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ギターと音楽に関する雑感

MICHAEL JACKSON Part1 【グレイテスト・ヒッツ】

2020-07-05 | 音楽

MICHAEL JACKSON 【グレイテスト・ヒッツ】

発売されなかった幻のベスト盤

 

実はマイケル・ジャクソンこそが私にとって永遠のスターなんです。

マイケルに関してはいろんな面がネット上でも語りつくされていることもありますし、書籍も多いし、オッサンが普通に想いを書くのも恥ずかしいので、今まで気になっていたことを、小分けにシリーズ化して書いてみます。

 

PART1は、新聞発表されたにもかかわらずリリースされなかった幻のベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」の話です。

まずは写真をご覧ください。

 

 

ここには年が書いてないんですけど、1989年だと思います。いや、90年だったかな…? うーん、いつか図書館に行って朝日新聞のアーカイブで調べようかな。カセット2本組も発売されようとしていたという、この時代感がタマリマセン。

 

MICHAELのベスト盤はその後何種類か出ますが、どうもこの「グレイテスト・ヒッツ」に関しては、無かったことにされているのか、ネットで検索してもこの件に触れているものが見当たらなかったので、信じられないという人も多いかもしれません。企画されていたことは事実なんです。

なので、あえてテキスト化します。

 

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本日より予約開始

マイケル ジャクソン

夢の超ベスト・アルバム、世界同時発売・決定(11月中旬)

「グレイテスト・ヒッツ」

●CD2枚組 ●カセット2本組 予価各¥4,000(税込定価)

新曲5曲含む全31曲収録▸アルバム「BAD」「スリラー」「オフ・ザ・ウォール」からの全ヒット曲収録/デュエット曲「セイ,セイ,セイ」(with ポール・マッカートニー)、「ステイト・オブ・ショック」(with ミック・ジャガー)収録/「カム・トゥゲザー」(ムーンウォーカー)、「サムワン・イン・ザ・ダーク」(E.T.ストーリー・ブック)収録/ほか

現在録音中 最新曲5曲 収録決定

アルバム初回特典:豪華フォトブックレット付

★全国レコード店にて予約受付中Hurry Up

EPIC SONY RECORDS

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新聞を切り抜いた私は、早速地元のレコード屋に行って予約をしました。

しかし何の連絡もなく時は経ち、もう一度店員さんに切り抜きを見せてソニーさんに確認してもらったら「発売されないことになりました」という回答でした。

 

結構ショックでしたね。というのも、マイケル自身の発言をソースとしているのか、BADツアーが終われば引退するという報道が当時は当たり前のようにあちこちでありましたし、1988年の来日記念盤として発売されていたアルバムBADの帯には、「最初で最後のワールドツアー」なんて書かれていたんです。本当です。

小林克也さんも、ベストヒットUSAの中で、リベリアンガールのビデオが到着した際、「引退したはずだったんですが…」とハッキリ言ってましたから。

 

そんな、割と絶望的な状況(情報)下にあったので、新曲5曲が録音中というビッグニュースは、マイケルに関してなんでもかんでも渇望していた私にとって、まさに神からの贈り物とも思えました。

その後、オリジナルアルバム「デンジャラス」が発売され、ベスト盤は「HIStory: Past, Present and Future, Book I」まで待つことになります。それはご承知のとおりです。

さらにその後、HIStoryの1枚目が切り離され「グレイテスト・ヒッツ」が発売されますが、全く関係はありません。

 

この「幻のベスト盤」、どんな裏事情があったのでしょうか。関係者の方、いまならゲロできるんじゃないでしょうか?

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Big in Japan と Small in Japan

2020-05-05 | 音楽

詞の意味や内容が直接的に伝わりにくい洋楽では、メロディや曲の構造もさることながら、日本で人気が出るには、ヴォーカルの声質がどれだけ聴く側の印象に残るかが大きなカギになるような気がします。

いわゆる「 Big in Japan 」と呼ばれ、とりわけ日本で人気が出たアーティストって、ルックスだったり、時の悪戯だったり、様々な要素がある中でも、私は「声質」っていうことを重視しています。

Big in Japanのアーティストを書き連ねるだけではこのブログの価値はないので、カテゴリーから若干外れつつも、なかなか表現しにくい声の魅力を、できる限り比較対象を設定しながら書いてみたいと思います。時に怒られそうなフレーズも飛び出しますがご容赦を。

 

