一昨日の夜、遅い夕食を取りながらTVを見ていた。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」というフジTVの番組。
相変わらずのコーナーをやっていましたが、
番組の中盤から
「外見(店舗)は汚いけれど、味は折り紙つきの美味い店」
「店主は味への追求、コダワリをもつばっかりに、店の外観などには気が回らなくなってしまった店」とかなんとか紹介されて
その時点で 「えッ」でした。
それが『KITANACHELIN(きたなシュラン)』
「ほほッ~。おもしろい企画だなぁ(ミシュランガイドをもじっているところが傑作)」
「世の中、汚い店は山ほどあるけど、そんな中に一級品のウデをもっている頑固な職人ってのはいるからねぇ」
今回は「中野編」だという (この企画12/3から始まったよう)
中野は結構昔から知っているので興味深く見ていたら
まず紹介されたのは「フル~いッ、レトロ感漂う街の食堂屋さん(伊賀)」
紹介された店の外観を見てさらに 「ええッ~」
店のショーウィンドーは昭和30年代のものじゃ?
中に張られている写真は変色・退色し、食品サンプルは「このメニューは何なの?」と聞かないと分からないほど、彩色も色あせ白身の蝋細工の塊がそこに置かれているといったありさま」
「どうなのよぉ~、その無神経さ」
お客様をお迎えするといった配慮が微塵も感じられない。
でもって、笑わせてくれたのが
そのメニューの品書き...
「ハンバーグ定食」ではなく
←ちなみにこんなにきれいなサンプルではありません。
「ハンバグ定食(630円)」だという
(ハンバグだって...笑っちゃったそのいい加減さに)
でもって店内に入った憲武一行さん。
お茶はセルフ。(この辺も笑っちゃったけど、この辺のことは長くなるのでカットね)
そしてご一行さんが注文したのが「ハンバグ定食」
さあぁ「アマルの期待を裏切らないでくれよぉ」と心に思いつつ
調理場面を映し出されたとき
「おッ、これは美味いものが出てくるなッ」て
すぐ分かった。
肉の処理、卵の焼き方、そしてそして
それらを皿に盛ってから、ハンバーグに上掛けされた
デミグラスタイプのソース(肉を焼いたフライパンでのソースづくりは基本。デグラッセされたソースでしょう。そこには玉ねぎがクチャクチャになる前の程よい硬さが残りシャキシャキ感が味わえる状態のものが混じってましたね)
肉の焼き色から食感が読めるので、「こりゃこの状態で半熟卵を乗せ、箸で黄身を割って、ソースと絡め肉と食べたら、絶対美味いぞぉ~ッ」
叫んじゃいました「それッ、うまいぞ~ッ」ってね。
案の定、憲さんがそれを食べた後のリアクションが
「うんめぇ~~」
(「そうだろうね。わかるよッ」って彼に語りかけてました)
これで630円。お値打ちじゃん
(ご主人がハンバグ定食のこと話をしてたのにうなずいちゃった「名前なんてなんだっていいんだよ」美味しいか、美味しくないかだから)
コノ後の店は
ジンギスカン専門店でよい肉(ラム)を使った
超こじんまりしたお店が紹介されてたけど
先に紹介された伊賀の方が興味深かったね。
私はこういった「食にこだわり、“これが本当にうまいもんだゼ”と自信をもって良いものをお客さまに提供する人たち」って(頑固モンばかりだけど)好きなんだよねぇ。
結構そういった頑固な人たちと親しくなっちゃうんだぁ(自分も似たところがあるから共感を覚えるんだろうね)
ただ店の外観は無頓着でも
人様の口に入れるものを作ってお金をいただく生業(なりわい)なのだから
料理人としての食品衛生管理は最低のルールは守ってもらわないとね。
食べてるところにゴキブリが足元や、目の前に現れるような店だと
これは人がいくら「うまい店」といっても料理屋失格だと思う。
で、一行の中にはお笑い芸人さん(アンタッチャブルの柴田)がいて、
