ニセ巻機山まで登れば間近に本物の巻機山をのぞむことができます。とてもなだらかな山で、ところどころに樹林帯があり、雲が斜面に影をうつしています。 . . . 本文を読む
冬晴れの日に上越線で越後湯沢から北へ向かうと、車窓の右手に4座の山が目をひきます。巻機山は真っ白になった麓の田圃と一体になり、大きな山なのに重さがなく、何という美しい山だろうと思わせます。 . . . 本文を読む
「日本百名山」で”駒ヶ岳”のつく山は4座あり、その中で最も標高の低い山が越後駒ヶ岳です。甲斐駒や木曽駒の鋭さとは逆の、緑色の布を纏ったように穏やかな、しかし1点のピークに目を惹きつけられます。 . . . 本文を読む
谷川岳(1,977m) まだ9月の下旬で紅葉には早いかなと思っていたら、熊穴沢避難小屋までのブナ林の絶妙な色づき、そして森林限界を越えればまるで天然の絨毯のような草紅葉が広がっていて、なかなか楽しめました。 ナナカマドは、実はたくさん生っていましたが、紅葉はまだでした。あと少しすれば鮮やかに色づくに違いありません。 谷川連峰といえば岩峰のイメージですが、決してそれだけではありません。ササに覆われて . . . 本文を読む
登山と同じくらい温泉も好きですが、「今財布の中に1枚だけ500円玉が入っていたとして、自分の一番使いたい場所は」どこかと聞かれたら、この「山の湯」での入浴を選ぶでしょう。上越線で越後湯沢の駅を通るたびに、時間があれば必ず立ち寄ってきました。もう10回近くにはなると思いますが、まったく飽きることがありません。 . . . 本文を読む
仙ノ倉から谷川連峰を眺めると、一つ一つは特徴があまりない山々と思いました。主峰・谷川岳ですら、ただの一ピークにすぎません。しかし、これだけの距離が続いていること自体に価値があると思います。そのうえ、稜線の曲がり具合も絶妙です。もっと高さがあって荒々しくても良さそうなものなのに謙虚です。 . . . 本文を読む
いよいよ仙ノ倉山へ近づく頃、右手に鋭鋒が現れます。この山の名前は、「エビス大黒ノ頭」です。高さ大きさは、平標山・仙ノ倉山いずれにも及びませんが、存在感は2つの山以上です。これは山の中に財宝を見つけたような気分です。 . . . 本文を読む
新潟県の平標登山口から2つの山をまわるコースは、首都圏から日帰りで歩くことができます。急坂の登山道ですが、谷川岳に出てくるような鎖場はありません。樹林帯を抜け、平標山のピークが見える時の開放感は、東京や神奈川の山にはないものだと思います。平標山頂からの仙ノ倉山の眺望、また同じ山から見下ろす池塘など見どころも満載です。 . . . 本文を読む