Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

胸について。

2009-01-08 | tenue... yosoou
ゴルフのとき、スポーツ専用インナーを使います。
運動するときの胸は、固定してあるほうが快適。そして、ワイヤーが当たって痛い、なんていう余計な心配も追い払いたい。
夏用に買ったワコールの『アンダーギア』は、冬でも快適でした。
汗をしゅるんと外に逃がしてくれて、肌のさらさら感を保つ布地。そして秀逸なのが、カップを中央にまとめてくれるスッキリしたかたちでした。
脱ぎ着がきついのが、唯一欠点でしょうか。あと、そっけないかたちにロマンはあまりない。スポーツだから、それでいいけど。
実用性に関しては、ぴか一でした。ぴたりとしたニットにおいてもすらりとしたシルエットが作れることに、感激しました。

胸、大きく見せたいとかスマートにまとめたいとか色々個人の要望は尽きないと思いますが、わたしは実は「スマートにまとめたい派」です(本当です)。そこを強調していいことって、日常生活の中に実はあまりない。
けれど、非日常には服のスタイルを作るために胸の輪郭が飛び出ていたほうがかっこいい!というときも確かにあります。
このインナーで解ったのは、胸は、カップをふたつにすることで存在を強調する役目を果たし(谷間というやつ)、他方、一挙に中央にまとめることでボディのスリム感を演出できる、ということでした。ポイントは谷間だったのね。
ランジェリーの専門家にとっては当たり前のことだと思いますが、ここ数日で、遅まきながら気付きました。もっと日常に活用するべき知恵だと思いました。

胸元がもさっ・むっくり、としていると、洗練に欠けます。雰囲気がちょっと野暮ったくなります。ただ、そこを「色気」という場合もあります。
しかし逆にあまりに平らだと、ギスギスした印象になります。女性ならではのふくよかなラインを失うことで社会にプラスになることも、実はあまりありません。無理がある状態は、自分にも周りにも苦しげな雰囲気を伝えてしまい、空気を重くするから。。
服によってインナーを替えるというすばやい判断があると、印象コントロールにおいていろんな可能性を遊べるような気がしました。

いろんなインナーを前にして楽しく組み合わせに悩むのは、女性ならではのひそやかな贅沢ですね。
それを思いながら、スポーツものも増えた愛しいコレクションを見ると、ついついにこにこしてしまいます。
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