比良岳(1,051m)・烏谷山(1,077m)・八雲ヶ原湿原
ゴールデンウィークは、遠く離れた西日本の山への遠征に最適の時期です。
今まで、近畿の山といえば鈴鹿によく登ってきました。御在所に始まり、霊仙山・入道ヶ岳・藤原岳・御池岳・竜ヶ岳、どれも面白い山々でした。今年は、GW初日の目的地を滋賀県の比良にしました。何回も通える新しいフィールドを見つけに行きたいと思います。
比良の山に登るのは武奈ヶ岳以来11年ぶりです。素晴らしい眺望でしたが、そのときは坊村バス停から頂上まで同じ道を往復しただけでした。今回は山と山をつなぐ縦走をすることにしました。
前日は敦賀で泊まりました。大宮から敦賀まで北陸新幹線で行き、その後敦賀→京都→木津→名古屋→東京と回って再び大宮に帰ってくるという、「大宮発大宮行き」の片道切符を作りました。有効期間は1週間、運賃は14,080円でした。
切符の「経由」欄が長すぎて発券機で印刷しきれず、「名古屋 新幹線 東京 東北」という駅員さんの手書きで補足されています。
ちなみに、大宮から東京を経て東海道新幹線で京都まで、往復切符を買うと17,820円かかります。一筆書きにすることで、遠回りをしてもかえって安くなります。
金沢から先の北陸新幹線は初乗りですが、夜になってしまいました。トンネルが多いだろうから夜でもいいかと思いましたが、想定より地上を走る区間が長く、景色が見えないのは惜しかったです。
スタートとゴールが同じ駅の切符。
翌日は、まず堅田駅のコインロッカーに不要な荷物を預け、志賀駅に戻ってびわ湖バレイ行きのバスに乗りました。
その後、ロープウェイで標高1,100mの山頂駅まで上がってしまいます。下りは自分の足で降りてくるので片道券を買います。
頂上からは期待していた通り琵琶湖の眺望が広がっています。昭和39年に開通した琵琶湖大橋よりも南側はぐっと狭くなっており、反対側とは水の色も違います。琵琶湖の水深の平均は、琵琶湖大橋の北側「北湖」は約43mですが、「南湖」は約4mしかないといいます。
湖岸より山上に立つ方が、琵琶湖の全貌や特徴が分かります。
山頂駅の近くは人工物が多く、大きな展望テラスはプールのような水面の上にあります。121人定員の巨大なロープウェイで、どんどん乗客が運ばれてきます。
なるべく早く歩き始めるに限ります。
(登頂:2024年5月上旬) (つづく)