アラフィフおひとりさまの現実

何てことのない日常を綴っております。

熟年カップルの切なさ

2022-03-09 12:01:00 | 熟年カップルの◯◯
さっき彼が帰りました。次は手術が終わってからになるので、しばしの別れ。

今回も河津桜が咲いてるか確認しに秘密の場所へ行ったのですが、開花はまだでした。天気の悪いウィークデイの午後、秘密の場所は人っ子一人いません(桜の咲く頃だと週末には多少は人がいます)。

それでも車中泊用の車でお喋りしながら食べるお弁当が美味しくて楽しくて…。まだ車の中は全くいじってなくて何もないんだけど、私が何度も

"最高かよ!"

と笑っているので、じぃじも嬉しそうでした。



私も車中泊出来るような軽バンが欲しくて、最近はそんなサイトやインスタ、YouTubeばかり見ています。

"私も軽バンに買い換えるからね。一人になっても楽しめるようにさ"

とじぃじに伝えると

「え?どういうこと?そりゃ20年も30年もは一緒にいられないかもだけど、まだまだ死なないつもりだよ。僕の車があれば十分でしょ?」

と怪訝そうな顔。

"え、だってあなたが来なかったら、こういう楽しみ方が出来ないってことでしょ? そんなのつまんない。それに、じぃじがヨボヨボになったら、今度は私が迎えに行って、私の下手な運転でお出掛けするんだし。あるいはお互いすんごい嫌いになって別れるかもしれないじゃん"

と返したら苦笑いしてました。



本当はね、いつも頭の片隅に"生きて会えるのは今日が最後かもしれない"と思ってる自分がいるの。夫の時に普通に明日が来ると思って来なかったから。

だから会った時はなるべく喧嘩しないように、笑って楽しく過ごせるように努めるし、じぃじが帰る時は必ずぎゅーっと抱き締めます。

毎回が特別と思ってね。





さてさて、今日は遅番です。今日も一日頑張ろう。


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