上山明博 なう。

ノンフィクション 作家・上山明博のブログです
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ドリアン助川さんと7年ぶりに再会!

2018年11月15日 | イベント.講演
昨晩、紀尾井町の日本文藝家協会で行われた文学サロン「ドリアン助川、自作の『線量計と奥の細道』を演じる」に出席し、ドリアンさんと7年ぶりに再会した。
東急ハンズで買ったという線量計(エステー社製)を持ち、折り畳み自転車で奥の細道を旅した行程を、写真と解説と朗読で自著を立体的に再演。ドリアンさんの声量のある声音から、汚染してしまった国土と、この国の危うさがひしひしと感じられた。
講演後、ドリアンさんを囲んで、加賀乙彦さん、村上政彦さん、志賀泉さん、森川雅美さん、野武由佳里さん、北久保まりこさん、山本源一さん、田口博さんなど、作家、詩人、歌人、編集者と近くの居酒屋で大いに語り合い、久しぶりにとても楽しい刺激的な時間を過ごすことができました。ドリアンさん、みなさん、ありがとうございます!

講演後のドリアン助川さん(右)と私・上山明博、日本文藝家協会にて。

大森博士逝く

2018年11月08日 | 大森房吉
今から95年前の今日(11月8日)、地震学の父・大森房吉博士が亡くなった。

大森房吉は、近代地震学の礎をほぼ独りで築き上げ、1916年には日本人初のノーベル賞候補にも選出された。だが、日本史上最悪の大惨事をもたらした関東大震災を予知できなかった責任を一身に背負い、震災の僅か2カ月後の大正12年(1923)11月8日、震災で犠牲となった人びとの後を追うように急逝した。享年55。

→『地震学をつくった男・大森房吉』上山明博著、青土社刊


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大森博士逝く」写真は、帝大病院を出る大森博士の遺骸(『報知新聞』大正12年11月9日付)