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ふくい中央みらいカレッッジ市民公開講座「地震学をつくった男・大森房吉──生誕150年を迎えて」満員御礼!!!

2019年03月11日 | イベント.講演
「地震学をつくった男・大森房吉──生誕150年を迎えて」と題する講演のため、3月9日(土)JR福井駅前の福井市中央公民館に向かった。
会場に入ると、120名の満員の聴講者の拍手に迎えられた。福井の人びとの熱い視線を浴びながら、予定の1時間半はあっという間に経過した。最後に、「ご質問をお受け致しますが」と聴講者にマイクを向けると、地震発生のメカニズムに関するもの、日本の地震学者の系譜に関するもの、小松左京のSF作品に関するものなどなど、矢継ぎ早に質問が寄せられ、質疑応答の充実した時間が心地よかった。
聴講者のなかには、福井市議会議員、元教育長、学校教諭、歷史研究者、郷土史家、観光案内人などの方もいて、福井の偉人・大森房吉に関心を寄せる多くの方々とお会いさせていただいた。これほど熱気を感じた講演会もちょっとない!










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ふくい中央みらいカレッッジ講演会「地震学をつくった男・大森房吉 ── 生誕150年を迎えて」(講師:上山明博)のお知らせ

2019年02月18日 | イベント.講演
来る3月9日(土)14:00より、JR福井駅前アオッサにて、
ふくい中央みらいカレッッジ市民公開講座
「地震学をつくった男・大森房吉──生誕150年を迎えて」と題する講演会(無料)を以下の通りおこなうこととなりました。

当日は、大森房吉(東京帝国大学地震学教室教授)の戸籍や当時の新聞記事などの貴重な資料画像をプロジェクターでご覧いただきながら、近著『地震学をつくった男・大森房吉』青土社刊の取材の裏話などをお話し、福井が生んだ偉人・大森房吉を正しく評価し、後世に伝えるための一助となればと思っています。
ご興味のある方は、是非お立ち寄りいただきますよう、よろしくお願いいたします。

ふくい中央みらいカレッッジ市民公開講座
講演会「地震学をつくった男・大森房吉──生誕150年を迎えて」(無料)
講師:上山明博(作家、『地震学をつくった男・大森房吉』の著者)
日時:3月9日(土)14:00〜16:00
場所:福井市中央公民館アオッサ研修室601(福井市手寄1-4-1)
共催:福井市中央公民館+福井市旭公民館
お問合せ:電話 0776−20−5459




『地震学をつくった男・大森房吉』上山明博著、青土社刊
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ドリアン助川さんと7年ぶりに再会!

2018年11月15日 | イベント.講演
昨晩、紀尾井町の日本文藝家協会で行われた文学サロン「ドリアン助川、自作の『線量計と奥の細道』を演じる」に出席し、ドリアンさんと7年ぶりに再会した。
東急ハンズで買ったという線量計(エステー社製)を持ち、折り畳み自転車で奥の細道を旅した行程を、写真と解説と朗読で自著を立体的に再演。ドリアンさんの声量のある声音から、汚染してしまった国土と、この国の危うさがひしひしと感じられた。
講演後、ドリアンさんを囲んで、加賀乙彦さん、村上政彦さん、志賀泉さん、森川雅美さん、野武由佳里さん、北久保まりこさん、山本源一さん、田口博さんなど、作家、詩人、歌人、編集者と近くの居酒屋で大いに語り合い、久しぶりにとても楽しい刺激的な時間を過ごすことができました。ドリアンさん、みなさん、ありがとうございます!

講演後のドリアン助川さん(右)と私・上山明博、日本文藝家協会にて。
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8月9日、林京子さんをしのぶ会。

2017年08月10日 | イベント.講演
昨日、8月9日の長崎原爆の日。今年の2月19日に亡くなられた芥川賞作家・林京子さん(享年86)をしのぶ会が、講談社本館27階で行われ、発起人の加賀乙彦さん、森詠さん、川村湊さんをはじめ、生前に林さんと交流のあった作家や担当編集者など数十人ほどが集まった。
私は林さんとお会いしたことはないが、脱原発社会をめざす文学者の会に参加しているご縁で、招待状を持って出かけた。
林京子さんの読書体験は、デビュー作の『祭りの場』。読む前に、原爆文学の最高峰といわれていることを既に知っていた私は、読みはじめてすぐに、違和感を感じた。被曝の陰惨な体験が生々しく描出されるだろうと期待していたのだが、小説の冒頭、なんと米国原子爆弾司令本部の科学者からの降伏勧告書の話からはじまっていて、大変驚いた。決して叫ぶことなく、抑制のきいた客観的な筆致で淡々と被曝体験の物語は進行する。それがまた言いようのない恐怖と共感を感じさせるのだ。
講談社の最上階の会場に入ると、正面に林京子さんの遺影と作品が掲げられていた。私はそこで初めて林京子さんと対面した気がした。

▲林京子さんをしのぶ会(撮影=上山明博、講談社本館27階ホールにて)
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志賀泉さんの『無情の神が舞い降りる』出版記念会に出席した。

