Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

京の冬、野菜であたたまる。

2009-01-10 | Kyoto sneakers since 2008
今朝、窓の外には雪が静かに降っていました。
起きたときには、山が白く染まっていました。
手が!かじかむような寒さで、なかなかキーボードを打てません。。
誤操作で記事を消してしまったり
それでもひんやりした綺麗な空気は代えがたく愛しい。
いそいそとこたつに熱いお茶を持って集まるわが家です。

食事は、スープや鍋がことさらにうれしい季節。
京都の野菜は、東京にいた頃とスーパーの品揃えが違っていて、面白い。
かつて大阪出身TAKAKOさまが、
「東京には九条ねぎがなくてショックー!」
と言ってらっしゃいましたが、こちらに来るまでわたしはその存在も知りませんでした。というくらい、地方によって、産物も変わってくるんですね。
そして。当時はその叫びがぴんと来ていなかったわたしも、今ならわかります。しっかり九条ねぎにはまっています・・・。この繊細な甘み、食感。確かに、とってもおいしいです!

他にも、野菜の楽しみがあります。
近頃、スーパーに気になる野菜があったのを、先日やっと買ってきました。
「金時にんじん」。
透き通るような朱赤の美しいにんじんで、いつも水に浸かった状態で売られています。
なんて美しいにんじんなんだ・・・日々惚れ惚れしてみていたのですが、それでポトフをつくろうと、ある日思い立ちました。

かぶは、上賀茂産。真っ白な実は張りがあって大きく、葉っぱが盛り上がるように元気。
だしは、京都人らしく金色に透き通るものが好きな夫の好みに合わせて、煮立てないように丹念にとります。
豚肉も、脂が出過ぎないヒレのブロックを。
プチタマネギもむいて白くし、投入。
野菜から出る水分を大切に、ぎりぎりかぶるくらいの水でゆっくり煮立て、緑が濃いブロッコリ、かぶの葉は順を追って最後に投入。


荒挽き胡椒がたっぷりと

不景気に伴う消費の冷え込みがいわれていて、食べ物を切り詰める主婦の番組もあります。でも、家でつくるごはんの中身をそれにあわせるのはほんとに最終手段だと思います。
何かあったとき、頼りになるのはなによりも「元気な体」だから。。
つくっていて楽しいからというのがまずありますが、
生命力を育てるごはんは良いものを使ってつくりたいと、食後の満足感にあらためて、決意を固めています。

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ポトフ (涼子)
2009-01-10 12:58:43
本当においしそうですね~
京野菜に囲まれたmikiさん家、とってもうらやましいです。

そんな私も土鍋をプレゼントしていただき、最近は一人鍋にはまっています。
お野菜たっぷり食べられますねー!
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 (涼子さま(mi))
2009-01-11 08:21:29
冬は鍋が最高ですね~
近所のスーパーには広島産のおいしい野菜もたくさんあって大ファンですよう
同じく良い牡蠣も関西のほうが手に入りやすいので、たべる機会も多くなりました!
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九条ネギ (TAKAKO)
2009-01-21 00:53:38
九条ネギのすばらしさを共感できてうれしーです。お料理上手なmiさまには京都はぴったりの土地ですね!ちなみに白ねぎの事は‘東京ネギ’と呼んでました。
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「東京ネギ」♪ (TAKAKOさま(mi))
2009-01-21 08:06:26
わかりやすい!!かわいい
関東も、埼玉の下仁田ねぎとかは甘くて、鍋にするとトロ~ンとしておいしいですけど、いつもいつもは置いてないし、でかすぎですものね
九条ねぎのこのネギ臭のなさと使いやすさが、ほんっと新鮮でうれしいです。
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