先日の夜の大雨と少し風により、朝通る道でよく見る桜の木の下のアスファルトは、桜の花の絨毯と化していた。
黒い地面に薄ピンクに彩られた異様な風景は、1年で1回見れるかな。
その木にはまだ花が残っていたが、2日経てばもうなくなるでしょう。
そう思えば、1日って大事だなと感じます。
写真においても、1度撮った景色を、今日思うように撮れなかったから明日、明後日また撮れたらいいかなと、
それはそれで良いこともあるのだけど、桜の花のことを思うとそうは言ってられない。
咲きだしたら、間もなく散っていく。桜の木は生きていくのだけど、輝くときは一瞬。その一瞬に人の心を揺るがす。
先週末は、木次線沿線で単行の気動車と桜の花を組み合わせられる場所を訪れた。
木次線は1時間に片道1本あるかないか、区間によってはもっと間が空く。
だから、その1本がまったく違う景色になる。やり直しはきかない。あっても1年後。
そう思って列車がやってくるのを待って、列車の姿が見えたその時は手が震えてました。
震えてはいけないのに… やり直しはできないとわかっているのにです。
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