槇寄山(1,188m)・大羽根山(992m)
月末に有給休暇が取れたので、武蔵五日市駅を朝9時発のバスで都民の森を目指しました。都民の森へは休日に何回か行きましたが、いつも混んでいたので、平日にゆっくり移動してみたいと思っていました。
バスは多摩川の支流の秋川沿いを遡っていき、終点の数馬で都民の森行きに乗り換えます。数馬は東京都の最深部という雰囲気の場所で、ここよりも上流に集落はありません。
数馬から都民の森までのバスは無料です。車窓から巨大な岩盤を見上げたところに車道が走っています。これからすごいところを登っていくという感じがします。
都民の森のレストラン「とちの実」で山菜そばを食べました。バス停からレストランまでは電気自動車による送迎もあるといいますが、こんなところを電気自動車で登れるのかなと思うくらい急な坂です。また、こちらのレストランは東京都で最も標高の高い場所にあるとのこと。外は寒いですが、中は日当たりが良く暖かいです。ウッドデッキからものすごい量の落ち葉が舞い落ちているのが見えます。
歩き始めると15分ほどで三頭大滝が見えてきます。「滝見橋」という吊り橋に立って、滝を眺めることも出来ます。普通、橋はa地点とb地点を結ぶためのものですが、この橋は渡った先が行き止まりです。途中に立つためだけに架けられた橋だと言えます。
三頭大滝は落差約33mとのことでした。流れは細く、落差の数字ほどの険しさは感じませんでしたが、千里の道も一歩からという雰囲気の滝でした。三頭大滝は秋川源流のすぐ下に位置していて、下流では多摩川と合流し東京湾へと注いでいます。
(登頂:2024年11月下旬) (つづく)