店が汚いもんだから「彼女とは来られないですねぇ」って言ってたけど、
私はまったく逆で
彼女がいて、中野近くをデートしてたら
「ちょっと面白いとこ行こうか」って言って
「店は汚いけど、一級品食べに行こうよ」って誘うね。
そこで「この店汚いけどイイッ」てな言葉が素直について出るような彼女だったら
同じ価値観をもった人として、長くやっていけるんじゃないかと思う。
(ただこの「汚さ」の基準(許容度)も個人差があるから難しいところはあるけどね...女性は基本的にきれい好きだから)
まッ、2人の大切な日とかには連れて行かないかも知れないけど
しかし、『きたなシュラン』で紹介される店が増えたら(ストックが多くなったら)
本家のミシュランガイドのように
「きたなシュランガイド」を出すんだろうね
*ただB級レストランのガイドブックなんかは既に出ているから、出版されてもどこまで売れるか?この「きたなシュラン」の企画もいつまで続けられるか?単なるB級グルメ番組で終われば視聴率は稼げないからね。より意外性がある店(店主の個性とか含め)が評価の対象になるのかな。
(石田プロデューサーの顔が付いたミシュランモデルの人形型トロフィーは傑作だね)
中野はいろいろうまい店あるんだよ~ッ
もう随分前にご主人は亡くなって今じゃ奥さんが切り盛りしてる大衆割烹「田原坂」
20代のときしょっちゅう通って、コダワリのご主人(熊本出身・西郷ドンの信者)とよく話す機会もあり、焼き鳥・天ぷら・牛モツ煮込み・握り飯、手抜きしない美味い料理ばかり食べさせてもらってお店も常連さんで繁盛してた。(今はその当時の職人さんたち全員辞めてしまってあまり胸張って紹介できないんだけどね(奥さんゴメン)<奥さん曰く「若い職人さんにうるさいこと言うと辞めちゃうから、お父さんが作ってた昔のメニュー(焼き鳥ほか)は今は出せなくなっちゃった」って、古くからのお客さんのRQに応えられないことを奥さん悲しがってた>)
秋田創作料理の店「米倶楽部」もいいよぉ...
もう随分行ってないけど、コノ時期はやっぱり「きりたんぽ鍋」
まず米が美味い、酒が美味い、皮内鳥がうまい(スープも体に染み渡るよぉ)
ちょっとした大人が楽しめるお店だけどね
(味にうるさい関西のおじさんたち<大阪の人、京都の人>つれてって
「ほっこりしますねこの店は」ってよい評価をいただいたこと憶えてます)
ああ、長くなりました。
今日のところはこの辺で...Ciao
にほんブログ村
「とんねるずのみなさんのおかげでした」というフジTVの番組。
相変わらずのコーナーをやっていましたが、
番組の中盤から
「外見(店舗)は汚いけれど、味は折り紙つきの美味い店」
「店主は味への追求、コダワリをもつばっかりに、店の外観などには気が回らなくなってしまった店」とかなんとか紹介されて
その時点で 「えッ」でした。
それが『KITANACHELIN(きたなシュラン)』
「ほほッ~。おもしろい企画だなぁ(ミシュランガイドをもじっているところが傑作)」
「世の中、汚い店は山ほどあるけど、そんな中に一級品のウデをもっている頑固な職人ってのはいるからねぇ」
今回は「中野編」だという (この企画12/3から始まったよう)
中野は結構昔から知っているので興味深く見ていたら
まず紹介されたのは「フル~いッ、レトロ感漂う街の食堂屋さん(伊賀)」
紹介された店の外観を見てさらに 「ええッ~」
店のショーウィンドーは昭和30年代のものじゃ?
中に張られている写真は変色・退色し、食品サンプルは「このメニューは何なの?」と聞かないと分からないほど、彩色も色あせ白身の蝋細工の塊がそこに置かれているといったありさま」
「どうなのよぉ~、その無神経さ」
お客様をお迎えするといった配慮が微塵も感じられない。
でもって、笑わせてくれたのが
そのメニューの品書き...
