日曜洋画劇場特別企画の「さくらん」を見た。
昨年このブログで紹介した映画だ。
ビデオショップで極彩色で派手なパッケージを度々見かけながら、実は中身はまだ見ていなかった。
極彩色エンタテインメント映画というキャッチで
パッケージには、「まるでヤンキーやんけぇ~」と思わせる土屋アンナの細い眉と派手なアイシャドー。
時代考証無視のはちゃめちゃ映画のような気がして敬遠してた。
ということでTV地上波で初鑑賞。
結論。
「よくできている」
派手な極彩色で目にあざやかな映画に写るが
モノの本質をこの監督はとらえ描いているね。
「廓でのお遊びは浮世とかけ離れた別世界」
「廓での男女は偽りの愛におぼれる官能の世界」
などと自分では解釈しているものだから
時代の描写(風俗の表現手法)は違えども、男女の本質はとらえている。
加えて、揚屋で遊ぶ男女の濃密なムードが映像から感じ取れて
「おッ、この監督研究してるなッ。センスあるなッ」って感じたよ。
私が目にしてきた揚屋や遊び場も映画の中にあったそれら(部屋・建物)と
(ちょっと障子や壁などが極彩色で派手だけど)ほぼ同じ(赤・朱・橙・緑・金・銀色は遊郭ではよく使われている)あでやかさもあり、遊郭の耽美なムードを忠実に描いているように思う。
京都の輪違屋さん、角屋さんほかお茶屋さんの特別の間(太夫や花魁と2人で遊ぶ部屋)は男を高揚させる独特のムードをかもし出していた(各部屋「傘の間」「紅葉の間」等が浮世離れの世界へいざなう趣向を凝らしていた)
遊女の姿を描いた映画として評価できる映画だねこれは。(あくまで個人的な経験に基づいての評価です)
ではでは。
画像は主人公「きよ葉(土屋アンナ)」が置屋から客の待つ揚屋へ移動する“花魁道中”の風景。
「外八文字歩き」の風景が貴重。
資料:外八文字歩き
昨年このブログで紹介した映画だ。
ビデオショップで極彩色で派手なパッケージを度々見かけながら、実は中身はまだ見ていなかった。
極彩色エンタテインメント映画というキャッチで
パッケージには、「まるでヤンキーやんけぇ~」と思わせる土屋アンナの細い眉と派手なアイシャドー。
時代考証無視のはちゃめちゃ映画のような気がして敬遠してた。
ということでTV地上波で初鑑賞。
結論。
「よくできている」
派手な極彩色で目にあざやかな映画に写るが
モノの本質をこの監督はとらえ描いているね。
「廓でのお遊びは浮世とかけ離れた別世界」
「廓での男女は偽りの愛におぼれる官能の世界」
などと自分では解釈しているものだから
時代の描写(風俗の表現手法)は違えども、男女の本質はとらえている。
加えて、揚屋で遊ぶ男女の濃密なムードが映像から感じ取れて
「おッ、この監督研究してるなッ。センスあるなッ」って感じたよ。
私が目にしてきた揚屋や遊び場も映画の中にあったそれら(部屋・建物)と
(ちょっと障子や壁などが極彩色で派手だけど)ほぼ同じ(赤・朱・橙・緑・金・銀色は遊郭ではよく使われている)あでやかさもあり、遊郭の耽美なムードを忠実に描いているように思う。
京都の輪違屋さん、角屋さんほかお茶屋さんの特別の間(太夫や花魁と2人で遊ぶ部屋)は男を高揚させる独特のムードをかもし出していた(各部屋「傘の間」「紅葉の間」等が浮世離れの世界へいざなう趣向を凝らしていた)
遊女の姿を描いた映画として評価できる映画だねこれは。(あくまで個人的な経験に基づいての評価です)
ではでは。
画像は主人公「きよ葉(土屋アンナ)」が置屋から客の待つ揚屋へ移動する“花魁道中”の風景。
「外八文字歩き」の風景が貴重。
資料:外八文字歩き
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