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読書の森

法隆寺

過日法隆寺に行って参りました。うらうらと日差しがさす午後の話です。
法隆寺駅前よりバスで直ぐ、この辺りはタイムスリップ出来る情景に恵まれた所でございます。
友人の家が法隆寺の直ぐ近くにありまして、その話によると家を改造するのも、町内で一定の決まりがあり、伝統を守り抜く土地柄であります。

法隆寺は斑鳩の里にあり、大和国と河内国の端境に位置してます。

607年に建てられ、設立者はかの聖徳太子。東洋で最初の女帝、推古天皇の摂政をした方です。
非常に聡明な事で知られてます。

世界最古の木造建築で、日本最古の五重塔を有し、東洋で最初の女帝、日本人として最も賢い人の一人に当たる聖徳太子の寺、
と言えば、相当なものであるのに、何故か地元はこれを全然喧伝しようとはしません。

京の都より奈良の都の方が歴史があります。なのに、奥ゆかしいというか、非常に地味な佇まい。交通が不便とか、そう言う事では無いようです。
奈良は非常に誇りを持った土地であるようです。


これは友人の家を訪ねた時(1977年12月)の写真。五重塔です。

これは夢殿。

なんとも気品に満ちた建造物です。

参道、質素です。昔と殆ど変わりません。


お店も昔ながら。

私の好きな面。


古い小布の店。


長閑です。

山門。

松林が続きますが、気がつくと松の苗木の挿し木があちこちに見られます。
松林が煤煙などに殆ど侵されて無いし、苗木がよく成長している。

この土地柄だと思います。


柿の葉寿司を買いました。
その日の内に食べるとビックリするほど美味でした。

奈良は保守的な土地です。それ故に日本古来の文化がしっかり守られている、ここは考えなくてはいけない、と思いました。




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