Big in Japanでイメージしやすいのは「Bon Jovi」。当時友達とは、その音楽性や見た目から「Europe」と比較して、「ジョーイ・テンペストの方が歌上手くないか?」なんて笑いながら言い合っていたこともありましたが、その実、ジョン・ボン・ジョヴィの声の魅力は当然ながら認識していて、カウントダウンライブを観に行くほどのファンでした。

Europe - The Final Countdown

Bon Jovi - Livin' On A Prayer

ジョーイ・テンペストと比較して適度な雑味を感じるジョンの声は、バリトン系の「ええ声」とは言えないかもしれませんけど、ルックスと名前の特異性も含めジョンという人の個性を際立たせ、「あーこのルックスと声はジョン・ボン・ジョヴィだよね」という、覚えやすいキャラクター性があったよう感じます。

全てとは言いませんが、その人のパフォーマンス、雰囲気、ルックスなどで総合的に「華がある」と感じられれば、声質も伴って魅力的になるんだと思います。

 

華があるかどうか? という点で、デヴィッド・リー・ロスとサミー・ヘイガーを比較します。ゲイリーは含みません。

Van Halen – Panama

Van Halen - Why Can't This Be Love

みなまで言うな、なんて突っ込まれそうですが、やはり書きます。2人を比較してどうですか?

ご存じかと思いますが、売り上げ枚数から見るとデイブ時代よりサミー時代の方が安定的な人気を誇っていたことが記録からわかっています。でも、「そうじゃないだろ!」と考えている人は多いでしょう。私もそう。

歌の上手さ、特に音程感でいえば、サミーの方が優れています。ただ、もう一度言いますが、「そうじゃないだろ!」ってことです。私はアマチュアバンドでVoをやっているので、実体験としてですが、デイブとミック(ジャガー)は、コピーするのに最悪な部類。節回し、そして本人が醸し出す…これこそ「オーラ」と呼んでも間違いではない強烈な個性は、何物にも代えがたいんです。

だからとりわけ日本では、ダイヤモンド・デイブ人気が高いわけです。

 

実は、基音に加えて、母音系の整数次倍音、子音系の非整数次倍音など、人の声に限らず様々な楽器でも”音の魅力”として語られる「倍音成分」についてもそれなりに調べましたが…私には語れそうにありません。

私はギターを弾いているし、Jazzヴォーカルの教室に通っていたこともあるし、その仕組みはある程度理解はできましたが、それがすなわち、いま話題にしている「印象的」かどうかは、一概に言えないと思うからなんです。

例えば、「成分分析の結果○○さんと△△さんは同じ傾向にある」と言われたとします。「確かにこの××な感じは同じかも…?」なんて思ったところで、実際に聴こえる印象や、その人の雰囲気やルックス、曲によって異なる歌い方などを考え始めると、とても説明できる自信はありません。

 

次に、同じバンド内でリードボーカルが共存していた、「イーグルス」。それはグレン・フライとドン・ヘンリー…いや、ドン・ヘンリーとその他メンバーの声質の違いです。

私は過去に「Take it Easy」をコピーしたことがあり、曲も好きだし、歌詞も覚えたし、グレン・フライの歌唱も嫌いじゃないです。でもね、カントリーの影響が色濃いイーグルスが、アメリカのみならず世界的、もちろん日本でも人気があるということは、相当な割合でドン・ヘンリーの声質、その印象深さが人気に寄与していることは間違いないと思うんです。

Eagles - Take It Easy

Eagles - Best of My Love

イーグルスを全く聴いたことのない人に、グレン・フライとドン・ヘンリーのそれぞれのリードの曲を聴いてもらい、曲の好みは度外視して、どちらの声が印象深かったか、記憶に残りやすいか?と尋ねれば、90%以上の人は「ドン・ヘンリー」と答えるでしょう。

もし、ドン・ヘンリーという圧倒的な存在感を持つヴォーカルがいなかったら、あれほどまでのバンドにはなっていなかったでしょうし、それはメンバーも分かっていたからこそ、ドン・ヘンリーに主要な曲のヴォーカルを任せたんじゃないかと想像できます。

一般的に「あの人は声が良い」と言われるとき、主観を含みつつも、喋り声では低音が出る人が評価されがちだと思います。喋り声ならグレン・フライの方がいい声だと思いますよ。ドン・ヘンリーは喋り声もちょっとハスキーですしね。でもそれって、こと歌唱の分野では違うということをイーグルスはいい意味で表しているような気がします。もちろん、全てに当てはまるわけではないですけど。

 

次に挙げるのは「Ultravox」。僕は、“Vienna”の“Astradyne”をはじめとして好きな曲は多いのですが、もう…Voが入ると萎えるんですよ。好きな人には申し訳ない気がしつつも、聴くのはもっぱらインスト。

Astradyne (2008 Remaster)

フロントマンであるヴォーカルに華が感じられません。

Ultravox - Vienna (Live Aid 1985)

歌は上手いんでしょう。けど、なんか頼りなさというか、不安感がありませんか?

