先日のブログで述べた県展の話の続きです。
作品を出品する上で、その選定にはとても悩みました。
だけど、一つ揺るがなかった点として、絶対に白鳥の写真で勝負することでした。
申し上げるまでものないですが、これまで様々な対象物を撮影した中で、年月が経つに比例して、夢中になったのが白鳥だからです。
それは白鳥の生態行動に魅力を感じていることが最もなことです。
また1年前の春に、ある写真展で白鳥の写真を出品したことがあります。自分にとっては迫力があって自信をもって出品していたのですが、結果として落選し、審査員からいわゆる「見慣れた写真と」と評されました。
その言葉を噛みしめながら、私にしか撮れないものを撮りたいと思って、この時期になると何よりも白鳥を撮影したくて、松江や安来へ何度も出掛けました。
今回は結果として、入選の結果をいただきました。それは自身の力量だけでなくて、私を支えてくれた方々によるところが大きいです。
だから、昨年の県展の結果を上回ることができなかったことは、とても申し訳ないことと思っています。
今改めて、なぜ白鳥撮影を継続しえるのか、ふと想いました。
正直に申し上げて、現在ほとんど鉄道撮影をしておりません。
同じ動態撮影なのですが、、、
白鳥撮影は比喩すれば、パチンコにほぼ等しいと想います。
(最近行かないですけどね。)
パチンコって、数あるカジノの中で最も人の心を焦れったくすると想います。まず、入賞口に球を入れなければ、ルーレットができないし、ルーレットができても、数字が揃わなければ、勝ちを取ることができません。どのパチンコ台でも同じ結果にならないから、台選びから神経を使わなければならないでしょう。
どのカジノも当たれば、気持ちのいいものですが、そんなに甘くないですよね。
勝ちを取る、プラスを得る、それに至るまではひたすら冷静に耐えることが絶対でしょう?だけど、それで的中できる保証はありません。
それが類似点になるのかなって想います。
どちらにしても、列車と違って、彼らは時間通りに飛びませんし、また彼らにはレールがありません。
だから、どんなに寒さに耐えて待っていても、どこへ向けて飛び出すかわかりません。
撮影者の方に向かって飛び出そうと思えば、全く正反対の方向に飛び出します。
それも、いつ飛び出すか、そのサインは未だに私にはわかりません。
だから、撮影者の方へ向かって、駆け出した瞬間は、躍動感が湧き、興奮して撮影してしまいますが、集中しないと、スピードがつかめなくて、上手くピントが合わないし、結果として被写体ブレになります。
たくさんの時間があり、たくさんのSDカードを用意しても、とりあえずお見せできる写真は、5%でもあれば、上出来なのかなって思っています。
そして、ブログや作品として出す際は、さらに1%あるかないかです。
マガモやマガンはもっと難しいです。小さいし人間にとても敏感な鳥ですから。
その点と比較して、白鳥は人間をあまり警戒しないし、いろんな生態行動が見れる楽しみがあることと、被写体が大きくて撮影しやすい。
だけど、動きが読めない。だけど、迫力ある写真がとれたときは、とても興奮してしまいます。
それが、白鳥撮影の魅力だと今更ながら想っています。
出雲の白鳥は何グループの要るので、それぞれがいろんな
動きを見せてくれ飽きる事がありませんね。そして飛翔シ―
ンも結構見れますね。これは、とても羨ましい事なんです。
豊岡も今1羽だけコハクチョウが来てます。数日前、7羽に
増え喜んでたのですが、結局6羽は旅立ちました。おそらく
そちら方面に行ったと推測されます。その後、違う個体達が
来てくれる事を願うばかりです。
私は今、お休みがなくて、撮影に出かけることもでくなくて、焦れったいです。
今日はとても天気が良くて、少し暖かかったから、仕事に専念して忘れることに努力しました。
また、ブログにアップしたいと思います。
私は未だにライフワークと呼べるものを見つける事が出来ずに、もがいています。
もがいてもがいて、そのまま沈むかもしれません。
紅井藻花様、必ず白鳥をきわめて下さい、私も何か見つける事が出来るまで頑張りますから。
長く掛かっても、白鳥撮影を極めたいと思います。
運転免許を持ってから、季節ごとに関心のある対象物を撮影するために、あちらこちら歩きましたが、30代に入ってから、あちらこちら歩くより、一つの場所にこだわる意識が若干モテるようになりました。
あとは天気との割り切りの仕方を身につけるだけなんですけどね~。
そう言う意味では、たくさん時間が取れる人でないと、納得する作品を撮れませんね。
あるは生態を知り尽くして、行動パターンを読む事が出来る人が、良い作品をつかむ事が出来るのかも知れません。
それにしても、羽根のしなやかさが表現できていてとても優雅に、しかし力強くも感じます。
だけど、途中で小雨が降り、次第に激しくなって撮影をやめました。
それまでは微かに青空が見えていたのですが、冬って本当に雲の流れが激しい季節ですよね。
師走で忙しいから、1日の休みがとても貴重な財産です。
また、ブログにアップしますね。