わずか8mの差ですが、弥山から眺めた天狗岳は天を突くようにそそり立ち、間近にあるはずなのに、そこへ登ろうとする人の姿は米粒のように小さく見えます。 . . . 本文を読む
一昨日登ったばかりの杵島岳の眺めもよいし、コンパスで測ったように大きなカーブを描く草千里ヶ浜もいいです。雨水のたまった2つの池の様子や、草千里ヶ浜の東西を画す小さな丘の存在も、ここからだとよく分かります。 . . . 本文を読む
阿蘇山 中岳(1,506m)・高岳(1,592m) (つづき) 阿蘇山の第一火口からは噴煙が上がり続けています。 煙の奥には湯だまりの水面も見えます。ほんのわずかに水色をしています。 まわりには避難壕がいくつもあって、ものものしい雰囲気です。 真ん中に木道が敷かれた砂千里ヶ浜は、小さな砂漠のような地形ですが、普通思い浮かべる砂漠と違うのは地面が濃い灰色になっているところです。 火山岩の急坂に取り付 . . . 本文を読む
頂上からは、明日登る予定の、阿蘇山の最高峰・高岳が眺められます。中岳と高岳には2つ火口があるように見えます。低い方の火口からだけ火山ガスが噴出しています。杵島岳も火山で、すり鉢状の火口の跡がありますが、今まさに活動中の中岳と見比べると、静かな火口跡は火山の感じが全くしませんでした。 . . . 本文を読む
阿蘇山・根子岳(東峰(1,408m))
阿蘇山は日本を代表する火山のひとつです。阿蘇山を近くで眺めると、高いのではなく横に長く続いていることに驚きます。 阿蘇山を横から眺めると、お釈迦様が寝ているように見えるといわれます。 2018年のゴールデンウィーク、泊まったホテルからJR阿蘇駅まで送迎の途中、横長の阿蘇山を撮影できるスポットを教えてもらいました。電線が入ってしまうのが惜しいが、電線が入ら . . . 本文を読む
渋い登山道でしたが、山頂の眺望は祖母山ならではのもので、初めての九州登山にこの山を選んでよかったと思わせるに十分でした。ニョキニョキと丸い岩峰が出ている大障子岩、なだらかな古祖母山、幾何的に本当に傾いて見える傾山。 . . . 本文を読む
市房山(1,721m) (つづき) 4合目には市房神社が建っています。 現代的なコンクリート製の本殿ですが、紅白の色づかいが目をひきます。 神殿の中にはお酒の一升瓶がお供えされていました。 ここからしばらくすると一気に登りが急になり、歩きづらいところも出てきます。ツルツルで滑りやすい大木もあり、ロープが下がっているところもあります。去年登った愛子岳(屋久島)の最後の登りを思い出しましたが、あれほど . . . 本文を読む
立派な原生林、なかでも立派な杉の大樹が数多くありました。樹齢は数百年、中には千年をこえたものもあるといいます。これ以上の樹齢の杉は、屋久島でしか見たことがありません。市房山の一帯は、杉がいつまでも生き続けられる特別な空気に満ちているとしか思えません。 . . . 本文を読む
市房山(1,721m) 市房山は、久住とか阿蘇山のような「火の国」九州らしい山ではないのですが、写真からは普通の山ではない立派さが伝わってきて、九州では一番気になる山、一度登りたいと思っていた山でした。 人吉で、青井阿蘇神社に参拝しました。最初からかやぶき屋根の楼門に圧倒されます。造営から約400年たっているそうです。 拝殿もやはりかやぶき屋根でした。素朴で力強い雰囲気の境内でした。 前日は人吉旅 . . . 本文を読む
最後の登りはなかなか大変で、足もとは細かい砂です。登っても登っても、足がずるずる下へ引きずられます。富士山にもこんな場所があったかなと、しかしここまで歩きにくいことはなかった気がしました。標高が上がるにつれて、立派なドーム状になっている御鉢の形状がよく分かります。凄い場所を歩いているなと思います。 . . . 本文を読む