理乃美

ソフトとハードと論理の覚え書き

CUDA Toolkit 11.8 がエラーになるので回避した。

2025-03-29 18:21:07 | ソフトウェア
久しぶりにCUDA Toolkit 11.8 を使ったらエラーで以前はビルドできていたものがビルドできなくなっていた。設定を二つ変えることで何とかビルドできるようにしたという記録。

環境は、Visual Studio Community 2022 + CUDA Toolkit 11.8.

問題1  #error:  -- unsupported Microsoft Visual Studio version! Only the versions between 2017 and 2022 (inclusive) are supported! ... というエラーが発生

対応:   構成プロパティ > CUDA C/C++ > Command Line にある「追加のオプション」に「--allow-unsupported-compiler」 を書き足す。マイクロソフトの変更のおかげで最新のVisual Studio 2022がVisual Studio 2022と認識できなくなったことによるエラーなのでVisual Studioのバージョンは気にするなという指示をして回避する。

問題2 static assertion failed with "error STL1002: Unexpected compiler version, expected CUDA 12.4 or newer."というエラーが発生

対応:  構成プロパティ > CUDA C/C++ > Host にある Preprocessor Definitions に _ALLOW_COMPILER_AND_STL_VERSION_MISMATCH と追記する。

この二つの対策で、Visual Studio 2022 の最新版でも CUDA Toolkit 11.8 でビルドできるようになった。
まあ、最新の CUDA Toolkit 12 なら何の問題も起きないとは思うけどTesla K80 (Kepler) がサポート外だから...やれやれ。

ちな、Visual Studio 2019 と CUDA Toolkit 11.8 の組合わせだと何の問題も起きない。
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あやうくiPad miniが文鎮に

2025-01-11 23:59:02 | ソフトウェアFMステレオラジオ
iPad miniのOS更新中にiTunesがクラッシュし、iPadがブートの途中でフリーズ。文鎮になるかとあきらめかけたが、Microsoft Storeから入れたiTunesに替えてAppleのサイトからもってきたiTunesにしたことで復旧できた。やれやれ。
iPad mini にファイルをアップしたくて久しぶりにPCに接続したところ、OSの更新があるというので実行。ところが、iPadのブート中にiTunesがクラッシュして、iPadがブート途中のままハングアップしてしまった。「音量+、音量-、トップボタン長押し」のキー操作でiPadをリセットすると、USBコードの絵が表示されてストップ。PCのiTunesにつないでリカバリしようとすると、iPadのブート中にiTunesがクラッシュして...振り出しへ。(w)
いったんiTunesをアンインストールして、Microsoft Storeから入れなおしたが現象は変わらず。
うーみゅ、最新型の iPad miniは昨年秋のモデルだけど特段の発表イベントもなくさらっと登場したくらいなので、これを口実に買い替えるのはちょっとねえ。...ということでネットで情報を探してみたところ他のPCのiTunesとかAppleのサイトから落としたiTunesだと復活できるらしいという情報があったので、iTunesをアンインストールしてAppleのサイトから落としてきたiTunesをインストール。この状態で USBコードの絵がでているiPad miniを接続したところ無事リカバリに成功。いろいろデータはふっとんだが、ぼちぼち入れ直せばいいし。やれやれだぜ。
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Window XP時代のBAMBOOタブレット が Windows 11でも使えた

2025-01-07 21:16:18 | 自作パソコン
最近、動画でBlender (3D CGアプリ) の勉強を始めた。スカルプト機能のところで講師が、スカルプトにはタブレットが必要と言っていたのでさてどうしたものかと考えた。もちろん、物欲モードを全開して液晶タブレットを買いに走っても良いのではあるが...その昔にペンタブレットを買って持っていたなと思いだしてごそごそと発掘したのがこれ。Wacom BAMBOO FUN (CTE-650/P).
Windows XP時代の製品で、サポート終了。いまだメーカーのサイトからドライバーをダウンロードできるけれど、サポートOSは Windows 7まで。
ダメ元で Windows 7用ドライバを落としてきて Windows 11 Proにインストールしてみたところ問題なくインストールできた。細かいところまで試したのではないが Blenderの実習で使う分には十分そうだ。Windows XP時代のペンタブレットがWindows 11でも利用できてありがたい。


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いきなりOpenFOAM でつまずく

2024-09-22 21:41:21 | 数理科学
翼の揚力発生の仕組みについてシミュレーションで試してみようということで、下記サイトの内容をなぞれば楽勝と思いきや、やたらつまずいたという記録。

落とし穴は、ざっとこんなところ
・財団版とESI版の非互換
・OpenFOAMのバージョン間で非互換
・wls のデフォルトユーザー
・FreeCADのバグ

最初に悩んだのは翼型のデータ。上記サイトでは細かい説明がないが、このサイト(UIUC Airfoil Data Site) にある .datファイル (例えば clarky.dat)をダウンロードして、そのままFreeCADに読み込ませればよい。

次に引っかかったのは、財団版とESI版の違い。OpenFOAMには OpenFOAM財団版とOpenCFD社のESI版 (DEXCSはこちら)があって細かいところで互換性がない。前記のサイトで使っているXSimは財団版前提のスクリプトを生成するためESI版だとそのままではNG。具体的には、財団版のsurfaceFeaturesがESI版ではsurfaceFeatureExtractに変わっていて、受け渡すデータの形式もちょっと異なるようだ。そのことを知らずに、「OpenFOAMによる熱移動と流れの数値解析 」を参考に用意したDEXCSのバーチャルマシンで実行して、うまくゆかずに悩んだ。素直に財団版に乗り換えることにした。

