映画『恋に落ちてFalling in Love』(1984・米)はニューヨーカーのロマンチックな大人の恋愛作品。
不倫から純愛へ...
ククリスマス・イヴのニューヨークの書店で出会ったフランク(ロバート・デ・ニーロ)とモリー(メリル・ストリープ)。二人は同じ通勤列車に乗り合わせた事をきっかけに急速にお互いを意識し始め、互いに家庭がありながらデートを重ねていき次第に魅かれ合って行く。いけないと知りながらも互いの感情を抑えられなくなってきた頃、互いの家族に浮気がばれてしまう…
好きになってはいけないと互いに心をセーブしながら交わす二人の会話。二人の(俳優の)演技・表情はもちろんのことキメ細かな心情の描写を積み重ねながら、ゆっくりと徐々に大きくなっていく二人の思いを演出した監督の力量も素晴らしい。デ・ニーロ(当時41歳)のオヤジ姿はナチュラルだし、ストリープ(当時35歳)の柔らかな女性の美しさもイイねッ。
【あらすじ】
あるクリスマス・イブの夜、プレゼントを買う客で賑わうマンハッタンにある書店「リゾーリ(実在店。↓の画像はRizzoliの正面と店内 )」。
大きなプレゼントの包みや紙袋を持った人々でごった返す店内で、二人の客(男女)がぶつかって互いの包装されたプレゼントを床に落としてしまう。そのときプレゼントを互いに間違えて自宅に持ち帰ってしまう。
男の名はフランク(デ・ニーロ)、建築技師として高層ビルの設計、監督の仕事をしている。女性はモリー(メリル・ストリープ)郊外の瀟洒な住宅地で医師の夫と二人暮し、自宅でグラフィックの仕事をしている。フランクは男の子二人と家庭的な妻との幸せな生活をおくっていた。ガーデニングが趣味の妻のために買った本が、いつの間にかヨットの本に変わっていて驚き、初めて書店でぶつかったとき取り間違えたことに気づく。(モリーも同じように気づく)
モリーの父が病気で入院することになり、彼女はしばしば電車でNYの病院に通うことになる。二人はやがて同じ電車に乗り合わせるうちに書店でプレゼントを取り間違えた相手と気づき、次第に親しみを感じるようになる。
帰宅の電車を待ち合わせたり、フランクの建築現場にモリーを案内したり・・とうとう休日にデートをするまでに進展する。
しかし二人は互いに既婚者で配偶者への良心の呵責もあり、あくまでプラトニックな関係以上には進めないのだが、フランクは夫に敏感な妻に悟られてしまい別居、離婚になってしまう。
モリーも夫との関係が次第にギクシャクしていき、或る雨の夜、フランクから「長期に地方に赴任するのでもう会えないかもしれない。出発までに是非一度会いたい」との電話を受け、夫の制止も聞かずに車でフランクの家へ向かう。
フランクは引越し準備も終わり部屋でタクシーを待たせて彼女を待つ。大雨の中、途中の踏み切り前で車がエンスト。フランクの出発に間に合わないことを悟り、会うのをあきらめる。
一方フランクは彼女が意図的に来なかったと思い一人赴任先に向かう。
1年後、同じイブの夜、フランクもモリーもなぜか自然に「リゾーリ」に足が向かい、ガーデニングやヨットの本の並ぶあたりで再会する。しかし、二人はお互いに相手が離婚してしまったことを知らない。
互いに短い言葉をかけあって別れ、人々でごった返す街に消える・・・がしばらくしてフランクは1年後も変わっていない高鳴る自分の気持ちに素直に行動することを決意、モリーの去った後を追いかける。
モリーは夫との離婚後も元の郊外の家に住んでいた。彼女が乗った最終電車に間に合い、込み合う電車の車両からモリーを探し求めるフランク・・・・そして二人は本当の再会を果たす。
Dave Grusin - Falling In Love (Falling in Love) (1984)
Dave Grusin - First Kiss (Falling in Love) (1984)
Endingの二人
フランクがモリーの顔に手を添えて、モリーが心をゆだねるような眼差しでフランクを見つめるラストシーンはとても素敵です。 音楽(BGM)の演出もイイね。フランクのこみ上げる思い。高鳴る鼓動に突き動かされて走り出す姿。そしてラストのやすらぎ(安堵)に至るまでの流れもです。
Falling In Love (movie.1984) - Ending scene
For Ms.Venician
ロシア語のアフレコだけど、プロローグ(出会い)とエピローグ(再会)のいいとこどり
いずれもリゾーリでの出来事。
まだ映画を観てない人は観ない方がイイかな。
でも観る者にときめき感を与えてくれる動画だからアップしちゃおうっと
不倫から純愛へ...
