前置き無しで早速スタート!
昼休みが終わる頃、「若&大」と私の三人は部室に集合した。
若旦那「よし、今日中に作るつもりなんで。そのつもりで」
新川「え?ほんまに出来るん?」
新川若旦那「いいや、できる?やない。やるんや!」
新川・大さん「おう!」
作業着に着替えて気合十分、知将若旦那の指示が走ります。
若旦那「それじゃあ大さん、これを切ってくれ」
大さん「了解」
早速作業を開始する大さん、無駄な動きがありません。
木屑は切った直後にゴミ箱に入るようにしてあります、
こうすることで掃除の手間がはぶけてなおかつ床を汚すことが少ないんですね。
さて、残ったのは私と若旦那。
新川「さ、何しましょう?」
若旦那「新川は、今から俺と物置く部分を作ろう」
新川「それって、どこよ?」
若旦那「図面で説明すると、この部分やね」
この黒い線の入っている部分ですね。
新川「なるほど」
若旦那「じゃ、とんかち持って釘を打ち付けていきましょう」
というわけで、早速とんかちを手に持ち作業を開始する二人。
トントントントン!
カチカチカチカチ!
トントン、ズボッ!
新川「ぬおおぉぉ!やっちまったぁああ!」
若旦那「うるせぇ!大きな声出して、どないしたんや?」
新川「あの、実は、これを・・・」
木から飛び出し頭を出してる釘、私やっちゃいました。
若旦那「・・・抜く、そして打ち直す。やれ」
新川「わかった、なんとかやってみる・・」
トントントントン!
若旦那「しっかりしてくれよ、俺もう二枚目やぞ」
カチカチカチカチ!
新川「わかってるって、僕は同じ失敗は二度と・・・」
トントン、ズボッ!
新川「・・・繰り返す男や」
むなしく空くのは二つの穴、傍らには抜かれた釘が転がっている。
若旦那「あほ!もうええ、俺がやる」
新川「ちょっ、ちょっと待ってくださいな。これは僕にやり切らしてえな!」
若旦那「・・・ちなみにわし三枚目な」
新川「ちくしょう、絶対ぎゃふんって言わせてやる。こっから巻き返しを図るんや・・・」
・・・数分後・・・
新川「ぎゃふん」
若旦那「お前が一枚仕上げてる間に、全部終わっちゃいましたけど」
新川「ま、まぁ。これが凡人と職人の差ってことで・・・」
そんなこんなしているうちに大さんの仕事も終わったみたいです。
大さん「切る仕事完了したで」
手には切り取られた木材が握られています。
新川「お、大さんすごいやん。その切り口!」
大さん「ん?」
その切り口はまるで赤ん坊の肌のようにすべすべもちもち。言い過ぎか。
新川「うわぁ、触り心地最高やね。これ」
若旦那「・・・まぁ、触り心地は別にして。確かに綺麗やな」
大さん「で、次の作業やけど」
新川「そろそろアレの出番やろうね」
若旦那「アレって、まさか・・・」
若旦那「・・・この、スプレー君のことですか?」
新川・大さん「そうそう、それそれ」
若旦那「ま、またわし一人でか・・・?」
新川・大さん「はい」
若旦那「いやぁ、でも一人は・・・」
新川・大さん「よろしく」
若旦那「お、おどれら・・・ひどい!」
こうして若旦那は単身、シンナー臭との戦いに赴きました。
残った二人はラックの側面部分。
この黒い線の部分を作り始めます。
大さん「まずは両面テープで木材と板を固定しよう」
こんな具合に作っていきます、この木材はラックに物を置く部分に添える部分になるんですね。
大さん「それが終わったら、次は釘で打ち付けます」
新川「なるほど、そうやって耐久性を上げるんやね」
大さん「その通り」
流石は大さん、もくもくと作業をこなしていきます。
それに比べて新川ときたら・・・自分のことながら情けなくなるほど不器用です。
さて、次回は塗装から組み立てまでを一気に紹介していきます。
本当に一日で作り上げてしまった今回のラック、はたして出来栄えは?
次回をお楽しみに
昼休みが終わる頃、「若&大」と私の三人は部室に集合した。
若旦那「よし、今日中に作るつもりなんで。そのつもりで」
新川「え?ほんまに出来るん?」
新川若旦那「いいや、できる?やない。やるんや!」
新川・大さん「おう!」
作業着に着替えて気合十分、知将若旦那の指示が走ります。
若旦那「それじゃあ大さん、これを切ってくれ」
大さん「了解」
早速作業を開始する大さん、無駄な動きがありません。
木屑は切った直後にゴミ箱に入るようにしてあります、
こうすることで掃除の手間がはぶけてなおかつ床を汚すことが少ないんですね。
さて、残ったのは私と若旦那。
新川「さ、何しましょう?」
若旦那「新川は、今から俺と物置く部分を作ろう」
新川「それって、どこよ?」
若旦那「図面で説明すると、この部分やね」
この黒い線の入っている部分ですね。
新川「なるほど」
若旦那「じゃ、とんかち持って釘を打ち付けていきましょう」
というわけで、早速とんかちを手に持ち作業を開始する二人。
トントントントン!
カチカチカチカチ!
トントン、ズボッ!
新川「ぬおおぉぉ!やっちまったぁああ!」
若旦那「うるせぇ!大きな声出して、どないしたんや?」
新川「あの、実は、これを・・・」
木から飛び出し頭を出してる釘、私やっちゃいました。
若旦那「・・・抜く、そして打ち直す。やれ」
新川「わかった、なんとかやってみる・・」
トントントントン!
若旦那「しっかりしてくれよ、俺もう二枚目やぞ」
カチカチカチカチ!
新川「わかってるって、僕は同じ失敗は二度と・・・」
トントン、ズボッ!
新川「・・・繰り返す男や」
むなしく空くのは二つの穴、傍らには抜かれた釘が転がっている。
若旦那「あほ!もうええ、俺がやる」
新川「ちょっ、ちょっと待ってくださいな。これは僕にやり切らしてえな!」
若旦那「・・・ちなみにわし三枚目な」
新川「ちくしょう、絶対ぎゃふんって言わせてやる。こっから巻き返しを図るんや・・・」
・・・数分後・・・
新川「ぎゃふん」
若旦那「お前が一枚仕上げてる間に、全部終わっちゃいましたけど」
新川「ま、まぁ。これが凡人と職人の差ってことで・・・」
そんなこんなしているうちに大さんの仕事も終わったみたいです。
大さん「切る仕事完了したで」
手には切り取られた木材が握られています。
新川「お、大さんすごいやん。その切り口!」
大さん「ん?」
その切り口はまるで赤ん坊の肌のようにすべすべもちもち。言い過ぎか。
新川「うわぁ、触り心地最高やね。これ」
若旦那「・・・まぁ、触り心地は別にして。確かに綺麗やな」
大さん「で、次の作業やけど」
新川「そろそろアレの出番やろうね」
若旦那「アレって、まさか・・・」
若旦那「・・・この、スプレー君のことですか?」
新川・大さん「そうそう、それそれ」
若旦那「ま、またわし一人でか・・・?」
新川・大さん「はい」
若旦那「いやぁ、でも一人は・・・」
新川・大さん「よろしく」
若旦那「お、おどれら・・・ひどい!」
こうして若旦那は単身、シンナー臭との戦いに赴きました。
残った二人はラックの側面部分。
この黒い線の部分を作り始めます。
大さん「まずは両面テープで木材と板を固定しよう」
こんな具合に作っていきます、この木材はラックに物を置く部分に添える部分になるんですね。
大さん「それが終わったら、次は釘で打ち付けます」
新川「なるほど、そうやって耐久性を上げるんやね」
大さん「その通り」
流石は大さん、もくもくと作業をこなしていきます。
それに比べて新川ときたら・・・自分のことながら情けなくなるほど不器用です。
さて、次回は塗装から組み立てまでを一気に紹介していきます。
本当に一日で作り上げてしまった今回のラック、はたして出来栄えは?
次回をお楽しみに