
雲取山(2,017m)・七ツ石山(1,757m)・鷹ノ巣山(1,737m) (つづき)
東京都の最高峰にもう一度立ちました。雲一つない晴天で、昨日見えなかったものがすべて見えます。
富士山の地平線と平行に、物差しで引いたように雪の線が一本ついています。
雲取山頂には一等三角点が設置されていますが、もう一つ、「原三角測點」もあります。「現在の形の一等三角点が設置される前、明治16年(1883年)に埋設された測量標識」であると、国土地理院の説明書きがありました。
日本の三角点は当初、内務省地理局が設置していましたが、明治17年から、国土地理院の前身にあたる参謀本部の陸地測量部が設置するようになりました。
雲取山の原三角測点のことをつくば市にある国土地理院にたずねてみたところ、内務省が所管していたものであるため詳細は分からないとのことでした。
三角点の二つある山頂を後にしました。
雲取山ヘリポートからの富士山
(登頂:2012年11月上旬) (つづく)