アメリカ先住民の文化では
七世代先まで考えることが基本となっている
これは言うほど容易いことではない
戦後から日本では自分の事だけを考えるよう訓練されている
そのような思考法が推奨されている
教育の中に作品の中に言葉の中に
織り込まれている
その結果先の事まで見るとは所詮老後の心配になり
子々孫々の未来と生活に想いを馳せることは
人々にとって夢想のみとなった
現実的にその世界を心の中で体験しようとするならば
囲碁や将棋で遥か先の手を読む知力と
瞑想し時の彼方へ意識を飛ばす霊性と
現状を正しく知る知識と分析力
そして何よりも子々孫々の喜びや悲しみを感じる心
即ち愛情と共感が不可欠である
子や孫に財産は残せても
七世代先には残せない
先の世代に残せる宝は物質では有り得ない
知識や知恵や生き方
それらを昇華した真理である
時代が変わっても
住む土地が変わっても
変わらないものを見つけ
後世に伝えてゆくこと
それが本当の意味で子々孫々の財産になる
私達は自分の人生の中から
どれだけ真理という砂金を取り出せているだろうか
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます