一緒にいて楽しい人って...(中高年になって)

2015-09-22 16:18:00 | Weblog
一緒にいて楽しいひと(そばにいて心地よいひと)ってどういう人だろう?

「話がおもしろいひと」「話題が豊富なひと」「物知りなひと」か?

「話題が豊富なひと」とか「物知りなひと」って
ウンチクを語ったり、自分からしゃべってばかりいる人(ワンウェイコミュニケーション)が結構いて
一緒にいて楽しいひと には当てはまらない気がする。

「話がおもしろいひと」というのも、人によって差はあるけど
サービス精神から座(場)を盛り上げようと「おもしろい話」を次から次に繰り出すような人だと
こちらがくたびれてしまうことがある。

仕事でもプライベート(職場の同僚・知人・友人含)でも
いろいろなひとと一緒に食事をする機会がこれまで多くあったけど

振り返ってみると
「一緒にいて楽しい」というか、「一緒にいてキモチよい」といえるひとは、

寡黙だったり、おだやかであったり、他人(ひと)の話をよく聞いてくれたり、
要所で反応(意見)をしてくれたり...
そんなひとだと「一緒にいてキモチがよい」と云えるかもしれない。

要は、きちんと相手の話を聞いてコミュニケーション(キャッチボール)が取れるひとである
ということ。
一方的に自分の話ばかりする人、相手の話を否定する人(共感的理解をみせない人)などは
嫌われるでしょう。


ある社会学者Aさんのお話ですが、
Aさんは定年後、自然豊かな地方へ移住し、その地に移住してきた定年退職後の
コミュニティへ入られました。
そのコミュニティで最年少メンバーであったAさんにとって人生の先輩たちとの交流は
ほかでは味わえない喜びでした。

ときどき集まってともに食事をしていました。
しかし、自分の自慢話ばかりするひとや、他人の過去を詮索するひと、説教癖のあるひとなどは、
その場ではみなさんニコニコ合わせているものの、次回の集まりからさりげなく外されている。

その観察力と人物鑑定眼のたしかさに、Aさんは舌を巻かれたそうです。
「こわ~ッ!

せっかく年をとって、(みなさんは)世俗的な利害から離れたのに
もうイヤな相手と我慢してつきあう理由はない。

退職後、時間もエネルギーも限られている身となれば、
キモチのよい相手ときもちのよい時間を過ごしたい。

そう思えるのが‟年の功”というものなんでしょう。

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