国立新美術館で開催(東京2018.2.14~5.7)されている『至上の印象派展:ビュールレ・コレクション』へ行ってきました。
印象派のプライベート・コレクションとしては世界最高峰といえるビュールレ・コレクション。
久しぶりに熱い血潮が湧きました。
絵画好きの人は絶対に見逃さないようにしてほしいですね(言わずもがなでしょうけど)
本物を目の前で見ると、画集(印刷物)などでは分からない生の筆遣い・色合いがあり
「ここはこんなふうに描いてるのかぁ」「こんなものが描かれてる(ピカソの絵ですが)」といった発見もあって
今回アマルが「すっげぇ~」「うまいなぁ~」と思ったのが
・シスレー(ブージヴァルの夏)
・セザンヌ(赤いチョッキの少年)
・ボナール(室内)
・ドラン(室内の情景)
・ブラック(果物のある生物)
・ピカソ(イタリアの女)
・ピカソ(花とレモンのある生物)
日本人が好きな
マネ、モネ、ドガ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなど
素晴らしい作品が並んでたんだけど
アマルは10代から印象派の作品の模写(油彩でマネ・モネ・ルノアール)をしたり
20代~30代半ばまで仕事で欧州へ行く機会が多く
欧州滞在時に空き時間ができたら美術館・博物館めぐりをよくしてたので
今回の「マネ、モネ、ドガ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン」の作品に
(作風を見慣れていたので)それほど大きな感動はなかったのが正直なところです。
今回の絵画展の看板となっているルノアールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』も
アマルが高1の時油彩で模写をし高2の学園祭時に校内(美術作品展)に飾られ
女子たちに注目された(あれはモテキだったなぁ)思い出深い一枚なんです。
今日10時の開館と同時にまず真っ先に向かったのが、このイレーヌの絵が飾ってある「Section5」。
普通の人は、入館すると順路に従ってお行儀よく絵を見て回って行くでしょうけど
アマルの場合は、目的の絵画をじっくり観察したいので、観たいところへダイレクトに行っちゃいます。
するとアマルと同じような考えの人が3人いて、背後から押し寄せてくる観衆の気配を感じながら
しばし静けさでがらんとしたSection5で5分ほどイレーヌのドレスや手の処理、顔の彩色、髪の描き方、背景の処理などをじっくり観察しました。
やはり、画集ではわからないものがいくつかわかって収穫でした。
でもって、今回新たにファンとなってしまったのが「ピエール・ボナール(Pierre Bonnard)」。
彼の画面構成・モチーフの選択・色使い・世界観に心魅かれてしまいました。
はっきりいってこれまでさほど気になる画家ではなかったのだけど、いい作品を多く創ってるんだねぇ。
ということであれこれは暇ができたらカキコ(加筆)してこうっと。
アルフレッド・シスレー『ブージヴァルの夏』 1876年 油彩、カンヴァス(47×62cm)
ピエール・ボナール『室内』 1905年頃 油彩、カンヴァス(59.5×40.5cm)
縦長の絵に鏡を入れ込んで計算された構図。そして背後に描かれている壁は(本物は)アメ色+オリーブ色+グレイを混ぜたような深みのある美しい色合いでした。モデルはマリア・ブールサン(愛称マルト)。ボナールが彼女と結婚するのは1893年に出会ってから30年以上を経た1925年のことで、その間生活をともにし、ボナールの数多くの作品のモデルを務めています。彼女は病弱で神経質で、1日に何度も入浴を繰り返したと言われ、それ故ボナールの素晴らしい裸婦像の数々が生まれたということです。
アンドレ・ドラン『室内の情景(テーブル)』 1904年頃 油彩、カンヴァス(94×85cm)
ジョルジュ・ブラック『果物のある生物』 1924年 油彩、カンヴァス(31.5×65.5cm)
パブロ・ピカソ『イタリアの女』 1917年 油彩、カンヴァス(149×101.5cm)
パブロ・ピカソ『花とレモンのある生物』 1941年 油彩、カンヴァス(92×73cm)
★ピエール・ボナール(Pierre Bonnard)気に入ったので
アマル・コレクション
『花咲くアーモンドの木』は部屋がモダンになるねぇ
アンブロワーズ・ヴォラールを描いた一枚。今回ビュールレ・コレクションの中でも『アンブロワーズ・ヴォラールの肖像』があってやはり構図と背景色が気になる一枚だったんだけど、それよりこの絵の方が丁寧に描かれている。アンブロワーズ・ヴォラールは、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ピカソなど、モダン・アートの巨匠たちの才能をいち早く見抜き、世に紹介した、20世紀を代表する画商の一人。
