滝川第二中学校・高等学校演劇部

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春秋座打ち合わせ奮戦記

2006-02-08 | 第7期部員の活動日誌
さぁ、ついにやってきました打ち合わせの日。
目指すは京都は白川、春秋座でございます。
我らが滝二バスに乗って出発です!

今回向かうメンバーは、
顧問のおスミ先生、いぐりん先生。
そして役者、新川・ケイコさん・若旦那・茶子ちゃん
更に高校生スタッフ4人、中学生スタッフ5人です。

何故に中学生?と思う方がいるかもしれませんが、
実はうちの芝居は県大会まで中学生メンバーが参加してくれていました。
近畿は規定で高校生のみと決まっていたので参加はできなかった中学生だったのですが・・・
春秋座は中学生も大丈夫だという話なので、
中学生メンバーが再び参加することになったのです。
流石、春秋座。太っ腹!

さて、そんなこんなで二時間かけて春秋座に到着しました。


1時から打ち合わせ開始だったのですが、
余裕を持って行動しようということで学校を早く出て着いたのは11時。
せっかく時間があるのでゆったりと食事タイム!



敷地内にはおしゃれなカフェが設置されていました。
私がここで飲んだのは「マシュマロミルク」

写真:手に持つのはいぐりん先生。チョコとキャラメルの二種類あります。
カップの底にマシュマロ二個を入れその上からホットミルクをぶっかけるといった豪快な代物。
微妙にとろけたマシュマロとホットミルクの相性が抜群で、また飲んでみたいと思った一品です。

さて、食事も終わり打ち合わせ前の最終確認に入る部員たち。
しかし、ここで予期せぬ事態が起きてしまうのです。

先日作った「何質表」がありません。
どこをどう探してもありません。

若旦那「昨日見てないよ、俺」
新川「もしかしたら、印刷してないのかもしれん」
いぐりん先生「・・・USBにも入ってなかったわ」
新川「ってことは、おスミ先生のPCに打ち込んだっきり・・・、ってことですか?」
いぐりん「そういうことになるな」

全員「・・・。」

人間、本当に差し迫った状況になると喋らなくなる。
今回身をもって感じました。
春秋座の方にお渡しする書類は完璧だった、
けれども自分たちへの配慮が足らなかった。


            ・・・重い沈黙が場を支配します・・・


おスミ先生「・・・作ろ」

おスミ先生「作ろ!ここで演劇部の底力見せんでどーすんの?」
一同「・・・はい!」

おスミ先生の一言で現実に引き戻される部員たち、
残された時間は15分です。

おスミ先生「それぞれのパートが思い出せるだけの質問事項を紙に挙げる、その後私がチェックするから」

音響、照明、舞台それぞれのパートに分かれて作業開始。

いぐりん「書く紙がないぞ、書く紙が」
若旦那「先生、俺ルーズリーフありますよ!」
いぐりん「お、サンキュー」

大さん「サンプラーを使えるかどうか、聞かないとな」
みづき「はい」
音響担当の大さんと、中学部部長みづき。
質問事項を思い出しながら挙げていく大さんに、
さらさらさら、と紙にメモしていくみづき。
高校生・中学生、歳の差4年のコンビです。

若旦那「えーと、上敷は借りられますか?・・・それから」
茶子ちゃん「先輩、階段の位置は?」
若旦那「あ、そうそう。階段だよ、階段。それもちゃんと聞かないとね」
舞台担当は若旦那と、茶子ちゃん。
思い出すまま書いていく若旦那に、
ときおりツッコミを入れる茶子ちゃん。
ちゃっかりコンビです。

いぐりん「あー、あかん。全然思い出せない」
文丸「えぇ!?思い出してくださいよ」
いぐりん「あ、そうだ。前明かりのことを聞かなくては!・・・書き出したら思い出してきたぞ。うおおおおお」
照明担当はいぐりん先生と、二年唯一の男子文丸くん。
4回目ともあって慣れた手つきのいぐりん先生に、
初参加、日々精進な文丸くん。
珍しく男コンビです。

急ピッチで進められていく作業、
おスミ先生の演出検閲が光ります。

「・・・音響良し、照明良し・・・」

新川「後3分です」

おスミ先生「舞台・・・良し。よっしゃ、いける!」

ギリギリセーフで何質表が完成しました。
しかし、本当の勝負はこれからなのです。



打ち合わせはこのロビーで行われました、ずらっと並ぶ机。
神妙な面持ちで春秋座スタッフさんの到着を待つ部員たち。

おスミ先生「ええか?まずは相手の名前を覚えること、これが基本」

おスミ先生「当たり前やけど、挨拶はちゃんとするように。こんにちは!よろしくお願いします!・・・わかった?」

全員「はい」


全員「よろしくお願いします!」

この挨拶から始まった春秋座打ち合わせ。
各パートごとの人達との顔合わせを終え、早速打ち合わせを開始しました。

残された僕らは、スタッフの方に連れられ舞台を見させてもらうことに。

スタッフ「今、音響の調整中だから声はだせないけど、いくらでも歩きまわっていいからね」

そう言うスタッフさんに案内され舞台に足を踏み入れる部員たち。
「おぉ・・・」といった、感嘆ともため息ともつかない言葉が溢れていました。


これから写真をいくつか紹介していきます。
スタッフの方に「ブログで公開してもよろしいでしょうか?」と尋ねたところ、
スタッフ「どんどん宣伝してください」ということで許可をいただきました。

