまま絵になる若者たち。
そのまま絵になる若者たち。
最近テレビの料理番組で味噌汁に実などに使う麩の料理を可愛いらしい男性タレントが披露してました。麩をお菓子にするのです。
グラニュー糖と水を熱したフライパンに入れて麩に絡めるだけでとっても美味しそうです。
麩が無いので蒟蒻を適宜切って、甘辛醤油を入れたフライパンで炒り付けました。
なんかお惣菜ぽくなってしまいました。
共稼ぎ家庭で、おばあちゃんおじいちゃんが4人いて、つまり大人が凄く多くて、仲間も兄弟の絶対数が少ない子供たち(実は私はクラス仲間はすごく多いけど、ほぼ同じ条件です)自分たちでオリジナル料理を作って楽しむと結構欲求不満解消になるかもよ❣️