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印象派のプライベート・コレクションとしては世界最高峰といえるビュールレ・コレクション。
久しぶりに熱い血潮が湧きました。
絵画好きの人は絶対に見逃さないようにしてほしいですね(言わずもがなでしょうけど)
本物を目の前で見ると、画集(印刷物)などでは分からない生の筆遣い・色合いがあり
「ここはこんなふうに描いてるのかぁ」「こんなものが描かれてる(ピカソの絵ですが)」といった発見もあって
今回アマルが「すっげぇ~」「うまいなぁ~」と思ったのが
・シスレー(ブージヴァルの夏)
・セザンヌ(赤いチョッキの少年)
・ボナール(室内)
・ドラン(室内の情景)
・ブラック(果物のある生物)
・ピカソ(イタリアの女)
・ピカソ(花とレモンのある生物)
日本人が好きな
マネ、モネ、ドガ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなど
素晴らしい作品が並んでたんだけど
アマルは10代から印象派の作品の模写(油彩でマネ・モネ・ルノアール)をしたり
20代~30代半ばまで仕事で欧州へ行く機会が多く
欧州滞在時に空き時間ができたら美術館・博物館めぐりをよくしてたので
今回の「マネ、モネ、ドガ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン」の作品に
(作風を見慣れていたので)それほど大きな感動はなかったのが正直なところです。
今回の絵画展の看板となっているルノアールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』も
アマルが高1の時油彩で模写をし高2の学園祭時に校内(美術作品展)に飾られ
女子たちに注目された(あれはモテキだったなぁ)思い出深い一枚なんです。
今日10時の開館と同時にまず真っ先に向かったのが、このイレーヌの絵が飾ってある「Section5」。
普通の人は、入館すると順路に従ってお行儀よく絵を見て回って行くでしょうけど
アマルの場合は、目的の絵画をじっくり観察したいので、観たいところへダイレクトに行っちゃいます。
するとアマルと同じような考えの人が3人いて、背後から押し寄せてくる観衆の気配を感じながら
しばし静けさでがらんとしたSection5で5分ほどイレーヌのドレスや手の処理、顔の彩色、髪の描き方、背景の処理などをじっくり観察しました。
やはり、画集ではわからないものがいくつかわかって収穫でした。
でもって、今回新たにファンとなってしまったのが「ピエール・ボナール(Pierre Bonnard)」。
彼の画面構成・モチーフの選択・色使い・世界観に心魅かれてしまいました。
はっきりいってこれまでさほど気になる画家ではなかったのだけど、いい作品を多く創ってるんだねぇ。
ということであれこれは暇ができたらカキコ(加筆)してこうっと。
アルフレッド・シスレー『ブージヴァルの夏』 1876年 油彩、カンヴァス(47×62cm)
ピエール・ボナール『室内』 1905年頃 油彩、カンヴァス(59.5×40.5cm)
縦長の絵に鏡を入れ込んで計算された構図。そして背後に描かれている壁は(本物は)アメ色+オリーブ色+グレイを混ぜたような深みのある美しい色合いでした。モデルはマリア・ブールサン(愛称マルト)。ボナールが彼女と結婚するのは1893年に出会ってから30年以上を経た1925年のことで、その間生活をともにし、ボナールの数多くの作品のモデルを務めています。彼女は病弱で神経質で、1日に何度も入浴を繰り返したと言われ、それ故ボナールの素晴らしい裸婦像の数々が生まれたということです。
アンドレ・ドラン『室内の情景(テーブル)』 1904年頃 油彩、カンヴァス(94×85cm)
ジョルジュ・ブラック『果物のある生物』 1924年 油彩、カンヴァス(31.5×65.5cm)
パブロ・ピカソ『イタリアの女』 1917年 油彩、カンヴァス(149×101.5cm)
パブロ・ピカソ『花とレモンのある生物』 1941年 油彩、カンヴァス(92×73cm)
★ピエール・ボナール(Pierre Bonnard)気に入ったので
アマル・コレクション
『花咲くアーモンドの木』は部屋がモダンになるねぇ
アンブロワーズ・ヴォラールを描いた一枚。今回ビュールレ・コレクションの中でも『アンブロワーズ・ヴォラールの肖像』があってやはり構図と背景色が気になる一枚だったんだけど、それよりこの絵の方が丁寧に描かれている。アンブロワーズ・ヴォラールは、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ピカソなど、モダン・アートの巨匠たちの才能をいち早く見抜き、世に紹介した、20世紀を代表する画商の一人。
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