ククリスマス・イヴのニューヨークの書店で出会ったフランク(ロバート・デ・ニーロ)とモリー(メリル・ストリープ)。二人は同じ通勤列車に乗り合わせた事をきっかけに急速にお互いを意識し始め、互いに家庭がありながらデートを重ねていき次第に魅かれ合って行く。いけないと知りながらも互いの感情を抑えられなくなってきた頃、互いの家族に浮気がばれてしまう…
好きになってはいけないと互いに心をセーブしながら交わす二人の会話。二人の(俳優の)演技・表情はもちろんのことキメ細かな心情の描写を積み重ねながら、ゆっくりと徐々に大きくなっていく二人の思いを演出した監督の力量も素晴らしい。デ・ニーロ(当時41歳)のオヤジ姿はナチュラルだし、ストリープ(当時35歳)の柔らかな女性の美しさもイイねッ。
【あらすじ】
あるクリスマス・イブの夜、プレゼントを買う客で賑わうマンハッタンにある書店「リゾーリ(実在店。↓の画像はRizzoliの正面と店内 )」。
大きなプレゼントの包みや紙袋を持った人々でごった返す店内で、二人の客(男女)がぶつかって互いの包装されたプレゼントを床に落としてしまう。そのときプレゼントを互いに間違えて自宅に持ち帰ってしまう。
男の名はフランク(デ・ニーロ)、建築技師として高層ビルの設計、監督の仕事をしている。女性はモリー(メリル・ストリープ)郊外の瀟洒な住宅地で医師の夫と二人暮し、自宅でグラフィックの仕事をしている。フランクは男の子二人と家庭的な妻との幸せな生活をおくっていた。ガーデニングが趣味の妻のために買った本が、いつの間にかヨットの本に変わっていて驚き、初めて書店でぶつかったとき取り間違えたことに気づく。(モリーも同じように気づく)
モリーの父が病気で入院することになり、彼女はしばしば電車でNYの病院に通うことになる。二人はやがて同じ電車に乗り合わせるうちに書店でプレゼントを取り間違えた相手と気づき、次第に親しみを感じるようになる。
帰宅の電車を待ち合わせたり、フランクの建築現場にモリーを案内したり・・とうとう休日にデートをするまでに進展する。
しかし二人は互いに既婚者で配偶者への良心の呵責もあり、あくまでプラトニックな関係以上には進めないのだが、フランクは夫に敏感な妻に悟られてしまい別居、離婚になってしまう。
モリーも夫との関係が次第にギクシャクしていき、或る雨の夜、フランクから「長期に地方に赴任するのでもう会えないかもしれない。出発までに是非一度会いたい」との電話を受け、夫の制止も聞かずに車でフランクの家へ向かう。
フランクは引越し準備も終わり部屋でタクシーを待たせて彼女を待つ。大雨の中、途中の踏み切り前で車がエンスト。フランクの出発に間に合わないことを悟り、会うのをあきらめる。
一方フランクは彼女が意図的に来なかったと思い一人赴任先に向かう。
1年後、同じイブの夜、フランクもモリーもなぜか自然に「リゾーリ」に足が向かい、ガーデニングやヨットの本の並ぶあたりで再会する。しかし、二人はお互いに相手が離婚してしまったことを知らない。
互いに短い言葉をかけあって別れ、人々でごった返す街に消える・・・がしばらくしてフランクは1年後も変わっていない高鳴る自分の気持ちに素直に行動することを決意、モリーの去った後を追いかける。
モリーは夫との離婚後も元の郊外の家に住んでいた。彼女が乗った最終電車に間に合い、込み合う電車の車両からモリーを探し求めるフランク・・・・そして二人は本当の再会を果たす。
Dave Grusin - Falling In Love (Falling in Love) (1984)
Dave Grusin - First Kiss (Falling in Love) (1984)
Endingの二人
フランクがモリーの顔に手を添えて、モリーが心をゆだねるような眼差しでフランクを見つめるラストシーンはとても素敵です。 音楽(BGM)の演出もイイね。フランクのこみ上げる思い。高鳴る鼓動に突き動かされて走り出す姿。そしてラストのやすらぎ(安堵)に至るまでの流れもです。
Falling In Love (movie.1984) - Ending scene
For Ms.Venician
ロシア語のアフレコだけど、プロローグ(出会い)とエピローグ(再会)のいいとこどり
いずれもリゾーリでの出来事。
まだ映画を観てない人は観ない方がイイかな。
でも観る者にときめき感を与えてくれる動画だからアップしちゃおうっと
クリスマス、お正月と瞬く間に過ぎ、2月も半ばになりました。
新年のご挨拶もしないままで、、、
Falling in love. さっき久しぶりにお邪魔したアマルさんのブログはRデニーロとMストリープの映画について。 偶然、おとといTVをみていたら、 この映画のことが出てきて、ああ、これは見ていない、ぜび見てみようと思っていたところでした。ファンではないけれど、最高の演技者と思っているこの二人の映画、必見です。
ストーリーを全く知らなかったのですが、アマルさんのブログ読んでしまったので、ネタバレ。ちょっと悔しい。
でも、ピンクシャンペンとロッドスチュワートの歌
で、ご機嫌な夜でした。
月日が流れるのは本当に早いですね。
ちょっと前にクリスマスが終わり、正月もついこの間迎えたと思ったら来週は3月。
我が家の梅(枝垂れ梅)や椿たちは開花し春の訪れを告げてくれています。
思い起こすとヴェニさんがこのブログに初めてカキコしてくれたのが2008年12月の「旅情」についての投稿でした。
あれから10年近くの年月が経ってるんですね。
先日、長年携わってきた仕事を離れ、新たなスタートを切っているのですが、ヴェニさんと何かいろいろお話がしたくなってきました。
ロッドスチュワートがお気に入りなのですね。
あのしゃがれた声に男の色気も感じますが、ムスタキといいロッドといい、ヴェニさんは同世代?というよりなんだか同級生かな...
(まッ、歳のことは横に置いといて)
今年もどうぞよろしくお願いします。
レスいただけたら「旅情」のときのように
いろいろカキコするかもしれませんが
お付き合いいただけたら嬉しいです。
Ciao!
この間、レスしたのですが、届いていないようです。私が操作を間違えたのかもしれません。
ロッドスチュアートをリアルタイムで聞いていたら、ひょっとしてすでに還暦を過ぎている、、、、というこのになるのか、、、それはいくらなんでも、、、、というようなことを書きました。
それから、昔の恋人が亡くなって、、、というようなことも。
又近いうち、レスしますね。
>還暦を過ぎている
Under なわけですね。
>昔の恋人が亡くなって、、、
興味深いお話です。
是非レスくださいね。お待ちしています。
そう。 か ん れ き までにはまだまだ時間がかかりそうです。 60って、やっぱり相当な年寄りですよね。
ロッド スチュワートは10年ぐらい前だったか、彼の歌うスタンダードジャズを聴いて、いいな、と思って、Da ya think I|m sexi とか Sailing までたどり着いたわけです。
昔の恋人の話。
一年ほど前。突然の訃報でした。
お互いそれぞれの道を歩むことに決め、その後それぞれ幸せになった、、、と思います。
でも、ずっと心に残っていた人でした。いまでも
好きです。
会わなくてもこの世のどこかにいる、という思いが何時も心のどこかにありました。
悲しいとかさびしいという言葉では表せない喪失感をいまだに抱いています。
こんな気持ちになるとは思ってもいませんでした。
これも 大人の世界はなし のひとつでしょうか。
ヴェニさんは若いことがわかりました。しかし今の60歳は昔と違って相当若いですよ。
ロッドのスタンダードジャズは知らないなぁ。今度探して聴いてみます。
>昔の恋人の話。
>一年ほど前。突然の訃報でした。
ヴェニさんの心にあった人のお話初めてお聞きしました。