2017年04月26日 | イベント.講演
昨夕(4月25日午後6時より)、太宰賞作家・志賀泉さんの『無情の神が舞い降りる』出版記念会が、一ツ橋の如水会館で行われた。会場のケヤキの間を訪ねると、普段お世話になっている脱原発文学者の会の皆さんの顔があった。
会の代表の加賀乙彦さん、副代表の森詠さんと森千春さん、事務局の村上政彦さん、歷史時代作家クラブ代表の岳真也さん、平和作家の伊神権太さん、詩人の森川雅美さんと野武 由佳璃さん、ノンフィクション作家の渡辺一枝さん、ノンフィクションノベル作家の橘かがりさん、童話作家の星野はしるさん、同じく童話作家の大島理恵さん、東日本大震災に咲く会代表の橘光顕さん、文芸評論家の川村湊さん、日本ペンクラブ 環境委員長の山本源一さん、元集英社編集者の高橋至さん、光文社編集者の竹内充さん、学研編集者の増田秀光さんなどと久しぶりに再会し、とても楽しい時間を過ごすことができました。


日本ペンクラブ 環境委員長の山本源一さん(左)と私.上山明博


童話作家の星野はしるさん(左)と私.上山明博と光文社編集者の竹内充さん(右)


作家の橘かがりさん(右)と私.上山明博。橘さんの右隅に渡辺一枝さんが、


童話作家の大島理恵さん(左)と私.上山明博


当日司会を務めた作家の村上政彦さん(右)と志賀泉さん(左)


志賀泉さんの『無情の神が舞い降りる』の扉に書いて頂いたサイン「上山明博様,ありがとうございます,志賀泉,2017年4月25日」
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日本生物地理学会主催のシンポジウに参加した。

2017年04月09日 | イベント.講演
昨日(4月8日)午後1時から、日本生物地理学会主催のシンポジウ「次世代にどのような社会を贈るのか」があり、小雨の降るなか会場の東京大学弥生講堂一条ホールを訪れた。
冒頭、日本生物地理学会会長の森中定治氏が主旨説明に立ち、戦争を起こさせないための科学的(客観的)論拠の必要性を訴えかけた。
その後、「科学者は戦争で何をしたか」をめぐってノーベル賞受賞者の益川敏英(名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長)と人類学者の長谷川眞理子(総合研究大学院大学学長)両氏による対談がおこなわれ、大学の軍事研究の是非や向後世界大戦が起きる可能性などについての意見交換があった。
続いて、カント哲学者の渋谷治美氏が話を取り纏め、カントの『永遠平和のために』について解説を加えた。
最後に、シールズの奥田愛基と新外交イニシアティブ事務局長の猿田佐世両氏が次世代(若者)を代表してシンポジウムの感想を述べた。
じつは、さして期待せずに出かけたのだが、演題に立った森中氏、益川氏、長谷川氏、渋谷氏、さらに奥田氏、猿田氏の、どの話もとても面白かった。
わけても、戦争をなくすために、道徳や倫理や宗教などの理念に頼るだけではなく、戦争を起こさせないための客観的な裏付け(理論)を確立することが急務であると力説された主催者の森中会長の主張は新鮮だった。シンポジウムのあと、森中さんとお話をさせていただき、刺激を受けるととも大いに勇気づけられた。多謝!!


『2017年度第72回日本生物地理学会年次大会講演要旨集』(500円)と、
主催者の森中定治日本生物地理学会会長からいただいた名刺


森中定治氏のサイン
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上山明博 著「プロパテント・ウォーズ」の講演会を行いました。

2017年04月01日 | イベント.講演
昨夜、(3月31日19:00より)日比谷図書文書館コンベンションホールにて、拙著「プロパテント・ウォーズ」の講演会を行いました
当日は、プレミアムフライディーと年度末と雨天が重なり、会場にお運びいただけるか案じていましたが、演題に立つと、思いのほか大勢の方にご来場いただき、ありがたく思いました。
講演は、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ガリレオ・ガリレイ、エイブラハム・リンカーンなどが行った発明について触れながら、特許制度の歷史について解説しました。
また近年、TPP協定交渉の主要議題になるなど、知的財産に大きな注目が集まるなか、特許制度の社会的意味と、特許法の法の精神についてお話しました。

上山明博 著『プロパテント・ウォーズ』(電子書籍)





















講演会の後は誘い合って近くのお店に参集。詩人、歌人、小説家、絵本作家、童話作家、ミュージシャン、弁理士、税理士、大学教授など、一夜限りの懇親会を行いました。
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日比谷カレッジ/上山明博 講演「プロパテント・ウォーズ —世界を変えた特許の歷史」日比谷図書文化館 主催

