2021年11月23日(火・祝)雨
今日は今年最後のトロッコ列車奥出雲おろち号の運行日。
暗い朝、撮影場所に向かって車を運転していると、強弱降る雨が車内を響かせる。
時々、その音色が変わる。よく見たら白い塊がフロントガラスを吹き付ける。
みぞれ交じりの雨だ。
この天気がこのまま続けば、果たして回送運転があるのかな?
出雲市駅発あるのかな?
最後の日なのに。
現場に着いてから列車が来るであろう時間までドキドキしてました。
寒かったから余計に感じました。
今朝の銀杏の木の葉は黄金色に染まり、いくつか雨で土の上に落ちていた。
まだ、紅葉景色の見頃の場所が残っていると思うけど、私には今日この場所でこの木を見ることで最後にしようかな?
しばらくすると、遠くから踏切の音が聞こえてきました。
列車が来ることが分かってなんか安心した。
そして、近くの警報器も鳴り出した。
間もなく銀杏の木の向うから光が見えてきました。
晴れている日よりも、雨が降っているときの方が、暗い場所での撮影は少ししやすいのかな?
雨が降ることで乱反射でもしているのか、黄金色の銀杏の木を確認することができました。
そのままトロッコ列車は出雲市駅へ向かっていきました。
そうであれば、最後まで無事に走り切ってほしい。
心残りはあるけど、トロッコ列車奥出雲おろち号と黄金色の銀杏の木を撮る一つの夢が叶いました。
まもなく、この場所は夜明けを迎え黄金色の銀杏の木がはっきりと現れました。
このままこの場所で木次駅から来る始発列車を待ってもう一度撮ることにしました。
ステンレス色のキハ120系気動車と黄色い銀杏の木。
1年でこの1日でしか撮れない景色。
次の日の朝はもっと木の葉が落ちているでしょう。
やはり私の中で今日で秋は終わったことにしよう。
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