Windows使いの私はwslに Ubuntu 24.04 LTSを入れ、こちらに財団のOpenFOAM (現在のバージョンはv12) をインストールしたが、これもだめ

XSimはエクスポートのフォーマットとして、OpenFOAM 11 / OpenFOAM 10 / OpenFOAM 9 (非推奨) の選択肢がある。つまり、OpenFOAMのバージョンごとの違いを踏まえて作り分けているということ。そして、OpenFOAM最新版の OpenFOAM 12 はまだサポートしていない。
実際に、XSimでOpenFOAM 11 フォーマットで出力したものをOpenFOAM v12で動かしても、Running foamRun in parallel on ... まで表示が進んでハングする。

簡単に推測できるURLにv11のダウンロードページが残っていて、https://openfoam.org/version/11/ こちらの記載に従えば簡単にOpenFOAM v11がインストールできる。

これで万事解決と思いきや、やはりNG。問題は、wslのユーザーだった。実験に使った環境だとrootユーザーだったのだが、それだと不安全ということでOpenFOAMが自分で止めてしまうようだ。
ターミナルからwslのubuntuに入ると、ubuntuの初回起動時に作ったユーザーとしてログインしているはずなのだが、export/importで作ったせいなのだろうかrootユーザーになってしまう。/etc/wsl.confを編集して別に作った一般ユーザーとしてwslのubuntuに入るようにしたところ、無事にXSimで作ったスクリプトを実行できた。
と言っても結構ドキドキさせられた、./Allrunを走らせるとこのような画面が現れて計算の進捗が表示されるが、この画面で最後までいったあとプロンプトが戻ってくるまでが長くて、ハングしているように見えてしまう。
あとは、paraFoamコマンドでParaViewが開いて計算結果を見ることができる。openFoamと一緒にParaViewがインストールされるので世話無し。


話は前後するが、freeCADでstlデータを作る際にFreeCADの不具合に引っかかった。FreeCAD の現行バージョン( Windows版 0.21.2.33771)で作ったstlファイルをXSimにアップした結果がこちら。風洞部分である直方体のZ軸に伸びる4面の位置がずれている。
しかたないので、FreeCAD 1.0.0 RC2でstlを作りなおしてみたところOK。だが、RC2はGUIが以前とは少し異なるうえ画面表示がだいぶバグっていていまいち。ちなみに、DEXCSのバーチャルマシンにインストールされていたLinux版 FreeCAD 0.20.1 でもこの不具合はなかった。

以上のようにWebにあったチュートリアルを実行するだけで、えらく苦労させられたが、なんとか実行に成功した。やれやれ。
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GPTでジオン公国のワインを講釈してみる

2024-07-25 01:02:49 | AI
引き続いて、Generative Deep Learning [1] の 9章 Transformers のサンプル (gpt.ipynb)[2]を実行。
これは、種々のワインのレビュー文をGPTモデルで学習して、ワインのレビュー文章を生成してみるというもの。
fitにかかった時間は、GPU (RTX A2000)を使って7分ほどだった。
生成される文章は例えば、「wine review : germany」と与えて、その先を生成させると「wine review : germany : mosel : riesling : smoke and mineral tones lend a savory tone to this intensely fruity riesling . it ' s intensely concentrated with flavors of sweet tangerine and orange , but it ' s a lip - smackingly juicy , full - bodied riesling .」といった文章が生成される。
生成の経緯を見るとwine review : germany : の続きはワインの銘柄が来る場所で単語選びにも germany が重視された結果 mosel が選ばれている。
その先に進んで、smoke and の続きを選ぶ場合は smokeを重視しているが、smoke and mineral の次を選ぶ場合は wine review であることや germany も考慮しての選択となっている。

以前に実行したLong Short Term Modelでは、これまで全体として何を語ってきたのかを示すlong term の情報と今を語りかけているのかを示すshort term の情報を常に同じ重さで扱って単語を綴っている。そのためだろう、生成している文章が長くなってくると次第に文章がおかしくなってゆく。
Transformerでは、位置の情報を組み合わせることで、直前の言葉から流れのままに綴るところとそもそも何を語っているのかに立ち戻って言葉を選ぶところが組み合わせれ、生成する文章が長くなっても破綻しにくいと理解した。

さてサンプルでは、ドイツ産のほかに US産やイタリア産ワインのレビュー文を生成させているが、架空のジオン公国産 についてレビュー文を生成させたらどうなるだろうか。試した結果はこのとおり。産地としては歴史が浅いのだなあ(w)

wine review : zeon : [UNK] : cabernet sauvignon : this is a bold , ripe and full - bodied expression of the variety ' s characteristically cabernet sauvignon . aromas of blackberry , plum and cassis , with a touch of wood smoke and spice , while the wine is still young and needs time to open up . drink from 2018 .

なお、[UNK] は学習データ中にあった未知語. ここはワインの名称が来るとところだが、どの単語も尤度が低すぎた結果として 未知語が選ばれてしまったのだろう。だが、その後に cabernet sauvignonが改めて選ばれて、カベルネ・ソーヴィニヨン を軸にレビュー文が組み立てられたようだ。

[1] Generative Deep Learning, 2nd Edition by David Foster, Released May 2023, Publisher: O'Reilly Media, Inc. ISBN: 9781098134181
[2] https://github.com/davidADSP/Generative_Deep_Learning_2nd_Edition

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