ある日突然、何の前触れ(近況の知らせ)なく入る訃報というのはたまらなく哀しく、その人ともう二度と会えない、話もできないという現実をいきなり突きつけられるとやるせなくとてもつらいものですね。
>これも 大人の世界はなし のひとつでしょうか。
長く生きると、人の生老病死を目の当たりにする機会が必然と多くなりますね。
人の「生」と「死」はコインの裏表のように表裏一体なものなんですね。延々とした生の遥か彼方に死があるのではなく、死はいつも生とともにあって、生はいつ死に変わるかわからないものです。
でも、ヴェニさんが大切な人を失った喪失感は痛いほどアマルもわかりますよ。
人が死を考えるとき(死を見つめるとき)、生きること、よりよく生きること(後悔なく充実した人生を送ること)などが浮かび上がってきたりします。
悲しみに耐え・越える経験をする(積む)ことで人の眼のいろは深くなり、いのちの根も深くなる。
(あれ誰かが言ってたな相田みつおさんだったかな。もとは歎異抄や禅の教えにあるものだけど)
ヴェニさんまたお話しましょう。
本当に、実物というのは、そこからオーラがでているのでしょうね。 どんなによく印刷されたものでも、やはりそれは複製でしかない。
印象派は、素晴らしいと思いますけど、私も、もう卒業しました。 ヴァロットンとかヴァンドンゲンのほうに魅かれます。
アマルさんが絵をお描きになるとは知りませんでした。
又春が巡ってきて、一年の喪は明けました。でも
心に残る一瞬一瞬に思いを巡らすこともしばしばです。 夏の夕暮れの海、ビザとコーラ、、、もうこんな小さな喜びも彼にとっては永遠に失われてしまったのかと思うと切なくて。
もうこの話はおしまいにします。 バカですね私。
>本当に、実物というのは、そこからオーラがでているのでしょうね。
行ってきちゃいました。イレーヌの本物をまずこの目で見てルノアールの筆遣い・描き方(肌・手・髪などの処理の仕方)を確認したかったので。
実物はやはりイイですね。今回モダンアート群に魅せられたのとボナールが描いた壁や背景(バックトーン)の色合いの美しさにも感心しました。画集ではわかりえないものがあります。
>印象派は、もう卒業しました。 ヴァロットンとかヴァンドンゲンのほうに魅かれます。
なるほど~。ヴァロットンやヴァンドンゲンの世界。ヴェニさんの嗜好にうなづいちゃいました。
10年にわたるヴェニさんとのお付き合いを通してうかがえるヴェニさんの性格・気性に合ってるなと(どんな気性?と聞かないでくださいね)
>アマルさんが絵をお描きになるとは知りませんでした。
描いてたんですよ。一時は本気でその道に進もうかと。子供のころから幾つも賞をもらったり、小中学校時代は5段階評価で4か5ばかり、高校時代は10段階評価で9か10しかとっていなかったのがアマルを思い上がらせちゃったんですね。
でも本格的に絵の勉強を始めたら全国には上には上がいるもので、東京芸大へ進学するための美術学校(予備校)へ通ったら油絵専攻科には文部大臣賞を取った学生が2人もいて技量の差に驚かされたことも...
>又春が巡ってきて、一年の喪は明けました。
さて、彼とのお話については(大切なお話しですので)
またカキコしますね。
ひとまず Ciao!
楽しい思い出は永遠に忘れられないかもしれませんね。
好きだった人を亡くしてその喪失感や悲しみを乗り越えるためには少し時間が必要かもしれないけど、死は遅かれ早かれ必ず誰にも訪れるもの。
心魅かれる彼(ヒト)との出逢いがあった幸せな時間を抱きながら(乗り越えるのではなく)生きていければイイと思うんだけどなぁ。
今 中島みゆきの〝時代”「今はこんなに悲しくて涙もかれ果ててもう二度と笑顔にはなれそうもないけど。そんな時代もあったねといつか話せる日がくるわ。だから 今日はくよくよしないで今日の風に吹かれましょう」が頭に浮かびました。
元気を出して生きていきましょうねヴェニさん