韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

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韓国ドラマ「ホジュン~伝説の心医~ (2013/MBC)」について~(37)

2021-03-05 18:28:40 | 韓国ドラマ
 さて、二人の側室、恭嬪(コンビン)と仁嬪(インビン)ですが、恭嬪が真心痛(狭心症)で体調が悪いどころか、この先の命もわずかという状態で、勢力としては現在王の寵愛を一身に受けている仁嬪の方が大きいのですが、恭嬪も譲れない部分は譲らず、二人のさや当てが続いていました。

 仁嬪には最上級の薬草が回ってくるのに、恭嬪の方には質の悪い物しかやってこないとか、恭嬪が仁嬪をわざわざ訪ねたのに、門前払いを食わされるとか、そのような状況が続く中、またも恭嬪が倒れてしまいます。

 その時ホジュンは恭嬪のために薬草採りに出かけていたので、代理で同僚医官のチョン・テウンが対処しようとするのですが、彼の能力ではとても及ばないということで、テウンはドジに対処法を相談します。

 ドジは鍼を打つことを指示しますが、間違った打ち方をすれば命にかかわるため、テウンはなかなか実行できません。そこへホジュンが戻り治療し、事なきを得ます。そして、鍼を打つ指示をドジがしたことを知ります。

 またその頃、仁嬪は恭嬪を町の祈祷師を使って呪い殺そうとたくらんでいました。仁嬪のお付きの尚宮が町の祈祷師のところに出入りするのを、ホンチュンとハマンに目撃されて、それが発覚します。

 そのとんでもない仁嬪の行動に対して恭嬪は、今回だけは不問に付すがもし同じことが今後起これば、一族を根絶やしにすると言い放ったのでした。

 …さて、恭嬪と仁嬪の勢力争いですが、圧倒的に仁嬪が優勢ですね。片や一心に王の寵愛を受ける身、もう一方は王の心も離れ持病の心臓病に苦しみ明日の命もわからない身。恭嬪がとても不憫ですね。

 しかし、恭嬪も負けてはいません。最後に意地を張りとおし、仁嬪に真っ向から対抗してやり込めてしまいました。さすがですね。でも、宮中後宮(フグン)の女同士の争いこわいですねぇ。日本ならさしずめ大奥での女同士の闘いにあたりますね。

 今回は恭嬪がそれまでの不遇の扱いに対して女そして先輩側室の意地をみせましたが、大きな流れは変わることなく、これからは仁嬪の時代が続くのです。

 そして、ドジですが医官としてはやってはいけない、よこしまな考えを抱いてしまいました。明らかに能力のないテウンに、超絶むずかしい鍼を打たせようとするなんて、未必の故意と言われてもしょうがないですよね。全く、ひどい話です。

 次回をお楽しみ。


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