心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

奥高尾縦走路の山々 小仏城山

2020年12月12日 | 奥多摩・高尾・陣馬


小仏城山(670m)


 高尾山頂から奥高尾と呼ばれる山々が始まります。陣馬山頂まで10kmも続く縦走路は、一日で歩き通すのも楽しいですが、部分部分を取り出して歩くのももちろん楽しいです。
 午後1時前、中央線の高尾駅から京王バスで小仏まで行き、歩き始めました。ヤマブキの花が咲き乱れ、4月なのに雪もありました。
 小仏峠から南は小仏城山、北は景信山ですが、この日は南に向かって登りました。


 奥高尾縦走路の大きな桜

 670mの城山は、昔ここに山城があったことが由来であるといいます。山城を逆にすれば、城山になります。ここでは、小仏の地名を付けて小仏城山とも呼ばれます。
 山城があった場所は、日本全国数多いと思います。そのため、城山と書いてしろやまと読む山も多いです。日本山名事典(三省堂)を開くと、福島県の白森山(1,152m)の次から城山(しろやま)が9ページにわたって続き、その数は197もありました。それとは別に、じょうやまと読む城山も多くあります。
 一番高い山は、「しろやま」が長野県木曽町の城山(1,422m)、「じょうやま」が東京都奥多摩町の城山(1,523m)でした。1,000m以上の山はわずかです。山城がそんなに高い場所にあっても不便だからでしょう。城山のリストは低山の宝庫です。100mを切る山もたくさんありました。

 小仏城山は広いお花畑でした。4月のこの時期は百花繚乱です。自然のままではないですが、この景色が山の頂上に広がっているのがユニークです。
 平日に茶店が営業しているのも有り難いです。この雰囲気では、登山の途中でも一杯飲みたくなります。明るい時間に、山の上で花を見ながらビールを飲める、気分のいい山でした。
 帰りは桜を見ながら高尾山まで歩き、4号路の吊り橋をわたって、最後はケーブルカーで下山しました。平日だからか、ケーブルカーには並ばずに乗れました。






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【小仏から小仏峠・小仏城山・高尾山】
 小仏バス停12:45→小仏峠13:36→小仏城山14:00~14:45→高尾山15:45→ケーブルカー高尾山駅16:34
※何度歩いても飽きない登山道です。このコースは、午後から歩き始めても間に合うのがよいです。春の時期は花が多いのも楽しみです。
 (登頂:2014年4月中旬) 



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