bon voyage!

ボディボーダー・ママののんびりオーストラリアライフ

ま、いっか

2004-07-23 | Weblog
No worries!!
オーストラリアで最もよく耳にする言葉のひとつ。
文字通り、「心配ない!」 または「どうでもいいよ!」
「オッケー!」、「どういたしまして」…という時に
使うフレーズだ。

オージーには、本当に No worries! が似合う。
あの余裕のある、のんびりとした気質。
将来何が起こるかなんて心配してもしょうがないじゃん、
っていうなんとも楽観的な生き方。人目を気にせず、
「人生楽しんだモン勝ち」論を実行している自由奔放な人達。

ロンドンのクラブで話したオージーの男の子曰く、
「どこの国のクラブにいてもオージーの女の子はすぐ分かるよ」って。
理由を聞いたら、「誰の目も気にせずcrazyに踊りまくってる子を
探せばいいんだ」っていう答えに妙に納得。
人の目を気にしながらモジモジ踊ってる人や、あの人変じゃない?って
噂話してる女の子たちを尻目に、「私のコンサートにようこそ!」って
言わんばかりに口ぱくで歌いながらノリノリで踊る女の子が何人かいる。
完全に自己陶酔の世界で、表情とか見てるとこっちまで楽しくなってくる。
彼女たちを見てると、人生楽しまなきゃ損だなぁ~って心から思う。

日本語ではNo worriesに当てはまる言葉がない。
問題ないよ!とはあまり言わないし、大丈夫! もちょっと違うし。
英語だと No problem!, バリ だと tidak apa apa!, タイだと mau pen rai!,
カタロニアだと aixorai! ... という風に、他国でもこのフレーズは
かなり良く使われるものとして定着している。ガイドブックに
常用フレーズとして載っているくらいだ。
日本でもこんな言葉があれば、もっとゆとりのある生活が
送れるんじゃないかなぁと思う。

そこで私が提案したいのが、「ま、いっか」。これは私のよく使う言葉のベスト3に入る。
「まいっかで済まさず、もっとちゃんと追求した方がいいよ」という厳しい突っ込みを受けた事もあるが、
でも、でも、やっぱりいい言葉だと思う。考えるべきところは考え抜いて、
流していいことはどんどん「まいっか」で、no worries 精神を鍛えて行きたい。

choices, choices, choices...

2004-07-23 | Weblog
選び疲れるよりも、歩き疲れて眠りたい。

私の大好きな高橋歩の「Love and Free」からの言葉。
日本という平和で豊かな国に生まれたことによって、
私は本当にたくさんの選択肢に恵まれている。
商品にしても趣味にしても人間関係にしても職業にしても。

でもそれが逆にすごーーーく厄介に思う時がある。
色んなチョイスがあるがゆえに、自分の選んだことに
常に疑問を持ったり、選ばなかった方の選択肢が
より魅力的に見えたり。

タイ山奥の田舎のおじいちゃんとか見てると、
パスポートを持っていて世界のどこへでも行ける自分が
いかに恵まれているかを実感するとともに、
そんな選択肢はないけれど自分の居場所をしっかり築き、
何の疑問もなくそれを受け入れ、そこで確かな幸せを
見出しているおじいちゃんが凄く羨ましくもある。

photo: rottnest island, australia