認知症と向き合って

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

胸が痛くなりました

2008年08月20日 14時04分52秒 | Weblog
 少し前に認知症のサイトの中で、私の立場と似た境遇の方のサイトを見つけました。

お母さんが認知症で、お父さんと娘さんの3人暮らしで、お父さんが非協力的で、

娘さんが一人で抱え込んでいたようでした。

介護をされているご本人の、正直な気持ちが書かれていました。

  「 毎日、涙が出ます、毎日、死にたいと思っています。

   友達が、去って行きました。

   やりたい事もすべて諦めました。

   お母さんが悪いわけでもないのに、辛くあたってしまいます。」

この方の辛い気持ちが、よくわかります。

私も、涙がよく出ます。死にたいと思ったこともあります。

大声で、泣き叫んだ時もあります。 

私の友達は、去っては行きませんでしたが、母の親しくしている人たちは、去って行きました。

やりたい事は現在は、お休みしています。

母に辛くあたることもあります。 

私も似たような気持ちです。

認知症の介護を一人でされている方は、きっと同じ気持ちだと思います。


その後、つい最近ですが・・・

この方のお父さんが亡くなられて、認知症のお母さんと二人だけになりました

葬儀のとき、お母さんは、出席できなかったそうですが、

号泣していたそうです。

このサイトを見た後、私まで号泣しそうになりました。 

認知症になった母を、頭がおかしくなったとか、バカにして、無視したりする人がいますが、

決して、バカになったわけではないのです。

人間としての感情もあります。


頭の中の記憶だけ、先に宇宙へ行ってしまったのです。 

















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大きなお世話です!

2008年08月19日 14時12分33秒 | Weblog
 紙袋に服と靴を詰め込んで、両手に下げて出て行く姿が、何日も続き、

ここは、家だから、と言い聞かせても、聞いてもらえず、どうしたらいいのか・・・

このまま、好きなようにさせるしか方法は、ありませんでした。

ただ、近所の男性から、

「人に迷惑かけないうちに、早く施設に入れなさい、
 あんたの為に言ってるんだと、
 早く、お母さん施設入れないと、あんた仕事行かれないよ。」と言われました。

何も迷惑かけていないし、これからも迷惑かけることもないし、

仕事のことも心配してくれて、大きなお世話です。

何でこんなこと言われなければ、ならないのか、悲しくて涙が出ました。

母が痴呆になってから、人の見る目が変わってきました。

母と仲良くしていた人たちも、だんだん離れていくようになりました。

介護の経験のない人には、理解してもらえないようでした。

これが現実なんですね。 













  
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熱射病になるよ~

2008年08月17日 10時35分12秒 | Weblog
 2002年6月半ば頃より、「家に帰ります」と言って、

一人で出て行くようになりました。

紙袋に服や靴を詰め込んで、両手に下げて出て行く姿が毎日のように続きました。

それが、1日に3~4回続きました。

出て行ってから、2時間ほどしてから、「ただいま帰ってきました」と、何事もなく

うれしそうな顔をして、帰ってくる態度に、ほっとするやら、腹立たしいやら、

なんとも言えない複雑な心境でした。  

やがて、近所の人たちにもこのおかしな行動が、知られるようになり、

「○○さん、なんかおかしいわ、ボケてるんじゃない?」と言われ始めました。

その頃から、デイサービスの車のお迎えがくると、窓越しにのぞいたり、近くまで来たり、

時には、通りすぎる人が、ジロジロ見ていました。

当時はまだ、現在のようにデイサービスに、行く人たちが少なく、

施設?に預けられている。という印象が強く、年配の人が多い近所の人達には、

理解できなかったようです。 


 ある人に、言われたことですが、

自分たち夫婦のどちらかが痴呆になっても、あんなところ(デイサービス)には、

行かないで、お互いで介護しようと、話しているんだと、言われました。

あんな所に行かせたら、可哀想やとも言われました。

あんな所とは、どんな所なんでしょうか、ひどい言い方ですよね。

一人で介護をしている私にとって、

母がデイサービスを利用することは、とても心強いもので、

私には、砂漠の中のオアシスです。 





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どこの家に帰りたいの?

2008年08月14日 15時33分54秒 | Weblog
  2002年6月頃より、「家に帰りたい」が、頻繁に始まりました。

デイサービスへ、行かない日には、買い物に行ったり、お弁当を持参して、

子供の頃に、家族4人で行った思い出の場所へ、遊びに行ったりしました。

ほとんど、毎日のことなので、あまり遠くへは行けず、

自宅から、30分ほどのところに海があり、お昼前に出かけて、6時頃まで、

砂浜で遊んだり、話をしたり、船を見たり、何とか時間をつぶし、その日一日を

終える日々が続きました。

「家に帰りたい、家に帰りたい」

ここは、自分の家だと、言い聞かせても、納得せず

自分の家に帰りたいと、言い続けていました。

何度言っても、聞き入れない母に、私は時には、ヒステリックになり、怒鳴ること

もありました。

認知症の人を、怒ったり、怒らせたりしてはいけないと、わかっていても、

どうしようもない時も、ありました。

当然、その後は、とても不愉快なものでした。

当時、私自身、母が認知症であることを、まだ受け入れることが、出来ず、

きっと、何とかすれば、認知症を、治すことが出来ると信じ、認知症に効果がある

と言われていた、健康食品やサプリメントを取り寄せては、母に飲ませていました。

そんなこと、無駄な抵抗だと、わかっていても、いろいろ試しました。

奇跡が起きて、治った・・・・

そう思いたかった自分が、愚かでした。








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ちょっと休憩、少しだけ自慢

2008年08月12日 15時50分24秒 | Weblog
  今日も暑いですね   

昨日は、北島康介選手の世界新記録に感激、感激・・・・

北島選手の泳ぎは、世界一美しいそうです。

各国の選手が、ビデオで研究しているそうですが、北島選手のような

綺麗な泳法が、出来ないそうです。(テレビで言ってました)

ライバルのハンセン選手は、調子が悪いのか4位と、期待はずれでした。

北島選手とのデッドヒートを期待していたのに、少し残念でした。

200メートルも頑張ってほしいですね。

頑張れ、康介


1988年ソウルオリンピックに出場していた、アメリカの水泳選手の

マット・ビオンディ選手(金5、銀1、銅1)が、大好きで、ファンレターを出し

たことがあります。

アメリカに住んでいる、ビオンディ選手に会いたくて、たまりませんでした。

でも、会えるはずありません。

当時、いろいろラッキーなことが積み重なり、

京都の、あるプールで、会うことが出来ました。

泳ぎが、終わった後、プールサイドで、ツーショットを撮ることができ、

直筆のサインももらって、とてもうれしかったです。

後から、関係者の方を通じて、サイン入りの写真と手紙ももらいました。


1991年1月2日の夜に、プールサイドで、マット・ビオンディに会った夢を

見ましたが、その年の6月6日に夢が現実になって、驚きました。

当時の写真を載せたかったのですが、

まだ、出来ないので、いつか機会があれば載せたいと、思います。

大学生だったビオンディ選手も、もう43歳になっています。

198センチの長身で、とても、カッコいい美男子でした。

      私の、自慢話でした。(*^^)v












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