私はどこから来たんだろう...ご先祖様を訪ねて⑦

2008-12-13 10:59:42 | Weblog
 「なんですって?昔のこと聞きたいんですって?男性はにこやかな顔で近づいて来た。
 「お忙しいところすみません。私はアマルと申します」
 「実はそちらの○○寺のご住職からこちらさんのことを伺いまして
 どうやら私の曽祖父の実家がこちらさんではないかと...」 
 「つい最近、昔のことを知りまして、失礼を承知で、突然ですがご挨拶だけでもできればうれしいとお邪魔した次第です」
ペコペコ
 「へぇ~。そうですかぁ
 「実は、こんなものを資料を基に作ってみたんですよ」
 アマル家の家系図と曽祖父がH家の三男で12人兄弟であることの家系図を見せながら説明をしていくと、
 「ほう~ッ、これはうちのじいさんだッ」とH家の親族図を確認され、記憶がよみがえられたか、
 「あなたのヒーおじいさんのこと聞いたことあるよ」 
 「えッ、ほんとですか?」
 「式根に渡って開墾した功労者だってこと」
 そこから次々と話が広がっていった。(ここから書き出すとあまりに身内の話が長くなるので割愛します
 話がお店(菓子屋)の件におよんだとき、ご主人があるものを指差した。

 それは店内に飾られた創業時の看板(風格ある大きく分厚い木版)だった。
そこには創業者の名前(菓子司・H佐七)が刻まれ...どこか見覚えのある名前

 「あっ、あれは高祖父の名前だ」ヒーじいさんのオヤジさんだ。
 「われわれのご先祖さんになるかなッとご主人は笑った。
 そこからのご縁でH家とのおつきあいがはじまった。
 来年の賀状も来るだろうなぁ~

 その後、父や叔父たちにこの件を伝えると、戦死した父の兄(次男)は戦前この「S屋」で修行をしていて腕のいい菓子職人だったらしい(写真も見つかった)。
 また、「S屋」で修行した数人の親族は静岡県内でお菓子屋さんを経営しているらしい。
 私の菓子好き(菓子にうるさいの)はやはりご先祖様からのDNAかもしれないな。

ということで私のご先祖様探しは、高祖父の居場所を見つけたところまでで終わりにしました。
(そんなに昔探しをしても
「今いかに生きる」かがより大切なこと
「いまが大事!」なのでネ)

しかし、ご先祖様探しは、自分の命は過去無量の命を受け継いで今ここに生きていることを改めて知るものとなり、よい勉強となりました。



 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 私はどこから来たんだろう...... | トップ | “旅情”...こんな色男....私の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事