それでは、春秋座の全貌をここで明らかにしましょう。


写真:これが客席、右手には花道が見えます。

前にも言ったように二階席があります。
本当に和のテイストに溢れた劇場です。

さて、二階席の下に赤い点々がありますね。


写真:客席を囲むように設置されている提灯。
これが噂の提灯です。
なんと、これ。全部に電気をともすことができるのです。


写真:奥行きもさることながら横幅が広いですね、本当に寄席小屋のようです。

この写真の中央、奥側。
数名の人が座っていますが、あそこが音響の卓の位置になるそうです。
今回は後方スピーカーがもともと設置してあるので、普通に使えます。


写真:目線の位置を確認するため舞台の上に座ってみるケイコさんと私。


写真:別アングルからもう一枚、舞台も広いです。

さて、ここで照明さんがピンスポットを触ってみるということなので付いていくことに。
長ーい長ーい螺旋階段を上り続けます。
そして、到着した部屋には・・・

巨大なピンスポットが二台、鎮座していました。


写真:人一人分くらいあるでかさのピンスポ。

早速操作の仕方を習う文丸くん。


写真:始めてのピンスポット。
この写真を見てもわかるようにピンスポ操作室は三階にあります。
大きな見た目からかなり重そうに見えますが、結構スムーズに動かせるようです。

本番ではこの文丸くんともうひとりの二年生、下手さんがやってくれます。
二人とも舞台と機材の大きさに負けじと頑張れ!


さて、次に紹介する写真はほんとにぶったまげますよ。
まさか、おスミ先生でも予想していなかったであろうとんでもないものが出てきます。

それが・・・これ!

        ジャンッ!


写真:永○園!永谷○!興奮を隠し切れません。
上敷幕ですよ!
あの、お茶漬けでよく見られるしましまのあれです!
しかもこれちゃんとした引き幕になってるんです。

引き幕を引くのに挑戦する若旦那。
若旦那曰く相当重いそうです。
スタッフ「君なぁ、もうちょっと足腰鍛えなあかんね」
若旦那はうちの部活でも結構なパワーファイターなんですけど・・・それでも重いか上敷幕!
本番までの課題です。

最後に楽屋を紹介しておきます。

写真:楽屋、今までのどの劇場よりも広かった。
姿見が一枚ドーンっとありますし、
役者が10人同時にメイクしてもまだいけそうな数の鏡が設置してありました。
すごい、の一言です。

そんなこんなで二時間弱の打ち合わせをなんとか終えることができました。
音響、照明、舞台いづれのパートも満足のいく結果に終わったようです。


3時10分、春秋座を後にする演劇部一行。
バスの車内は・・・

写真:バス車内のリアルな画像。
大半が眠ってます(笑)
みんな疲れがピークに達したみたいです。

帰り道のバスってどうしてこんなに眠たくなってしまうのだろう、
時折そんなことを考えます。
微妙な振動が体に心地いいのか、はたまたただ単に疲れているのか・・・。

しかーっし、そんな中でも中学生は元気です。
やれ、サロンが2軒あっただの、銀行が一軒目だの。
京煎餅買ってきて、だの無邪気なもんです。
・・・これが若さってやつなんだろうな

ま、いうても私も結構元気なくちだったので所在無げに外を眺めておりました。
すると、突然の大雪。

写真:バス車外を撮影、これでも雪降ってます。
滝二近辺はそないに雪が降ることはないので、テンションが上がります。
新川「うおぉー、すげー」
なんて一人ではしゃいでみたり。
けれども、すぐにやんでしまいました。
通り雨ならぬ、通り雪だったのかもしれません。


春秋座打ち合わせ奮戦記、最後の一ネタはこれです。

写真:瞬き看板を激写。
右下の看板、5分に一回くらい瞬きするらしいです。
春秋座に行かれる方で高速を利用する方、是非この看板をご覧ください。
本気できもちわるいですから(笑)


さて、そんなこんなで無事学校到着。
今日は解散という運びになりました。

しかし、僕らはまだほっとすることはできません。
明日は某新聞社からの取材があるのです。
演劇部、まだまだ走り続けます!!!

春秋座打ち合わせ奮戦記  -完-



欠かせない電化製品

2006-02-08 | 第7期部員の活動日誌
トラックバックの練習ということで、ひとつやってみました。

我が演劇部に欠かせない電化製品、
色々ありますよ電化製品は。

舞台に絶対欠かせないのはこのインカムですね。

写真:このインカムが目に入らぬか~♪
これがないと舞台成立しませんから。

でもまぁ、演劇部的に一番無くてはならない存在は・・・

写真:ポットで味噌汁作ってます。

このポットですね。
これが無ければ演劇部の夜はこせません!?
最初は紅茶とか緑茶とかだけだったレパートリーも気づいた頃には・・・


写真:紅茶緑茶に飽き足らず、味噌汁やスープ。ココアも常備しております。

毎回毎回どれを飲もうか迷ってしまうくらいに増えてしまいました。
しかし、どんなに増えようとも演劇部のスタンダードは変わりません。
そう「味噌汁」人気は不滅なのです。
(私、新川は数少ないスープ派なんですけどね

皆さん、寒い冬には(のどにもやさしい)暖かい飲み物に限りますよ!