「ハンバーグ定食」ではなく
←ちなみにこんなにきれいなサンプルではありません。
「ハンバグ定食(630円)」だという
(ハンバグだって...笑っちゃったそのいい加減さに)
でもって店内に入った憲武一行さん。
お茶はセルフ。(この辺も笑っちゃったけど、この辺のことは長くなるのでカットね)
そしてご一行さんが注文したのが「ハンバグ定食」
さあぁ「アマルの期待を裏切らないでくれよぉ」と心に思いつつ
調理場面を映し出されたとき
「おッ、これは美味いものが出てくるなッ」て
すぐ分かった。
肉の処理、卵の焼き方、そしてそして
それらを皿に盛ってから、ハンバーグに上掛けされた
デミグラスタイプのソース(肉を焼いたフライパンでのソースづくりは基本。デグラッセされたソースでしょう。そこには玉ねぎがクチャクチャになる前の程よい硬さが残りシャキシャキ感が味わえる状態のものが混じってましたね)
肉の焼き色から食感が読めるので、「こりゃこの状態で半熟卵を乗せ、箸で黄身を割って、ソースと絡め肉と食べたら、絶対美味いぞぉ~ッ」
叫んじゃいました「それッ、うまいぞ~ッ」ってね。
案の定、憲さんがそれを食べた後のリアクションが
「うんめぇ~~」
(「そうだろうね。わかるよッ」って彼に語りかけてました)
これで630円。お値打ちじゃん
(ご主人がハンバグ定食のこと話をしてたのにうなずいちゃった「名前なんてなんだっていいんだよ」美味しいか、美味しくないかだから)
コノ後の店は
ジンギスカン専門店でよい肉(ラム)を使った
超こじんまりしたお店が紹介されてたけど
先に紹介された伊賀の方が興味深かったね。
私はこういった「食にこだわり、“これが本当にうまいもんだゼ”と自信をもって良いものをお客さまに提供する人たち」って(頑固モンばかりだけど)好きなんだよねぇ。
結構そういった頑固な人たちと親しくなっちゃうんだぁ(自分も似たところがあるから共感を覚えるんだろうね)
ただ店の外観は無頓着でも
人様の口に入れるものを作ってお金をいただく生業(なりわい)なのだから
料理人としての食品衛生管理は最低のルールは守ってもらわないとね。
食べてるところにゴキブリが足元や、目の前に現れるような店だと
これは人がいくら「うまい店」といっても料理屋失格だと思う。
で、一行の中にはお笑い芸人さん(アンタッチャブルの柴田)がいて、
店が汚いもんだから「彼女とは来られないですねぇ」って言ってたけど、
私はまったく逆で
彼女がいて、中野近くをデートしてたら
「ちょっと面白いとこ行こうか」って言って
「店は汚いけど、一級品食べに行こうよ」って誘うね。
そこで「この店汚いけどイイッ」てな言葉が素直について出るような彼女だったら
同じ価値観をもった人として、長くやっていけるんじゃないかと思う。
(ただこの「汚さ」の基準(許容度)も個人差があるから難しいところはあるけどね...女性は基本的にきれい好きだから)
まッ、2人の大切な日とかには連れて行かないかも知れないけど
しかし、『きたなシュラン』で紹介される店が増えたら(ストックが多くなったら)
本家のミシュランガイドのように
「きたなシュランガイド」を出すんだろうね
*ただB級レストランのガイドブックなんかは既に出ているから、出版されてもどこまで売れるか?この「きたなシュラン」の企画もいつまで続けられるか?単なるB級グルメ番組で終われば視聴率は稼げないからね。より意外性がある店(店主の個性とか含め)が評価の対象になるのかな。
(石田プロデューサーの顔が付いたミシュランモデルの人形型トロフィーは傑作だね)
中野はいろいろうまい店あるんだよ~ッ
もう随分前にご主人は亡くなって今じゃ奥さんが切り盛りしてる大衆割烹「田原坂」
20代のときしょっちゅう通って、コダワリのご主人(熊本出身・西郷ドンの信者)とよく話す機会もあり、焼き鳥・天ぷら・牛モツ煮込み・握り飯、手抜きしない美味い料理ばかり食べさせてもらってお店も常連さんで繁盛してた。(今はその当時の職人さんたち全員辞めてしまってあまり胸張って紹介できないんだけどね(奥さんゴメン)<奥さん曰く「若い職人さんにうるさいこと言うと辞めちゃうから、お父さんが作ってた昔のメニュー(焼き鳥ほか)は今は出せなくなっちゃった」って、古くからのお客さんのRQに応えられないことを奥さん悲しがってた>)
秋田創作料理の店「米倶楽部」もいいよぉ...
もう随分行ってないけど、コノ時期はやっぱり「きりたんぽ鍋」
まず米が美味い、酒が美味い、皮内鳥がうまい(スープも体に染み渡るよぉ)
ちょっとした大人が楽しめるお店だけどね
(味にうるさい関西のおじさんたち<大阪の人、京都の人>つれてって
「ほっこりしますねこの店は」ってよい評価をいただいたこと憶えてます)
ああ、長くなりました。
今日のところはこの辺で...Ciao
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます