((2)のつづき) 山形と福島の、中央郵便局の風景印です。
山は蔵王の御釜と吾妻小富士で、すり鉢状の火山であるのは両方同じです。すり鉢の中に水があるのか(御釜)、ないのか(吾妻小富士)は違います。実際に見ると御釜の方がずっと大きく見えますが、御釜の水面のまわりはおよそ1.1kmで、吾妻小富士の火口を一周する方(およそ1.5km)が長いです。風景印の図柄は、本物の山に比べると小ぢんまりしていました。
蔵王は山形県と宮城県にまたがった大きな山脈です。地図を見ると、御釜の水面はすべて宮城県側であるように見えます。ただし、御釜から北に進むと、山形と宮城の県境線がちょん切れているところがあります。途切れている部分は、まっすぐ測ると400mもないくらいの短さです。もし、水面の一部でも山形県とするには、その400mを南側に引き伸ばす必要があるようです。
我が家のこけしでは、これが一番形が似ていました。
宮城の鳴子温泉で手に入れたこけしです。
(つづく)