NHK連続テレビ小説『おちょやん』で主人公・竹井千代(杉咲花さん)の継母で登場している栗子を演じている宮澤エマさんの老け役の演技力(上手さ)に感心しました。
多くの若手女優さんたちが老け役を演じるときに、共通して感じるのは若い頃と比べると話し方がほとんど超スローモーでか細く弱々しい(わざとらしい)作り声にした演技。実際の高齢者のそれとかけ離れていて笑っちゃうことがとても多いんだね。
でも宮澤エマさんの演じる高齢女性は「低めの(老いると声の通りが悪くなる)しわがれ声」「口調もほんの少しゆったり、動作も視線(目配せ)もややゆっくりおっとり」「(当郎:塚地武雄さんへ)浪速女がツッコミ入れるときの機敏なテンポときつめの口調」など若い女優さんが演じているとは思えないほどリアル。
欲を言うなら老け顔のメイキャップがもうちょっとどうにかならなかったのかな? 声の老け具合が完璧なのに顔がポッチャリ、肌に張りがあって若々しさが否めない
ほうれい線や目の下のたるみ膨らみ、目尻や額のシワ、頬のたるみコケ具合などがわかればもっと話題になったかも
今週放送されているドラマの中の時代(昭和26年)の女性の平均寿命といったら65歳ぐらいだから、当時の60代といったら今より遙かにおばあちゃんお婆ちゃん・老女感があったから、栗子の白髪頭とハリのあるふっくら若顔とのギャップが少々残念なところでした。
久々にうまい女優さんを目にして(こういう若手もいるんだと)ちょっとうれしくなりました。
しかし、おじいちゃんが宮澤喜一氏とは驚きました。DAIGOとともにおじいちゃんが総理大臣とは...
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