goo

重版出来ました❗

2022年03月25日 | 上山明博の本
売れ行き好調につき、在庫が底を突いていた『北里柴三郎』の増刷本が刷り上がりました。
ここだけの話、初版本には若干の誤字があったので、それを修正することができてまずはひと安心。素直に嬉しいです💗

2022年3月30日 第 2 刷発行(書名=北里柴三郎 感染症と闘いつづけた男、著者=上山明博、発行者=清水一人、発行所=青土社)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『関東大震災を予知した二人の男 ─大森房吉と今村明恒』上山明博,産経新聞出版,2013年

2013年08月17日 | 上山明博の本
無能か,怠慢か ──
いまなお答えのない大問題,「地震予知」を問う


1923年9月1日,そのとき地震学者は ── 。
関東大地震を「予知できなかった男」と記憶された東京帝国大学地震学教室教授・大森房吉,「予知した男」と記録された同助教授・今村明恒。権威の責任とは,研究者の正義とは何か。ノーベル賞間違いなしと謳われた地震学の父,大森の信念に初めて光を当てる感動長編!!

「地震予知は困難」(2013年5月28日 中央防災会議最終報告)との見解が出されたいま,地震学の原点に立ち戻る。

吉村昭『関東大震災』から40年,関東大地震から90年目の真実

『関東大震災を予知した二人の男 ─大森房吉と今村明恒』上山明博、産経新聞出版(amazon)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『技術者という生き方 ―発見!しごと偉人伝』ぺりかん社,2012年

2012年03月10日 | 上山明博の本
「この本を読まれるみなさんに」

 この本の原稿は、東日本大震災の前に、技術者をめざそうとするみなさんに向けて書かれました。私が10代の頃は、科学や技術は、夢を叶え、明るい未来を拓くという印象で、科学者や技術者は、その先端にいる頼もしい存在でした。なかでも原子力技術は、資源の少ない日本にとっては夢のエネルギー源と捉えられており、多くの優秀な学生・生徒がその研究者や技術者をめざしていました。
 2011年3月11日に震災とともに発生した、福島第一原子力発電所の爆発事故は、このような未来を描きにくくしてしまいました。少なくともこの技術は、自然災害によって大事故が発生すると、人間がこれを十全に制御することができないものであることが、明らかになってしまったのです。加えて、この事故に責任ある立場の科学者たちの言動は、今回の事故に対して、多くの人たちの不安に応えるものとはいえず、これまでの科学や技術に対する信頼を失わせています。
 このようなできごとをみて、みなさんが科学や技術に対して否定的な意見をもったとしても当然だと思います。
 今回の事故を終息させるためにも、また、これから間違いなく必要とされていくさまざまな環境技術の分野や、再生可能エネルギーなどのエネルギー源の開発や実用化をするにしても、科学技術なしでは解決できません。むしろ、その科学技術に直接たずさわらない人たちこそ、その知識が必要とされていくことになります。科学技術との関係を絶っては、どのような未来もやってこないはずです。
 特に、再生可能エネルギーをより電気や熱に効率よく変換する技術や、化石燃料をより少なく使うための技術は、ひとつのエネルギー源に頼らないためにも、今後地球規模で増える人類のためにも、今後が大きく期待される、夢のある分野といえるでしょう。
 この本でとりあげた人たちは、すこしの好奇心から始まり、困難に対しては簡単にあきらめず、さまざまな問題解決のために常に考え、時には必要な知識を学び直して、その技術を社会で役立てるために追求してきました。
 今後のみなさんの生活のなかでも、予想できないような困難に出合うことがあるかもしれません。そのときのために、これらの人たちの姿勢が参考になり、できれば、将来、新しい未来を拓くような技術者をめざす人があらわれてくれると幸いです。

                                       上山 明博

➡ amazon
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『「うま味」を発見した男 ―小説・池田菊苗』上山明博,PHP研究所,2011年

2011年06月17日 | 上山明博の本
日本人なら誰もが知っている調味料「味の素」。いまや日本にとどまらず,世界中で大ヒット商品となっているこの「味の素」誕生の陰には,一人の科学者と夏目漱石との友情があった。

旧薩摩藩士の家に生まれた池田菊苗は,化学の道を志し,ロンドンへと留学する。そこで若き日の夏目漱石と出会い,刺激し合うことによって,二人はお互いの進むべき道を強く踏み出していくのだった。
日本人の栄養状態を改善し,食事を豊かにしたいという願いに挑み続けた菊苗は,ついに甘・辛・酸・苦とは別の,「うま味」という味覚が存在することを発見。妻とともに幾多の苦難を乗り越えて,その結晶化に成功するのだが,そこから「味の素」が世に認められるには,さらなる試練が菊苗を待ち受けていたのだった……。
第五の味覚「うま味」を世界で初めて発見し,「味の素」が生まれるきっかけとなった化学者の波瀾万丈の生涯を描く,感動の評伝小説!!

『「うま味」を発見した男 ―小説・池田菊苗』上山明博(amazon)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『白いツツジ ―「乾電池王」屋井先蔵の生涯』上山明博,PHP研究所,2009年

2009年05月07日 | 上山明博の本
乾電池を発明した市井の大発明家
ものづくりへのあくなき情熱が感動を呼ぶ
傑作伝記小説。


乾電池は日本人の発明です!
世界に先駆けて乾電池を発明した屋井先蔵〈やい・さきぞう〉は1863年,長岡に生まれる。先蔵の足跡は,これまで地元でもあまり知られていなかった。
天体のように動力がなくても動く機械。ひとりの青年が思い描いたのは永久機関の発明だった――。
試行錯誤を繰り返し完成した乾電池。乾電池は日清戦争で用いられ,それまでの液体電池(湿電池)を超える性能は当時の記事に「厳冬の戦地で大活躍! 世界一の“屋井乾電池”極寒の地でも氷結せず」と見出しを飾り,高く評価された。
先蔵が,上京時に,三国峠を越え,残雪の残る山肌を振り返ったとき,それが白いツツジのように見えたという。故郷のことを忘れることのないよう,都内の自宅に白いツツジを植え生涯愛したという。
先人未踏の道を情熱で拓き,幾多の困難を夢みる力で乗り越え,発明で国の誉れとなることを希求した市井の大発明家。その波乱の生涯を描いた感動作!!

『白いツツジ ―「乾電池王」屋井先蔵の生涯』上山明博(amazon)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『ニッポン天才伝 ―知られざる発明・発見の父たち』上山明博,朝日新聞出版(朝日選書829)

2007年09月25日 | 上山明博の本
日本人に独創性(オリジナリテイー) はなかったか?
世界に伍して先端的な研究に挑んだ
16人の業績と歩み


「日本人は独創性に乏しい」という言葉をよく耳にする。果たして本当なのだろうか?
明治以降の科学技術の歴史をひもといてみると,日本人による発明・発見が,生活のいたるところに活かされ,現代社会を支える技術として受け継がれていることがわかる。
日本人に独創性がないのではなく,日本人による多くの画期的な成果を正当に評価せず,歴史に埋もれさせてきたのもまた,日本人だったのではないか。
「化学の父」「アドレナリンの父」「酸化酵素の父」「ビニロンの父」「飛行機の父」「蓄電池の父」「放送の父」「地震学の父」「天気予報の父」「竜巻研究の父」「ペースメーカーの父」「胃カメラの父」「類体論の父」「特殊合金の父」「量子統計力学の父」「ゲル科学の父」。
世界に誇れる16人の業績とその歩みを,信頼できる資料をもとに読みやすく紹介する。

『ニッポン天才伝 ―知られざる発明・発見の父たち』上山明博(amazon)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『発明立国ニッポンの肖像』上山明博,文藝春秋(文春新書374),2004年

2004年04月20日 | 上山明博の本
「メイド・イン・ジャパン」の150年

知的財産の重要性が問われる現代,日本は世界をリードする技術開発力を有する。この高い開発力こそが日本近代の礎を築いてきた。
「胃腸薬」や「電卓」「電子レンジ」などの日常生活に不可欠な製品から,「東京タワー」「新幹線」といった国家的事業まで,いずれも「レイド・イン・ジャパン」の技術なくしては誕生しえなかったものばかり。
本書は,進取の精神に満ち溢れた開発者たちの,成功とそこに至るまでの挫折の秘話を明かすドキュメントである。

『発明立国ニッポンの肖像』上山明博(amazon)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『プロパテント・ウォーズ ―国際特許戦争の舞台裏』上山明博,文藝春秋(文春新書103),2000年

2003年01月02日 | 上山明博の本
特許を制する国が,経済を制する

西暦2000年,世界は本格的な「プロパテント時代」に突入した!
アメリカが80年代の莫大な貿易赤字から脱出できたのは,まさにこの「プロパテント(特許重視)」政策による。
対する日本は,日米企業間の特許訴訟でことごとく敗れ,何百億円という巨額の和解金を支払い,撤退を余儀なくされている――。
本書は,特許の基本的知識から国際戦争の凄絶な舞台裏まで,21世紀経済戦略の新しい局面をわかりやすく解説したものである。

『プロパテント・ウォーズ ―国際特許戦争の舞台裏』上山明博(amazon)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『科学を愛したサル ―未来は実験室で作られる』上山明博,宝島社,1990年

2003年01月01日 | 上山明博の本
新たなる時代の夢と恐怖の冒険譚
サイエンス・オデュッセイ21


NASAの最新テクノロジーから天才科学者のみなぎる情熱と奇想。
あるいはミッキーマウスの進化論的考察から近未来グッズの入手方法まで。
多様に生成する現代科学の地平にスリリングなパースペクティブを展開する
サイエンス・オデッセイ!

『科学を愛したサル ―未来は実験室で作られる』上山明博(amazon)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )