先日も書きましたが、今年は暖冬で、蕗の薹が出始め、2月の終わりから春の天婦羅をはじめました。
そのとたんに、従業員さんや近所の方々から蕗の薹が届くようになりました。けれども天婦羅が一日にオーダーされるのはわずか・・・。残った蕗の薹を蕗味噌にしてみよう、ということになりました。
そのとたんに、従業員さんや近所の方々から蕗の薹が届くようになりました。けれども天婦羅が一日にオーダーされるのはわずか・・・。残った蕗の薹を蕗味噌にしてみよう、ということになりました。
竈でさっと湯がいた蕗の薹を水にさらし、あく抜きをしてから細かく刻んで炊きつめた味噌に混ぜいれてさらに煮込みます。
出来上がった味噌をお店の皆さんと試食してみて、我が母の作品ながらその美味しさに感動・・。わずかな蕗の苦味と香りと味噌がマッチして、和え物にもよく合いそうです。
夏の暑い時期まで保存して、冷たい豆腐や茹で野菜に添えたらどうか・・など話は盛り上がり、それなら皆でもっとたくさん蕗の薹を取りに、一志のほうまで行ってみようか、という所まで話は盛り上がりました。
旬を味わい、工夫し、楽しむ。 おばあちゃんの知恵袋とでも言いましょうか・・。
母をはじめ孫を見る世代の従業員さん達の知恵とパワーに背中を押される毎日です。
はじめ「これは!・・・何と読むんじゃ!」
文の内容から「ふきのとう」と解りました。
遅い昼ごはん時に座敷でみんなで食事をいただきながら、皆で知恵を出し合う、皆で取り組む、盛り上がる、の風景が目に浮かんできます。いい雰囲気ですね。