2017年02月07日 | イベント.講演


【演題】プロパテント・ウォーズ —世界を変えた特許の歷史

【内容】イタリア・ルネッサンス期は、芸術が開花した時代であると同時に、科学技術もまた大きく進展した時代でした。例えば、ダ・ヴィンチはモナ・リザを描くとともに、ヘリコプターや揚水機などの発明をメモに記しています。特許制度はこの時代に、ヴェネチア共和国で誕生しました。同時代に活躍したガリレオ・ガリレイは、共和国の元首に宛てて特許申請の手紙を書き残しています。その手紙を読み解きながら、特許制度の社会的役割について解説します。その後、特許制度はイギリス、アメリカ、そして日本で導入されました。その歴史を辿りながら、特許の今日的意味を探索してみたいと思います。
参考図書=上山明博 著『プロパテント・ウォーズ』https://www.amazon.co.jp/dp/B00IWD6A9C/

【場所】日比谷図書文化館 地下1階大ホール(日比谷公園内・千代田区日比谷公園1-4)

【日時】2017年3月31日(金)19:00~20:30

【定員】200名(申込順)

【参加費】1,000円

【主催】千代田区立日比谷図書文化館

【講師】上山 明博(うえやま あきひろ)
ノンフィクション作家(日本文藝家協会 及び 日本科学史学会正会員)
1955年 岐阜県生まれ。1999年 特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会委員、2004年 同委員会オブザーバーなどを務める一方、文学と科学の融合をめざし、徹底した文献収集と関係者への取材にもとづく執筆活動を展開。主な著書に『プロパテント・ウォーズ』文藝春秋のほか、『発明立国ニッポンの肖像』文藝春秋、『技術者という生き方』ぺりかん社、『ニッポン天才伝』朝日新聞出版などがある。

【申込方法】
・電話(03‐3502‐3340)
・Eメール(college@hibiyal.jp)
・来館(1階受付)いずれかにて、
①講座名(プロパテント・ウォーズ —世界を変えた特許の歷史)
②お名前(よみがな)
③電話番号、をご連絡ください。

【詳しくは】http://hibiyal.jp/data/card.html?s=1&cno=2923
【チラシ入手】http://hibiyal.jp/kdata/7b759e8bb3e13098089dea03fa35895f.pdf
【問い合わせ先】千代田区立日比谷図書文化館(03-3502-3340)

【アクセス】
・東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ヶ関駅」B2出口より徒歩約3分
・都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩約3分
・東京メトロ 千代田線「霞ヶ関駅」C4出口より徒歩約3分
・JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分
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「ご講演会ご登壇の御願い」の手紙

2016年10月07日 | イベント.講演
郵便受けに一通の手紙が届いた。手紙には「ご講演会ご登壇の御願い」の掲題が記され、差出人は、日比谷図書館文化館とあった。そして今日、日比谷公園内にある同館を訪れ、直接お話を伺ったうえで講演依頼を受けさせて頂くことにした。
演題は「プロパテント・ウォーズ ─ 世界を変えた特許の歴史」。日時は来年1月27日(金曜日)午後7:00〜8:30。会場は日比谷図書館文化館B1大ホールに於て行うことが早々に決まった。
それにつけても、このところ柄にもなく相次いで病気が見付かり、複数の病院に通っているので、講演当日の健康状態がすこし心配……。
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川村湊氏とチェルノブイリの祈り

2016年02月23日 | イベント.講演
昨日2月22日、第2回文学サロン(脱原発文学者の会主催)が日本文藝家協会会議室でおこなわれた。「チェルノブイリの祈りとノーベル文学賞」と題して、文芸評論家の川村湊氏によるトークは約2時間にもおよんだ。
前半は、昨年ノーベル文学賞を受賞したスベトラーナ・アレクシエービッチの『チェルノブイリの祈り』とノーベル文学賞選考委員会の裏話について。ノーベル文学賞の歷史を振り返ると、受賞作家は言語や国および地域別に、ある周期のローテーションによって選定されている話など、興味深かった。
後半は、チェルノブイリと福島について。30年前に旧ソ連(現ウクライナ)で起きたチェルノブイリ原発事故の際、政府は住民に正しい情報を公開せず、事故後隠蔽工作をおこなった。『チェルノブイリの祈り』は、世界を激震させた巨大原発事故に遭遇し、激変する時代に翻弄される人々への取材ドキュメントである。そして今、福島原発事故で、日本政府はチェルノブイリのときと同様に、住民に正しい情報を公開せず、事故後隠蔽工作をおこないつづけている。一方、チェルノブイリは苦悩のなかから『チェルノブイリの祈り』という素晴らしい文学作品を生み出したが、日本ではまだそれに匹敵すると思われる作品を生み出せてはいない。それを見る限り、現時点においてロシアと日本の文学の力の差を感じないわけにはいかない、と川村氏は2時間におよぶ話をそう締めくくった。いかにも川村氏らしい日本の文学者への叱咤激励にほかならず、私は自戒するとともに感動した。
川村氏とは最近よくお会いしているが、こういう機会でもないと頼めないと思い、川村氏にサインをもらった。うれしかった。

講演直後の川村湊氏(左)と私,上山明博/2016.2.22.日本文藝家協会にて

川村湊氏の直筆サイン「上山明博様 恵存 川村湊」
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