![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/2a/e1c224353917ee8729900b62784f2d62.jpg)
結婚、出産しても働き続けたい....。
そう考える女性は多いはず。
キャリアアップしたいと願う女性にとって、夫の態度や協力が(結婚後・出産後)どうなるかは大問題だ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0197.gif)
では、どんなタイプの男性が妻の就労に理解を示すのだろうか?
妻に一家の稼ぎ頭としてバリバリ働いて欲しい低収入の男性だろうか。
それとも、ジェンダーフリー*といった進歩的な考え方を持った男性だろうか。
ジェンダーフリー…従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること。
「ジェンダー」とは、先天的に生物上の雌雄を示す「セックス」という言葉に対し、歴史的・文化的・社会的に形成される男女の差異、また、その差異に対する知識を指す言葉で、1995年の北京で開かれた世界女性会議をきっかけに、一般的になった。「ジェンダーフリー」とは「歴史的・文化的・社会的性差(ジェンダー=gender)の押し付けから、自由(フリー=free)になる」という意味の和製英語。歴史的・文化的・社会的につくり上げられた性差というのは、いわゆる「男らしさ」「女らしさ」といった考えのことで、そこには役割や規範、イメージが伴う。そしてそれは女性や男性の自由な生き方を枠付けして、圧迫しかねない。そうした「らしさ」の縛りにとらわれることなく自分らしさにこだわって生きる、こうした考え方がジェンダーフリー。
こういった下りで一橋大学のK先生がおもしろい仮説とともに検証分析をしていたのでちょっとカキコしときます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0206.gif)
妻の就労に理解ある夫は前記のいずれのタイプもいるだろうけど、それが多数派とは考えにくい。
K先生は「妻の就労に理解のある夫たち」を「多感な思春期を、働く母親の背中を見ながら過ごした息子たち」だと仮説をたてた。
この仮説を検証するため、「日本版一般社会調査」のデータを用いて分析。
この調査では、対象の男性が15歳のときに母親が働いていたか、働いていたならどのような働き方をしていたのかを尋ねている。そこから母親がフルタイムで働いていたと答えたグループと、そうでないグループ(母親が自営業やパートで働いていた、専業主婦だったケースを含む)で、男女の役割分担について意識の違いがあるかどうかを調べた。
質問項目は
「夫に十分な収入がある場合、妻は仕事を持たない方がよいか」
「母親が仕事を持つと、小学校へ上がる前の子どもによくない影響を与えるか」
といったもの。
これらへの回答は、母親がフルタイムで働いていたかどうかで、大きく異なった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_eye.gif)
つづく。
そう考える女性は多いはず。
キャリアアップしたいと願う女性にとって、夫の態度や協力が(結婚後・出産後)どうなるかは大問題だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0197.gif)
では、どんなタイプの男性が妻の就労に理解を示すのだろうか?
妻に一家の稼ぎ頭としてバリバリ働いて欲しい低収入の男性だろうか。
それとも、ジェンダーフリー*といった進歩的な考え方を持った男性だろうか。
ジェンダーフリー…従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること。
「ジェンダー」とは、先天的に生物上の雌雄を示す「セックス」という言葉に対し、歴史的・文化的・社会的に形成される男女の差異、また、その差異に対する知識を指す言葉で、1995年の北京で開かれた世界女性会議をきっかけに、一般的になった。「ジェンダーフリー」とは「歴史的・文化的・社会的性差(ジェンダー=gender)の押し付けから、自由(フリー=free)になる」という意味の和製英語。歴史的・文化的・社会的につくり上げられた性差というのは、いわゆる「男らしさ」「女らしさ」といった考えのことで、そこには役割や規範、イメージが伴う。そしてそれは女性や男性の自由な生き方を枠付けして、圧迫しかねない。そうした「らしさ」の縛りにとらわれることなく自分らしさにこだわって生きる、こうした考え方がジェンダーフリー。
こういった下りで一橋大学のK先生がおもしろい仮説とともに検証分析をしていたのでちょっとカキコしときます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0206.gif)
妻の就労に理解ある夫は前記のいずれのタイプもいるだろうけど、それが多数派とは考えにくい。
K先生は「妻の就労に理解のある夫たち」を「多感な思春期を、働く母親の背中を見ながら過ごした息子たち」だと仮説をたてた。
この仮説を検証するため、「日本版一般社会調査」のデータを用いて分析。
この調査では、対象の男性が15歳のときに母親が働いていたか、働いていたならどのような働き方をしていたのかを尋ねている。そこから母親がフルタイムで働いていたと答えたグループと、そうでないグループ(母親が自営業やパートで働いていた、専業主婦だったケースを含む)で、男女の役割分担について意識の違いがあるかどうかを調べた。
質問項目は
「夫に十分な収入がある場合、妻は仕事を持たない方がよいか」
「母親が仕事を持つと、小学校へ上がる前の子どもによくない影響を与えるか」
といったもの。
これらへの回答は、母親がフルタイムで働いていたかどうかで、大きく異なった。
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つづく。
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