大手商社に勤めるイケメン上司に歌わせたらソコソコ上手かった、というレベル。

これは「New Order」にも同じことが…いや、ニューオーダーに関しては、うまいとも言えないしイケメンとも言えないな。別に共感してもらえなくてもいいんですけど、聴いている方が「こいつ大丈夫か?」ビクビクするようなヴォーカル。曲の作りや構成は好きなだけに残念です。

New Order - True Faith

こんなこと書いている私。アマチュアのクセに生意気なヤツだと思わないでください。リスナーとはそもそも残酷です。誰しもそうなんです。

そんな「Ultravox」と比較するのは「Japan」、つまり「デヴィッド・シルヴィアン」。典型的な「Big in Japan」です。

ごく初期を除き、低音で粘っこいDavidのヴォーカルは、一度聴いたら忘れようにも忘れられません。もちろん、ミックのベース、スティーブのドラムなど、ほかにも特異性があったことは認めますが、割とハイトーンがもてはやされる歌の世界において、必ずしも高音重視のVoだけが印象深いわけではないことを証明しています。そして何より華があった。

Japan — Methods of Dance

Japanなんて一部のマニアと日本だけでしか人気なかっただろ! と思われるでしょうが、そもそも日本での人気/不人気ってのをテーマにしてますから。

 

ここで「Small in Japan」と(ある界隈で)認識されているアーティスト側から考えてみます。

その代表的なバンドだと個人的に思うのが「Gratefull Dead」です。昔、南こうせつさんが海外のロックバンドを紹介するという、世間のイメージからは意外な組み合わせの番組がBSであったのですが、その時、こうせつさんが大ファンだというデッドが紹介され、「日本には隠れデッドファンがいっぱいいます!」と話していたのを覚えています。

Grateful Dead - Truckin'

気になって私も何度か挑戦しました。聴けば演奏はカッコいいし、バンドとして実力があると感じましたけど、Voに乗り切れず失敗。セッションのスリリングさは評価されても、キャッチーさが希薄だと、日本での人気が出にくいような気もします。オールマンも同じような感じでしょうか。ブルースが好きでバンドやってる人なら知っていても、一般的には知れ渡らないということだと思います。

 

で、Wikipediaに載っていたSmall in Japanで、ジェームス・ブラウンが挙げられていたのはちょっと驚きました。意外性というよりも、納得感も含んで。

James Brownは、僕はマイケルのファンであるからして、その源流となっているアーティストとしてそりゃ好きです。声質も強烈だし、カリスマ感が半端ではない。だから、Smallか…?という疑問がありつつも、展開の少ないワンコード、せいぜい2コードのファンクでは、日本でポピュラリティを獲得することはかなり困難だという事実も分かる。これは声質ではなく、あくまでも曲の展開面で日本では受け入れられなかったということに他ならないと思います。

James Brown - Get Involved+Soul Power Live

これ、笑う洋楽展でも流れてました。めちゃくちゃカッコいいと思っても、日本じゃヒットしませんね、残念ですけど。

 

ただ、日本はディスコが流行ったことからも分かるように、踊れるビートを嫌いではないはず。日本でファンクが受け入れられるようにするためには、とにかく曲の展開が大事。Earth, Wind & Fireはこの点で完璧でしょう。モーリス・ホワイトが印象的な声だったことも、日本での人気に少なからず影響してると思います。

Earth, Wind & Fire - Boogie Wonderland

 

今度は「メン・アット・ワーク」です。

Men At Work - Who Can It Be Now?

インパクト絶大のメロディと声質。僕も大好きだし、世界的にも人気バンドでしたが、これまでの長い人生の中で、メンアットワークのことを他の人と話をした経験が一度もありません。つまり話題に上がらない。実際はアルバムがオリコン洋楽チャートを席巻したこともあるので、必ずしもSmall in Japanではないのかもしれないけど、たぶんその時だけだったんじゃないかな。

ビデオの中でも強調するシーンがあるほど、結構な斜視。そこを省いたとしても、ルックスが良いとは誰も言わないでしょう。演奏シーンでの振る舞いもなんかカッコ悪い。自信満々(?)な様子だけは救いかも。

もしもフロントマンが魅力的なルックスで、なおかつ個性的な声だったら、違う結果になっていたかもしれません。結局は「あの顔にしてあの声あり」ということで、改めて書きますが、ルックスや雰囲気は声質にリンクしていて、それこそ重要なことなんです。

 

ルックス、雰囲気の良し悪しがどう影響しているかについて、ハイトーンのハードロックで比較します。

Led Zeppelin - We're Gonna Groove

AC/DC - Back In Black

Guns N' Roses - Welcome To The Jungle

いずれもVoにハイトーンの強烈な個性を持ったバンドです。

ロバート・プラントについては、多くを語らなくてもそのゴージャスさは分かると思います。ほんの数年しかあの声を維持できませんでしたが…。

アクセルは、どっからどう見てもスター。

ここで言いたいのは、ブライアン・ジョンソンが総合的にドンくさいってこと。動きもなんだかね~。すごい声だと思う反面、人によっては聴きにくく感じるでしょう。

こういう声があるから「○○倍音がある人は魅力的な…」なんてこと言えないんですよ、怖くて。

とか言いつつ、私はAC/DCが好きです。けど比較するとわかるでしょう、またしても「あの顔にしてあの声」ってのは。なぜAC/DCが「Small in Japan」にカテゴライズされるのも分かる気がします。

 

でも、ルックスが良い=覚えやすい声とも限りません。ライバルだったブラーとオアシスを比較してみます。

Blur - Charmless Man

Oasis - Rock 'N' Roll Star

ブラーって、僕は完全に世代だったので聴く機会は多かったです。でもなんだかね、声を覚えられないのよ。というと誤解があるか。そりゃ覚えてますよ。だけど覚えるのに結構時間がかかりました。

逆にリアムは、一瞬で覚えた。

デーモンとリアムって、顔は同じ系統な気がしませんか? 後は、そこにワルな音が入ってるかどうかでしょう。

アンプに置き換えていうなら、デーモンはVOX、リアムはMarshall、って感じ。

 

声の覚えやすさ、特徴的かどうかについて、唐突ですがライムスター宇多丸さんの言葉を紹介します。

ラジオでのトークテーマが「じゃない方」だった時、宇多丸さんが自虐的に発した言葉です。

 

俺も言われるよ。「RHYMESTERのMummy-Dじゃない方」とか、「ライムスターの声に特徴が無い方」とかね。

 

これね~、俺は宇多丸さんが大好きだからこそ分かるの。声を使うことを生業にしている人が、自身の声を冷徹に分析しているってことが。

自分の声を嫌いだと公言する人っていますよね。でも、そこまでの話っていわゆる「あるあるネタ」のレベルです。宇多丸さんの場合、自分の声に”特徴が無い”とまで言いきれるってことは、いかにマミーさんとの比較があるとはいえ、他者からの意見に真面に向かい合っていなければ出ない言葉だと思います。

 

じゃあ、結局お前は誰の声が好きなんだ?と聞かれれば、ジョージ・マイケルと70年代のフレディ・マーキュリーなんです。どちらもゲイでしたが、それはさておき、Queenはもちろん「Big in Japan」。その人気はフレディの声質による部分も相当あったと思います。

QUEEN - In The Lap Of The Gods... Revisited

George Michael - Kissing a Fool

フレディは、70年代限定。80年代の野太く力強い声がどうしても苦手です。これは説明しにくいな~。

ジョージ・マイケルは、歌声に関しては晩年まで変わらず好きでした。特に「Kissing a Fool」と「Cowboys and Angels」のウィスパー系の歌声が大好き。ソロになってからはWham!時代のハイトーンが出せなくなり、Keyは下げずにフェイクで歌うことが増えましたが、それはライブの時にフレディがしていた手法と同じ。かなり参考にしていたんじゃないかと推測しています。

声質の細かい部分って言葉で表現しにくいし、音楽との出会い方やいろいろな視点によって聴こえ方はものすごく差があるでしょうから、分かってもらえるようにあれこれ書いてみましたが、ここへきて読み返すと…書きぶりがひどいね。どんな捉えられ方をされるか気にしながら、キーボードを叩くのを終えます。

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かざあなダウンタウン

2020-04-12 | 日記・エッセイ・コラム

かざあなダウンタウン

1995年から96年にかけて放送されたこの番組、放送は1年弱と短い期間ではありましたが、とても思い入れのある番組で、録画したものをデータ化してPCで時折見ています。今ではYouTubeにもたくさん載っているので、若い人が見ると新鮮かもしれません。

最近では、リットン調査団さんが「水曜日のダウンタウン」でクローズアップされたとき、藤原さんの回想でかざあなのシーンが他局なのに使われたことにえらく驚きました。

この番組、9月までの前半では、体をはりまくった実験色の強いゲーム「ためしましょう」と、色々な仕事を実践的に学ぶ「おぼえましょう」が両立し、10月以降の後半では大喜利も織り交ぜ、ダウンタウンの2人を交えた本音のトークの比重が多くなって、最後まで飽きずに楽しめました。

お下劣な面では、「ためしましょう」のコーナーで「愛し合いましょう」という、今のテレビ界では絶対に無理といえるような対決が繰り広げられました。浜田さんがこれ以上ないくらいに笑い続けていたのが、その面白さを物語っています。

山崎さん「うわ! なんやねんこれ~!」

東野さん「これあかんわ…こんなんあかんわ!」

 

内容を書くのは控えるとして…まぁ~笑えました。

笑い以外だと、ソムリエの回はとても勉強になったし、何回でも見たくなる魅力が各回でありました。それは深夜番組としての無骨さが私にはちょうど良かったんだと思います。「ダウンタウン汁」も面白かったし、松本さんの天才っぷりを大喜利で思う存分味わえましたので。その代わり、ゴールデンの「ごっつええ感じ」はあまり見なかったな~。

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YAMAHA THR5 (V.2)

2020-02-09 | 楽器

YAMAHA THR5 (V.2)

練習用としてBOSSの「eBand JS-8」を使い始めたとき、どうしてもギターの出音に馴染めず、ヤマハに触手を伸ばしたところ大当たりでした。

AMP=CLEAN

GAIN=MAX

MASTER=MAX

TONE=MAX

EFFECT=MIN

DLY/REV=MIN

以前はHOTCAKEをつないでいましたが、このセッティングが僕の中では一番ハマりました。余裕でサラッと歪むセッティングではなく、フルアップがかっこいいです。自宅ですからもちろんVOLUMEはマックスにはできないものの、十分にハリのある音が出ます。このセッティングなら手元で音を下げればちょうどいいクリーンにもなります。

もちろん、練習したい内容によってAMPを変えることは当然ありです。ただ、EFFECTは何も期待しない方がいいです。そもそも練習には必要ないでしょう。ルックスもいいし、自宅練習用としては完璧だと思います。

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焼肉 「名門」 四谷三丁目(新宿区舟町)PART1

2020-01-13 | グルメ

このブログの趣旨とちょいと異なるグルメの話です。

都内に出かけたときには荒木町にある「テキサスフラッド」というバーにちょくちょく行っていることもあり、その近くにある「名門」と「羅生門」という焼肉屋さんには以前から興味がありました。

記憶をたどると羅生門さんには一度行ったことがありましたが、CSのCX系で放送している「寺門ジモンの肉専門チャンネル」で紹介された名門さんのコース内容があまりにも衝撃的だったので、門をたたいてみることにしました。

僕は焼肉店に一人で行くことが多いので、名門さんの常連贔屓に不安感はありましたが、行ってみると取り越し苦労でとても楽しめました。何度か行った様子をPART1と称して書いてみます。肉専門チャンネルで得た情報も交えますので、名門さんにこれから行こうと思っている人の参考になればと思います。

 

時は2019年3月。何の予約もせずに行ったのが最初。そこから2020年1月まで、友達を誘ったり一人で行ったりと、結構何度も行きました。都内に泊まるときには、何とかして立ち寄ろうとしています。

最初に頼んだのは「センマイ刺し」。メニューには「赤センマイ」としかありませんでしたが、深く気にせず頼んだところ、出てきたのは、肉チャンネルで見たようなタイプではなかったのですが、それでも普通の店で出るセンマイ刺しとは全く違って、結構肉厚です。

通常は辛めの味付けがしてある酢味噌がタレとして出てきますが、何度か通ったら、酢味噌に加えてSTSS(スーパー・トップ・セクシー・ソース)付で、厚切り、しかも塊のセンマイ刺しを出してもらえるようになりました。それがこちら。

もっと寄った写真をば。

最初に出してもらったセンマイ刺しも十分に肉厚で美味しかったんですけど、これは別格。他の店のセンマイ刺しでは満足できなくなります。

STSSは、昔は「スーパー・トップ・シークレット・ソース」だったようですが、「シークレット」がいつしか「セクシー」に変わったそうです。STSSを出してくれるようになったということは、それなりに認めてもらえたということかな?

ちなみにSTSSは、ゴマ油、ニンニク、塩と醤油で出来ていて、その配合内容は明かせないそうですが、昔、レバ刺しによく使われていたゴマダレを想像してもらえると近いかなと思います。ただ、一般的なゴマ塩タレよりも塩が油になじんでいてざらつきが一切ありません。とてもまろやかです。

 

そして、名門さんといえばホルモン。メニューでは「大腸ホルモン」「小腸ホルモン」に分かれています。大腸は、他の店でよく呼ばれる「テッチャン」。発音でいうと本当は「テジャン」だそうです。通常はみそだれですが、何度か通うと「塩にしますか?」と聞いてもらえます。

上の写真は、ある時ヤッキーさんがひと切れだけ差し入れしてくれた「絶倫コース」仕様の大腸ホルモン(シマチョウ)。これはモノが違う。脂の新鮮度が違う。

 

普通に(それでもしばらく通ってから)塩の大腸ホルモンを頼むとこんな感じです。皮は厚めでも不思議と気になる硬さはなく、個人的に程よい食感です。

 

そして小腸ホルモン。基本はミソダレ。他の店でいう「マルチョウ」。皮を割いているのでコロコロではなく、脂身が出ています。

何ら臭みもなくマジでおいしい。大腸に比べて皮が薄いので食べやすく感じるかもしれません。その小腸ホルモンが究極の形になったのが「スーパーホルモン」です。

さすがに一人で頼むわけにはいかないため、予約し複数名で行った2回だけ。絶倫コースでなくても、常連にならなくてもスーパーホルモンは注文できます。これを食べると他の牛ホルモン全てがかすむといっても過言はないくらいの絶品です。2人以上で行ったら必ず頼むべし!

学生時代の同期と3人で行ったとき、ヤッキーさんに焼いてもらいました。これは自分たちで焼くのはご法度。ハサミで切って盛り付けるまで全てヤッキーさん任せです。

ヤッキーさん曰く、食べるギリギリまで切らない方が、切った面が新鮮でおいしいとのこと。それと、焼肉の原点として味噌ダレを薦めていました。名門さんでは、八丁味噌をベースに三温糖と黒糖を赤ワインで炊き上げているそうです。

 

次に上ロースです。

この見た目は完璧なんですけど、焼き過ぎると少しパサついてしまうのでご注意を。程よければ上品なうまさが広がります。

比べて、下の写真の上カルビはジューシーでとろけるようなおいしさ。こうした見た目のカルビって、中にはハズレで硬めの食感のものもありますが、そんな心配は名門さんでは一切なし。とてもよく吟味されたお肉を仕入れていると思います。

もしかしたら、上カルビは常連とそうじゃない人とで切り方と出し方にちょっと違いがあるかも。また、その時の仕入れによっても違うかも。下の写真も上カルビでしたが、サシの入り方に微妙な差が。肉チャンネルでみたコースでいうところの、上は「三角バラ」で、決めサシ「DOPINK ドピンク」。下が、三角バラの肩寄りにある「ザブトン」かもな~。基本は同じ流れをくむ肉だそうです。

この長い肉を「くるりんぱ」で口に運ぶのが流儀(寺門さんチーム)。弱火で長時間放置せず、短い時間に強火で焼いて表面コーティング。これで肉汁を閉じ込めて甘みが出るそうです。

上ロースと上カルビは2,500円。一人前で2,500円を高いと感じるか安いと感じるか、好みは分かれるでしょうが、この肉質と肉味なら非常に妥当な値段だと私は思います。

ビールは、生ビールが残念ながらサントリーであるため、私は瓶のスーパードライを頼みます。焼肉に合いますね~。

1回の合計金額は、センマイ刺し+精肉(上ロースor上カルビ)+ホルモン(大腸or 小腸)、それに瓶ビール2本で7,000円程度。その他一品料理を追加すれば8,000円くらい。もちろん頼むものやお酒の量、それと一緒に行く人によっても違うので、今までの経験では5,000円~9,000円というところ。その値段に見合う満足感は十分にあります。

去年(2019)から通い始めた名門さん。今回はここまでにして、次回以降に違うメニューを紹介します。

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