夏休みに入りましたね。
家族旅行でしょうか。子供たちが楽しそうに私の横を駆け抜けて行きました。
私の夏の思い出といえば、家族旅行よりもリカちゃんと過ごした夏休みです。
※私が現在滞在している避暑地の画像
リカちゃんは私より2歳年上の親戚の女の子で、私の家から車で20分程度のところに住んでいました。夏休みのほぼ半分以上をリカちゃんの家で過ごしていたように思います。
ありふれた日常から特別な世界へ連れていってくれる夏休み。
朝ごはんを食べながら、「今日は何するの?」と伯母に聞かれると、すぐにリカちゃんがその日の計画を話します。だいたい前日に小さな冒険の計画がリカちゃんと私の間で企てられていました。
リカちゃんが漕ぐ自転車の後ろに乗って、畑の隅に咲く大きなヒマワリを見て「怖ーい!」「逃げろー!」大騒ぎしたり。大人になって久しいけれど、ひまわりは今でも大好きな花。
※ニュージャージー州のひまわり畑
当時のかき氷機を使って、二人でせっせっとかき氷を作り、どのシロップが美味しいかを真剣に談議しながらかき氷を食べて、キーンとなってこめかみおさえて大笑いしたり。
伯母の作ったおにぎりを持ってプールに行ったり。リカちゃんはおにぎりよりも売店で買う菓子パンのほうがお気に入りで、「私いらない、売店で買うから」とツーンとすまし顔。(笑)
夜になれば花火を楽しんだり、肝試しに行ったり。
あの頃は花火よりも肝試しが楽しくて、お墓の前を「キャー」と走り抜けるだけでハラハラドキドキ。
お互い大人になり、リカちゃんは早々に同級生と結婚。最後に会ったのは10年以上も前になります。
あの共に過ごした夏休み。
どんな夏休みの思い出としてリカちゃんの心には刻まれているのだろう、ふとそんなことを思いました。