通勤電車で「人生晴れたり曇ったり」

“通勤電車”は、人生という線路を迷走中。
自分の選んだ道だから“晴れても曇っても”自分の足跡をブログに残していきたい。

君は、カセットテープにデータを保存していた事を知っているか

2007年02月09日 | 日記
最初にパソコンを始めた時は、WINDOWSはおろか、MS-DOSすらない時代。昭和56年(1981)にシャープMZ-80Bで、BASICを始めました。

MZ-80Bのディスプレイは、10型の白黒(グリーンフェイス)、RAMは64KBで、定価27万8千円と云う代物でした。グラフィックボードは別売りで、やっと1枚購入出来たぐらいでした(10万ぐらいしたのではないか。)
とても若手の給料で買えるような品物でなく、営業所長のポケットマネーで購入し、パソコン様は、所長室に鎮座ましましていました。

所長や我々若手は、週2回勤務終了にBASICの勉強会を行っていました。

それよりも楽しかったのは、”I/O”、”ASCII”や”マイコン”などのパソコン雑誌に掲載されたプログラムリストやマシン語のダンプデータを、各人が分担して1本のテープに直接打ち込んでゲームを作ることでした。今では考えられぬくらいに熱中しました。
自分たちが打ち込んだゲームが動いた時は、嬉しくて嬉しくて”感動”でした。

当時はFDDなどなく、データーレコーダーと言って音楽用のカセットテープに信号音としてデータを保存していました。録音した音を聞くと「ピー・ビビーッ・・」と音がスピーカーから出ます。(当時のテープをまだ持ってます。)
お金さえ出せば何でも買える現在と違って、当時は市販品が少なく、自分で作らなければゲームで遊べない時代だったのです。

完成まじかで間違ってテープを上書きしたり、デバッグが大変だったり、失敗も限りなくあったけど楽しかった思い出です。